6月19日前後を境に新製品の発売や販売施策が複数重なるようです。その内の一つ、docomoの販売施策において大きめな安売りが始まったので紹介しましょう。
2015年の冬春モデルとしてdocomoから登場したGalaxyシリーズが2端末揃って6月19日から端末購入サポートの対象に追加されます。追加される契約はMNP(他社からの電話番号のりかえ)のみになっています。
Galaxy Note edge SC-01GとGalaxy S5 Active SC-02Gと、2月3月の商戦期でも安売りされてこなかった2端末がついに契約しやすい価格へと落ちてくることになりました。
MNPで一括19440円
19日からのMNP契約時の端末購入サポート適用価格は以下のようになります。MNP一括時の購入金額がおよそ7万円近く割引され、一括での契約のしやすさが上がります。その分月々サポートはこれまでの3888円から減額されて810円というわずかなものになってしまうので注意しましょう。
MNP 端末購入サポート適用 |
Galaxy Note Edge SC-01G |
Galaxy S5 Active SC-02G |
---|---|---|
MNP販売価格 | 19440円 (810×24回) |
|
月々サポート | ▲810円 |
- MNP維持費
SC-01G,SC-02G MNP |
データSパック | シェアパック15 | シェアオプション |
---|---|---|---|
カケホーダイ | 2916 | ||
spモード | 324 | ||
パケットパック | 3780 | 13500 | 540 |
月々サポート | ▲810 | ||
合計 | 6210円 | 15930円 | 2970円 |
維持費についてはほぼ分割契約については考えなくていいでしょう。オンラインショップでは19440円かかりますが、店頭ならばほぼ一括0円です。
機種変更ではメリットのあるオンラインショップも、MNPだと店頭契約のほうが割引率が非常に高く、契約するなら断然併売店などでの契約がいいはずです。
MNP一括0円+キャッシュバック付き
店頭ではMNP一括0円での契約が、今回のGalaxy Note edge SC-01GとGalaxy S5 Active SC-02Gには期待できます。しかも条件を満たすことが出来ればキャッシュバックも付いて契約することが可能です。
条件として主に必須化されているものを挙げてみましたので、この2端末への契約でキャッシュバックを狙う方は準備しておくといいでしょう。
- 2台同時契約(家族まとめて割適用)
キャッシュバック、それも高額キャッシュバックを狙おうとしたら、確実に2台同時での契約が必須になります。
2台同時契約時に値引き(キャッシュバック)を追加してくれる「家族まとめて割」を適用するためで、1台のみと2台以上だと2~4万円ぐらいキャッシュバックの金額が変わってきます。
2台以上の契約内訳は、キャッシュバック重視なら端末購入サポートの対象スマホを2台契約することで高額な金額を手に入れることが出来ますが、それとは別にまだ安売りがされていないスマホと組み合わせることでキャッシュバック分を値引きに回して、最新スマホを安く契約へ繋げることも可能です。例えばiPhone 6やXperia Z4といった端末を2台同時契約のセットにすることで、こちらを一括0~4万円ぐらいの価格で手に入れることも可能でしょう。
また、iPad Air2の新規とのセットで一括25000円などという契約もあり、2台目プラスを活かせながらMNPは1台で済む契約なんかもセットによっては存在しています。
本日より台数限定 2台セット #SC01G or #SC02G #MNP #一括 0円 #iPadAir2 #データ新規 一括 25000円 ※ iPadAir2 は+13000円で16Gを64Gへ変更可能 0120-806-870 pic.twitter.com/5BCxmWrwFc
— ドコモショップ荻窪店 (@docomo_ogikubo) 2015, 6月 19
