今回はUQモバイルで「最安」価格を実現している非常にお買い得なスマホであるnova lite 3の契約情報及び端末レビューをまとめてみたいと思います。
nova lite 3はエントリーモデル・ミドルレンジモデルのスマホとしてしっかりとした性能を持ったスマホになっており、ライトユーザーからの支持が強いスマホです。
低価格のスマホでありながら、かなりしっかりとキビキビとした動作が実現されるために、スマホでゲームなどせず利用方法も大体毎日同じようなことばかり、というユーザーにとっては使いやすくて安いのでコストパフォーマンスの良さを感じさせるスマホとなっています。
そんなnova lite 3の特価契約というのが今UQモバイルでは可能になっています。
安さを強く重視した上で使いやすさを備えた一定以上の性能を持ったスマホの契約をしたいのであれば、このnova lite 3の存在というのはまさしく適した契約となってくるかと思うので、今回の記事ではこの非常にお得なnova lite 3のUQモバイルでの契約と、nova lite 3のスマホとしての実力といったところをレビューしたいと思います。
nova lite 3を契約するメリット概要
まずnova lite 3の契約に関するメリットを大雑把にまとめてみましょう。
この記事で説明する主なポイントをあげています。
- そもそもの価格が安い
- 維持費も安くて解約金がない
- 高速な通信回線で昼でも夜でも快適な速度で使える
- スマホとしての性能も安いのに快適さがある
簡易的なまとめですが、これが今回のnova lite 3の契約の特徴です。
価格の安さというのが本当に目立っているスマホでありながら、性能はしっかりしたスマホであるという特徴を持っています。
確実にコストパフォーマンスの良いスマホとなっているためにnova lite 3の特徴について以下の各項目でその特徴の詳細を確認していってください。
nova lite 3の価格
まずは価格情報をまとめます。
後述するようにnova lite 3は一定以上の性能をしっかりと持ったスマホとなっていますが、そうしたスマホの割に価格は安く設定されています。
新プランであるスマホプラン以降はマンスリー割などがなくなってしまいましたが、そうした割引がなくても価格が安くなっており購入しやすいモデルです。
プランS | プランM | プランL | |
端末価格 | 11,880円 (330円×36回) |
端末価格はなんと11,880円!これはUQモバイルの中でも最安級の価格です。
性能がそこそこ使いやすい機種の価格としては破格のレベルであるのは間違いありません。
具体的な毎月の維持費
価格について確認してきたため、続いては維持費についても確認していきましょう。
プラン構成は以下のようなシンプルな形をベースにしています。この維持費には学割や家族割が含まれていないため、運用の仕方によってはさらに安くなります。
- スマホプラン S/M/L
- 端末34回払い
スマホプランS(3GB) | スマホプランM(9GB) | スマホプランL(14GB) | |
端末代込み (330円×36回) |
2,508円 | 3,608円 | 4,708円 |
端末代一括清算時 (11,880円) |
2,178円 | 3,278円 | 4,378円 |
オプション料金
- かけ放題:1,870円
- かけ放題(1回10分まで無料):770円
- 無料通話(60分/月まで):550円
一括清算時には2,178円から毎月の運用が可能になり、基本的に解約金も2年目の値上げといったものもありません。
利用できるキャンペーン
- UQ家族割:▲550円引き
- UQ学割(期間限定受付):▲1,100円引き(18歳以下)、家族にも条件次第で割引あり
上記の料金からさらに安くするにはキャンペーンの適用が必要になります。
UQ家族割は恒常的なキャンペーンになっており、2回線目以降は毎月550円引きが発生するために、最安での維持費は1,628円からとさらに安くなります。
学割についてはキャンペーン期間かつ18歳以下の利用者とその家族が対象になります。
価格・キャンペーン面のメリットまとめ
まずはnova lite 3の価格や維持費、それにキャンペーンについてをまとめました。
- 価格は11,880円
- 維持費は842円(本体代24回払いでは2138円)
- その他キャンペーン利用によって500円ほど維持費を下げることができる
という形になっており、コストパフォーマンスといった点ではとても優れた格安スマホであるのがわかるでしょう。
価格が11,880円のために元々安さが目立っていますが、ここにUQモバイル回線の料金の安さというものも合わせるとさらにコスパの良さが見て取れ、nova lite 3は本当に料金面ではの優れた契約というものを実現しやすくなっています。
