ついにWiMAX2+を契約する時が来たと言っていいかもしれません。
WiMAX2+に対応したモバイルWi-Fiルーターに、新端末としてNECのNAD11が発売されることになりました。
これまでWiMAX2+に対応したWi-Fiルーターは、HWD14という端末一つだけで、それも色々不具合が出ていて使いにくい端末でした。そのため、WiMAX2+のサービス自体は非常に魅力的だったにも関わらず、端末が悪いということで契約するにはあまりおすすめ出来ない内容になっていました。
ですが、そうした状況もついに変わるようです。NECというWiMAX対応のモバイルWi-Fiルーターで数多くの安定した端末を出して来たメーカーが、WiMAX2+に対応した端末をようやく出してくれたのです。
WiMAX時代の実績を考えれば端末の信頼性も期待できることでしょう。WiMAX2+においては、ついに本命とも言えるWi-Fiルーターが登場し、契約すべき時がやってきたと言えるでしょう。
今回はこのNAD11とWiMAX2+について紹介したいとおもいます。
NAD11について
NAD11はようやくNECが出してくれたWiMAX2+の本命ルーターです。
端末の厚さは8.2mmと非常に薄くて持ち運びのしやすいモバイルWi-Fiルーターになっています。
WiMAXルーターとしては始めて5GHz帯のWi-Fiをサポートしており、接続機器が高速で通信可能になることでしょう。
WiMAXハイパワーというものにも対応しています。これは従来のWiMAX端末では電波状況が悪いと極端に速度や安定感が落ちていましたが、このWiMAXハイパワーに対応することで、弱い電波状況でもしっかりとした安定した通信をこなせるようになるものです。特に建物の奥まったところなどで、その効果が期待できるでしょう。
auLTE回線には非対応なので、完全にWiMAX専用の端末です。
クレードルも用意されてるので、自宅の固定代替としても使えるように出来ています。
駆動時間は「WiMAX」で10時間、「WiMAX2」通信で7時間ほどです。
端末の安定感については実機を触った報告が発売前なのでまだありませんが、これまでNEC端末の出来を考えても、今のHWD14よりは安定した通信が可能な端末になるのではないでしょうか。
評判や口コミが出てくる前に、信頼買いしても大丈夫でしょう。
WiMAX2+は無制限通信
よくネット上で目にするのは、WiMAX2だと通信制限があってWiMAXのように無制限通信が出来ない、なんていう勘違いしている意見が出ています。
これはしっかりとWiMAX2+の契約内容を読めばほとんど心配に値しないものであることが分かるはずです。
WiMAX2+で通信制限が起きる場合は、今のところ以下の2つの時です。
- 契約から2年以上経過した場合
- au回線を使った通信モード(ハイスピードプラスエリアモード)を利用した場合
この2つです。
それぞれ見ていくと、WiMAX2+は元々2年契約ですので、通信制限が始まる3年目以降の契約をせずに、一旦2年目の更新月でWiMAX2+の契約を解除料無料で解約し、改めてWiMAX2+やその他のサービスに契約をし直せば、通信制限を気にしなくても大丈夫です。
もう一つau回線を使った場合は、7GBの通信制限がau回線とWiMAX2回線に発生しますが、元々NAD11はau回線に対応していないため、そもそもその通信モードを選択出来ず、通信制限が発生する契約にはなりません。ハイスピードモードと呼ばれる、WiMAXとWiMAX2のみに対応しているのがNAD11で、このモードはどれだけ通信しても2年間は通信制限の対象外です。
元々「WiMAX2」が規制になっても「WiMAX」自体は規制対象外ですので、WiMAX2+に通信制限がかかるといってもこのように2年間は全く心配いらないのです。
キャッシュバックは@niftyが高い
本命端末NAD11が発売されるということで、WiMAX取り扱い事業者ではすでにキャンペーンを始めています。
事業者として信頼があるのは本家のUQはもちろん、BIGLOBEや@niftyといったプロバイダーでしょう。
この中で最も契約特典が高いのは@niftyです。
NAD11契約で1万4000円のキャッシュバックがされます。
BIGLOBEではクレードルセットが0円から契約でき、タブレット端末が特典として0円で貰うことが出来ます。(ただし12ヶ月以内に解約すると、タブレット端末の引き渡し契約違反として違約金が発生)
BIGLOBE WiMAX 2+ ★データ端末0円★UQでは本体価格が単体でもクレードルセットでも発生してしまいます。
WiMAX WiMAX2+ LTE が使える!モバイルネットの最強へ。BroadWiMAX今なら端末代金0円
最もいいのは@niftyの契約でしょう。BIGLOBEの場合は現物支給ですが、@niftyならば現金のキャッシュバックが貰えます。キャッシュバック期間までは長いですが、すでにWi-Fi機器を持っている方にはこちらの特典のほうがいいでしょう。
どれも2年契約が前提なので、WiMAXの時のような1年契約で安いというメリットが無いため、今回のUQ本家の契約は魅力薄となっています。
規制の心配もネットで騒がれるほどのものではありませんし、本命とも言えるNAD11が出てきたことで通信面でも安心できるようになってきたWiMAX2+。ぜひこの機会に契約してみるのもいいかとおもいます。
もしも今auのスマートフォンをフラット回線で使っている場合は、auスマートバリューmineが適用されて月1000円ほどの割引が受けられます。