【事前告知】明日限定 ☆同時購入限定4セット☆ #ドコモ #MNP #SC01G #一括0円 #新規 #iPad Air2 16GB #一括25000円(税抜) 条件:まとめて割、シェア15、指定OP、月サポ別途、有料C無し 電話0120033608 明日18時まで来店 取置歓迎 — ドコモショップ福生店 (@ds_fussa) 2015, 6月 18
- シェアパック15
ここ最近常態化しているMNP一括0円の条件の一つに、高額なパケット定額プランへの加入を求められる傾向にあります。
特に最近はシェアパック15への加入が必須に近い形で求められます。
シェア回線を複数持って、子回線の余った月々サポートによる低額運用をしている方には大したダメージにはなりませんが、シェアグループが少なかったり自分ひとりで使う予定という場合には維持費が非常に高額になってしまう可能性があります。
キャッシュバック到着後にはシェアパック10やデータSパックへの変更も可能ですが、それまでの1~3ヶ月ぐらいは高額な出費となる場合が非常に高いです。
既にシェアグループを作っている場合で、シェアオプションを契約している場合には、代表回線をシェアパック15に変更する形でも大丈夫なところが多いです(たまに新規のグループを作ることを求めるところもありますが)。
キャッシュバックが高額なところほどこの条件が要求されるため、シェアグループを作っていない方は維持費の計算を数ヶ月先まで考えて計算しないと、普通に白ロムや海外機を買った方がコスパが良かったなんてことにもなりかねません。
- その他
この他にキャッシュバックが上がりそうなのは「おかえりボーナス」を利用した契約でしょうか。かつてdocomoを使っていた回線で再度docomoと契約することで、値引きがAndroidなら5400円(6月19日現在)増えるためキャッシュバック増額の元になります。iPhone契約には「下取りプログラム」を使うのが常ですが、Androidでは使い物になりません。
あとは「コンテンツ」加入でいくらか増えるでしょうが、個人的には付ける時間と外す時間・手間を考えるとおすすめできません。
端末購入サポートで14ヶ月は高額維持に
というわけでMNPでは大幅に安くなり、キャッシュバックなんかも狙える販売が始まったGalaxy Note edgeとGalaxy S5 Activeですが、これだけの契約ができる裏には簡単には得させてくれない仕組みがあります。
それが端末購入サポートです。
端末購入サポートにはこれまで何度か説明しているので概略だけを紹介しておきますが、この販売施策の注意点をしっかり理解しておかないと損失につながりかねないため、本当に気を付けなければいけない契約に今回のSC-01G,SC-02Gはなっています。
- 14ヶ月の施策適用期間
- 期間内の解約、機種変更およびパケット定額プランの解除に端末購入サポートの契約解除料発生
端末購入サポートの契約解除料には以下の金額がかかります。
Galaxy Note Edge SC-01G |
Galaxy S5 Active SC-02G |
|
---|---|---|
端末購入サポート解除料 | 36,936円 | 36,936円 |
解約はいいとして機種変更とパケット外しの2点にも契約解除料がかかる点は本当に注意しないといけません。このMNP契約をした場合には、先ほど計算した維持費が最低でも14ヶ月継続してかかってくるということを覚悟しましょう。大抵の場合貰えるキャッシュバックは維持費で相殺されてしまいます。
単純に安くなっているというわけではないのが、docomoの端末購入サポート契約です。
このように一括ではMNPのみとはいえほぼ最新に近いモデルが安くなり、キャッシュバックまで貰える契約環境にはなりましたが、一方でそのメリットを与える代わりに機種変更すら出来ない長い縛り期間が適用されるため、自分の中で高額な維持費を払ってでも使いたいスマホ、という位置づけでない限りは総額で結局高い買い物になりかねません。
この点に注意しながら、Galaxy両端末の契約について考えるといいでしょう。
同じ端末購入サポート対象端末にはXperia Z3とZ3 compactもあり、普通に使う分にはこちらの契約のほうがよいかもしれません。
これって端末購入サポートの違約金払って6ヶ月で出た場合ってBLとかなりますかね?
確かなことは分からないですね。多分6ヶ月あればいいと思いますが。