nova lite 3について:R17 Neoに匹敵する性能で使いやすさが際立つ、それなのに安いという契約
ここからはnova lite 3がどういったスマホなのかの紹介を行っていきたいと思います。
nova lite 3の評価としては、ここまで安い価格なのに性能面でR17 Neoに匹敵する気持ちよい動作を実現しておりとてもコストパフォーマンスの良いスマホ、という評価ができます。
約1.2万円での契約が可能、UQモバイルの契約の中でも最安級のスマホとなりながら、実際の動作が軽快で安定したミドルハイクラスの性能の良さを見せてくれます。
安易な表現にはなってしまいますが、「コストパフォーマンスの良さ」というのが本当に際立っており、UQモバイルの契約の中でもひと際お買い得度の高いスマホとなっています。
USB Type-C非対応、防水やおサイフケータイに非対応など微妙に機能面の物足りなさゆえに使いにくさというのもありますが、ライトユーザー向けに十分すぎるほどの性能が用意されているために基本的な利用のしやすさは高い機種です。
カメラも価格帯を考えれば十分に使えるものになっており、価格比でのスマホとしての安定感は非常に高いものになっています。
契約としてお買い得でありながら性能面でも満足度の非常に高いスマホ契約を実現しているため、格安スマホのおすすめ機種の一つとして挙げることのできるものになっています。
その辺りの性能の意外なほどの良さというのを紹介できれば出来ればと思っています。
nova lite 3の良いところ悪いところ
まずは評価全体のまとめとして良い所とわるいところを確認していきます。
良い所
- 11,880円という安い価格で契約可能
- Antutuスコアは参考レベルであるがR17 Neoに匹敵する12万点台
- バッテリー持ちがとんでもなく安定している
悪い所
- micro USBで充電が必要
- 防水などの機能面が十分でない
- RAM周り、タスクキル周りの挙動が少し気になる
ベンチスコアは鵜呑みにできないが実際の動作は十分
最初はこうした格安スマホにおいて気になる性能面の評価についてしていこうと思います。
性能についての大まかな指標としてはベンチマークスコアを見てみるのが一番簡単ではありますが、Huaweiについてはブースト問題もあったためにあくまでも参考程度の数値になるということを注意してください。
一応参考値という形ではAntutuスコアは13万点に近い数字を付けています。
Geekbenchでもマルチで5,528という数字を付けており、Antutu13万Geekbenchマルチスレッド5,581といった数字を付けたミドルハイレンジのR17 Neoに匹敵するベンチスコアを見せています。
ベンチスコア上はとても実質0円という価格を設定されている機種とは思えない充実さとなっています。数値上はかなり安心感を得られるものになっているでしょう。
antutu | nova lite 3 | R17 Neo |
---|---|---|
総合スコア | 129,503 | 132,546 |
CPU | 57,380 | 61,093 |
GPU | 27,531 | 27,556 |
UX | 36,171 | 35,593 |
MEM | 8,421 | 8,304 |
実際の利用においてもこの価格の割に性能が高いという点は感じやすくなっています。
基本動作はサクサクの一言。P20 liteよりも少しですがスムーズにスクロールやアプリ変遷ができる実力を持っているのを感じます。
普通のアプリの利用、SNSやちょっとしたビジネス・便利ツールぐらいであれば、ストレスや不満の類をほとんど感じることなく利用できる性能はあります。あったとしてもたまに見られるレスポンスの遅さぐらいしか感じず、それも不満につながらない程度なので価格を考えたらこの性能は余裕で合格点といえるでしょう。
ゲームなんかになると特に3Dモデルを使ったものでカクつく動きが演出等によっては見られてしまいます。
ポケモンGOぐらいなら多少の妥協は必要なもののある程度余裕を持って遊べますが、それ以上の3Dゲームになると移動中とかは良くても戦闘中が重く感じたり読み込みに時間がかかってストレスを感じてしまう部分というものが多々あります。
ゲームはあくまでも息抜き程度で遊ぶ意識なら問題ありませんが、目的の一つとして考えるには適していないといった性能になっています。
ただ全体を見た時には価格を見た後では驚くほどに使いやすい性能を備えているスマホです。
カメラも価格以上の高性能さ
カメラ性能に関してもこちらも価格以上の良さというのを感じられます。
