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「ビックカメラの格安スマホ」が月2830円で登場も、やっぱり安くないしおすすめできない件

ビックカメラが4月18日から「イオンのスマホ」の類似サービスでなる、格安SIMとSIMフリースマートフォンのセット販売をおこなうと報じられました。
ビックカメラでは、スマートフォンとタブレットを合わせて3種類の端末に、それぞれ格安SIMをセットにして売り出すようです。どれも本体代は月額料金に含まれ、24回払いでの販売になりそうです。

格安SIMサービスは、ビックカメラが提携しているIIJmioの「BIC SIM」の音声通話つきの回線です。ネットも電話もできるタイプのSIMなので、本当にキャリアの回線と変わらない使い方ができます。

スマートフォン端末は中国メーカーのCoviaのスマートフォンです。ビックカメラで格安SIMフリースマホとして売られているのをみたことがあるかもしれません。端末として発表されているものの一つは「FleaPhone CP-F03a」となります。

「イオンのスマートフォン」の類似サービスとして出てきた今回の「ビックカメラのスマートフォン」とも言うべきサービスですが、前回「イオンのスマートフォン」をおすすめできない理由で書いたことと同じ理由で、このサービスもまたおすすめできないところがあるので紹介したいとおもいます。

 

ビックカメラの格安スマホの概要

すでに冒頭でも軽く触れましたが、ビックカメラの格安スマホについてその概要を紹介しておきましょう。
ビックカメラの格安スマホでは、本来1900円かかるIIJmioの「みおふぉん」という音声通話つきのサービスを、格安SIMとして使っています。最大速度はLTEで150Mbps、3Gで14Mbpsです。イオンのスマートフォンで使われたスマホ電話SIMが200kbpsと非常に低速な回線なのに対して、こちらは3GでもFOMAプラスエリアに端末が対応しているため、14Mと十分高速な速度を出せます。
今回セットにされるスマートフォンは、LTEに対応していないため、14Mbpsの速度までとなっています。
通話は30秒20円です。

スマートフォンはCoviaのSIMフリースマートフォン「FleaPhone CP-F03a」です。端末価格は2万2320円です。これを24ヶ月の分割価格として月額料金に加えて販売されています。1ヶ月の料金は2830円で、930円の分割端末代と1900円の通信料が合わさった料金になっています。

 

格安SIMは問題なし

前回の「イオンのスマートフォン」がおすすめできないという趣旨の記事では、格安SIMと端末どちらも良くないということを紹介しました。
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月2980円の「イオンのスマートフォン」を到底おすすめできない理由

ですが、今回のビックカメラの格安スマートフォンについては、格安SIMに問題はありません。
むしろIIJmioの「みおふぉん」は今音声通話つきの格安SIMの中では、最適解の選択です。
1GBまでの高速通信可能なデータ量がついてきて、電話もできる、さらにビックカメラからのBIC SIMという扱いなので、Wi2というWi-Fiスポットを無料で使うことができます。
スマホ電話SIMにはない高速通信ができて、Wi-Fiスポットも無料でありながらスマホ電話SIMとはわずか400円しか月額料金に差はありません。
通信もIIJはMVNOの中でも、非常に安定していますし、通話もできる格安SIMではベストの選択です。
これまでもIIJの「みおふぉん」はこのブログでおすすめしています。

[browser-shot width=”200″ url=”https://smaho-dictionary.net/2014/04/miophone-kakuyasusim/”]
「みおふぉん」にMNPしてdocomoやSoftBankの高いプランから逃げるという選択

このように「イオンのスマホ」と違って、格安SIMには一切不満な点はありません。
問題は端末側にあるのです。

 

低スペック&高額なスマートフォン

格安SIM側がしっかりしているので、端末側がしっかりしていれば普通におすすめできるセットになる可能性のあった今回のビックカメラの格安スマホですが、セットとなる端末側がとても残念な端末なので、イオンの格安スマホ同様におすすめできません。

CP-F03a

イオンではNexus4の提供をしていました。Nexus4は悪い端末ではありませんしむしろしっかり使えるスマートフォンです。ですが、性能の割には本体価格が高いのでおすすめできませんでした。
もしこれが本体価格2万円以下でしたら普通におすすめできるものになっていたとおもいます。
対してこのビックカメラのスマホ「FleanPhoe CP-F03a」ですが、2万円以下でも到底おすすめできないスマートフォンです。

単純なスペックを見てみますと、Android4.2を採用し、大きさも4.5インチと使いやすいサイズではあります。ですが、RAMがたったの512MBと3年以上前のスマートフォンのようなスペックですし、解像度はQHDとこちらも一昔前のような荒いディスプレイ表示になるでしょう。
FOMAのプラスエリアには対応していますが、LTEは非対応です。CPUはクアッドコアとされていますが、大きなブランドのものではないため、動作面では未知数すぎます。こうした低スペックな内容で、本体の総額として2万2280円必要というのは高すぎると言えるでしょう。

同じ2万2000円であれば、もっと解像度もありRAMも1GB以上のものを積んだdocomo純正のスマートフォンの白ロムが購入できます。同じ3GまでならXperia acroHDが2万円以下、LTE対応ならOptimus GやLIFEが2万円前後です。
さらに5000円ほど本体代に予算をプラスすれば、今だとLG G2の白ロムが2万7000円ほどで買えてしまいます。こちらはS800/RAM2GB/FullHDとなり、32GBのデータ保存領域、LTE対応など、数千円の違いで圧倒的なスペックアップを果たせます。

 

今回のビックカメラのスマホを2万円払って買うのならば、同じ金額でもっと性能のいいスマートフォンの白ロムを購入し、「みおふぉん」のSIMを差して使ったほうが何倍も快適に使うことができるはずです。
Amazonあたりで、G2の白ロムとみおふぉんのパッケージを購入したほうが、何年にも渡って使い続けられるでしょう。

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