レンズに近い接写でもピントの合う位置が近くなっており、背景をぼかした写真が撮りやすくなっています。ボケみの美しさといったところをこだわると流石に今一つなところもありますが、価格を考えれば十分なカメラ性能です。
人物も美肌効果も出せるのでしっかり綺麗な肌の質感が出せてるかと思います。ポートレートモードでも背景のボケはそこまで良くはありませんが、被写体自体はしっかりと写せています。
HDRもオート撮影で効いているため、かなり逆光や明暗差に強いカメラになっています。実質0円、一括3万円ほどのスマホにしては白飛びや黒つぶれの少ない写真が撮りやすくなっています。
AIオート撮影もP20 Proのようなキツめの発色にはなりにくく、青空なんかも主張が強すぎない点は馴染みやすさを感じます。
夜景に関してはR17 Neoほどではないですが価格を考えれば十分なレベルかと思います。流石にISOが高くなるとノイズが多く塗り絵調になってしまう所はありますが、SNSで共有する程度ならば十分な品質を保っています。
食事も光源がある程度あれば色調が狂うことなく映える食事を撮れるようになっています。
カメラ性能はハイエンドモデルで他社より一歩先んじているHuaweiらしく、ロー~ミドルレンジとなるnova lite 3においても十分に使いものになる性能を持っているのがわかるかと思います。
定価ですら1万円台前半のスマホでこのカメラならば、相当に満足度は高いといえる評価が出来るでしょう。
Kirin 710でバッテリー持ちの良さが驚異的なものに
SoCにKirinを搭載するHuaweiスマホ全般の特徴として、電池持ちの良さというのがSnapdragonなんかよりも優秀という点があります。
特にこのnova lite 3/Kirin 710はスタンバイ時の電池持ちというのがとんでもなく安定したものになっています。
画像にもあるように数日放置していてもバッテリーの減り方が本当に僅かしかありません。
各操作で記録してみたところのバッテリー持ちとテスト時の発熱は以下の通りです。
- 発熱テスト(Antutu3回まわし)
antutuベンチ | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 27℃ | 36.2℃ |
2回目 | 34℃ | 39.7℃ |
3回目 | 39℃ | 42.8℃ |
- バッテリーテスト
テスト内容 | バッテリー状況 |
---|---|
スタンバイ状態で10時間 | 100%⇒99% |
明るさ50%でYoutube映画2時間 | 100%⇒93% |
スタンバイ時のバッテリー持ちの優秀さ、そして利用時も十分なレベルのバッテリー持ちの良さというものを見せており、この機種に関しては丸一日使っても電池持ちを心配する必要のないバッテリー性能を見せています。
数日放置しても丸1日ヘビーに使っても余裕が見えるバッテリーを持っており、この点については本当に良いメリットであると評価することができるでしょう。
アップデートでタスクキル周りも安定も、まだ気になる挙動は残る
nova lite 3の挙動で気になっていた点としてメモリ管理の不安定さからの強制的なタスクキル、というものがあったのですが、これに関してはアップデートによって大分改善がみられています。
解像度の高さなどで意外と3GBのRAMをデフォルト状態でも使いがちということで、アップデート前はゲームアプリなんかを開いたままにしていると、他のアプリの利用から帰ってきたときに強制的にタスクキルされて読み込みが必要になる、なんていう挙動がありました。
それがアップデート後はかなり安定してきており、いつの間にか強制的にタスクキルされるようなことが少なくなっています。大分安定感を持って使えるようにはなりました。
ただ完全にタスクキルが抑えられているわけではなく、ゲームアプリを2つ同時期に展開したりしてしまうと、起動したアプリが落ちると同時に他のバックグラウンドのアプリも落ちてタスクキル化がされてしまう、なんて挙動が見られます。
またバックグラウンドでのダウンロード・アップロードといったものも失敗しやすくなっているのはアップデート後も変わりません。写真をクラウド保存するのに適度にスマホをスリープ解除する必要があります。
多くのアプリを使っていた状態を保ったままにしておくことが苦手となっており、この点はnova lite 3を選ぶ際には注意が必要になります。
また関連する問題としてアプリの通知が遅れがちになる、という挙動があるところも気になるポイントになっています。
メールアプリなんかが顕著ですが、起動していないアプリや起動が古いアプリだとタスクキルに近い強めのスリープ状態のようなものが入ります。
このためバッテリー持ちに非常に良い影響が出ているのですが、一部のアプリなんかでは通知が来なくなったり遅れたりしてしまうという弊害もあります。特にメールアプリなんかはHuaweiのメールアプリ以外は相性によってはこの通知が他のスマホと比べて遅いところが見られるため、ビジネス・プライベートどちらで使う場合にも定期的に連絡アプリなどは更新してチェックしておかないと不安なところがあります。
設定変更によっても改善される余地があるようですが、デフォルト状態でこの点は使っていてちょっと怖いところ・デメリットだと感じるところでしょう。
非防水・USB Type-C非対応は褒められない
また同じようにデメリット的なポイントとしては防水・おサイフケータイに非対応、今時micro USB採用といったところは褒められない点です。
Huaweiスマホの廉価モデルだと非防水・非おサイフという機種が多く、このnova lite 3も例外なくそうした機能が省かれてしまっています。
普段の利用において便利で安心できる機能だけに、これらが使えない・効かないというのは残念なポイントです。価格を考えれば仕方のないことですが、価格の安さはこうした機能面の薄さといったところで感じられてしまいます。
またP20 liteで廉価モデルでもUSB Type-Cになりましたが、このnova lite 3では再びmicro USBへと接続端子が戻ってしまっています。
USB Type-C対応機器が急速に増えている中で、いまさらmicro USBというのは使いづらく感じるユーザーも多いかと思います。ライトユーザー向けにあえて、ということなのでしょうが・・・。
単純な性能やカメラ性能を考えるとコストパフォーマンスが良すぎる、一方で機能は価格相応か
nova lite 3はUQモバイルでの契約が11,880円からできるというものになっており、その安さはUQモバイルの中はもちろん格安スマホ全体と比較しても特筆すべきものになっています。
こうした安さを持ちながら、性能は意外に高くて単純な使いやすさではかなりのレベルを実現しています。カメラ性能も高くてエントリー~ミドルレンジのスマホとは思えないレベルです。
このような基本性能・カメラの良さがあって11,880円という低価格で契約が可能となっているため、コストパフォーマンスの良さを非常に高く評価できる機種・契約なのは間違いないです。
ただやはり価格が安いだけあって防水などの機能の足りなさ、そしてRAM管理が甘いところなんかは価格相応といったところを感じます。
その辺りは使う上で注意してもらえればと思います。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/uqmobile-merit-speed/”]
UQモバイルは回線自体にも魅力がありnova lite 3が使いやすい
今回のnova lite 3は楽天モバイルやOCNモバイルONEでも同様にセールが実施されていますが、そうした中でUQモバイルをおすすめするのは、UQモバイルの回線自体に大きな魅力があるからです。
その魅力とは通信速度です。
Y!mobileと同じようにUQ mobileはKDDIのサブブランド的な側面を持つ回線となっています。そのため通常のMVNOと比べても速度面や料金面、それにiOSに絡む機能面での優遇されている点が目立つようになっています。
特に速度に関しては、IIJやmineoが総務省有識者会議において「サブブランド回線は速すぎるから規制して欲しい!」と泣きつくレベルでMVNOとは差があります。
こちらはmineoが総務省に提出した資料ですが、これをまとめるとmineoはUQモバイルに対して以下のような評価をしています。
- 普通のMVNO格安SIMと比較して速度が良すぎる
- 普通のMVNOの予算規模では絶対に真似できない通信速度
- 常時高速かつ安さも実現していてMVNOのメリットがなく、市場競争で勝ち目がない
- (だから総務省が規制してくれると助かる)
というちょっとこれが消費者に広く知られるようになったらむしろUQモバイルの契約者が増えてしまいそうな高評価を行っています。
ほぼキャリアと同じレベルの通信速度で使えるのがサブブランド・UQ mobileの特徴となっており、これだけの安さでありながらMVNOのように通信速度が遅くてストレスが溜まるという不満がほとんどないというものになっています。
月2,178円からの維持費で高速回線で使えるというコストパフォーマンスの良い回線という側面もあるため、今回のUQ mobile契約のお得さというのは本当に凄いレベルなわけです。
こうした速度の良さも今回の契約においては付帯してくるため、格安スマホを使ってみようと考えている方にはキャリアに近い形で利用し続けることが出来る稀有な回線となっています。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/r17-neo-review/”]