auが先日安売りをはじめたXperia Z3ですが、これに対抗するようにdocomoとSoftbankが本日よりXperiaの最新端末をMNP限定での安売りを開始しています。
Softbankは19日から一括購入割引が適用、docomoはMNP限定特別割引が適用されてそれぞれ一括2万円台になっています。
その分月月割や月々サポートは下がってしまいましたが、一応は実質0円での契約は相変わらずできるようになっています。
Softbankはauと同じXperia Z3ですが、docomoはXperia Z3 compactとモデルの異なる端末が安くなっています。
またdocomoの場合はiPhoneやその他のAndroidにも色々キャンペーンの割引増額が始まっています。
今回はこれら安売りの情報とそれぞれの割引を適用した場合の維持費用を計算してみたいとおもいます。
Softbank/Xperia Z3 401SO/一括購入割引
Softbankでは305SHや304SHを皮切りに一括購入割引という制度を始めています。
この割引が適用になると一括購入時に本体代金が大幅に割り引かれます。その代りに月月割は本来MNPが持っている割引分よりも大分下げられて1000円以下なんて金額になってしまいます。
また一括購入割引を適用して契約した場合には、短期解約を防ぐ目的で6ヶ月間解約金が一時的に増えます。その期間中に解約をしてしまった場合には、通常の1万260円の解約金に加えてさらに2万円の短期間の契約解除料がかかり、合計で3万円近い解約金が発生してしまいます。この短期間の解約金は解約だけでなくデータ定額プランやパケット定額サービスの変更や解除でも発生してしまうので、契約前に利用する期間やプランを熟慮した上での契約が必要になるでしょう。
一括購入割引適用時のXperia Z3 401SOの一括購入金額、月月割、維持費用は以下の通りです。延長したホワイトプランで計算をしてみました。
Xperia Z3 401SO | ||
購入方法 | 一括購入割引 | 分割購入割引 |
月月割 | -855円 | -2880円 |
ホワイトプラン | 1008円 | |
S!ベーシックパック | 324円 | |
パケットし放題 for 4G | 6156円 | |
APP Pass | 399円 | |
合計 | 7032円 | 5007円 |
端末代金 | 20520円 | 69120円 |
docomo/Xperia Z3 compact SO-02G/MNP特別割引
docomoではこれまでもXperia Z1fやA2に適用してきたMNP限定の特別割引を同系統のXperia Z3 compactに適用しています。
割引金額自体はSoftbankのXperia Z3に比べると少なく、一括購入時に2万9808円と割引適用後でも高くなっています。一方で月々サポートは1242円と多少は高額になっています。
Softbankと違い短期解約金の類は付けられていません。
家族まとめて割という2台以上家族で契約した場合に5400円の値引きと最大1万800円の請求書からの割引が受けられます。またおかえりボーナスという、過去にdocomoを利用していた回線からのMNPをすることで、1万800円の値引きと当時の利用しなかったポイントの消化が可能です。
MNP限定特別割引適用時のXperia Z3 compact SO-02Gの購入金額、月々サポートをカケホーダイのプラン2つ(データS、シェアオプション)で計算してみました。
Xperia Z3 compact SO-02G | ||
一括本体代金 | 29808円 | |
2つのパケットパック | データSパック | シェアオプション |
カケホーダイ | 2916円 | |
spモード | 324円 | |
パケットパック | 3780円 | 540円 |
月々サポート | -1242円 | |
合計 | 5778円 | 2538円 |
その他
iPhoneにおかえりボーナス増額
その他に12月19日から始まったキャンペーンとして、おかえりボーナス(ドコモへカムバックボーナス)の還元金額がiPhoneのみに増額されることになりました。
通常のスマートフォン端末ですと1万800円ですが、iPhoneのみは19日より2万1600円へとその割引が増えることになりました。
まだ2万円程度の割引にしかなりませんが、街の携帯ショップなどではここにさらに1万~2万円ほど割引を増やして4万円ほど値引きをしてくれるところも見られるようになりました。
他の一括0円スマホと比べてしまえば高めではありますが、ようやくiPhoneにも結構な金額の割引がはじまってきています。
Xperiaの2端末はショップだとMNP一括0円で契約可能
割引の始まったdocomoとSoftbankのXperia、オンラインショップ上では一括2万円台ではありますが、街の携帯ショップではもっと値引きがされてMNPなら一括0円が当たり前の状況になっています。
Softbankだと0円だけでなくキャッシュバックもあるでしょうか。docomoだと2台以上ならば見られます。
とにかく携帯ショップのお店では結構安くなっており、高い維持費用もこれだけ安くなるならある程度納得いけるかもしれません。
端末代が0円なのでその分の出費が無いと考えれば安いと感じる部分もあります。
条件となるオプション契約もコンテンツ契約も少なく0円になることでしょうから、今回はオンラインショップで買うよりも携帯ショップでの購入をした方が確実に安くなるかとおもわれます。
SoftBankの短期の解約やプラン変更不可という注意点にさえ気をつければ、どちらも非常に安価に契約できる最新スマホになります。
これでauを含めてXperiaを扱う3社で低価格での安売りが始まったため、これから最も更新月を迎える方が多いであろう3月まで、かなり贅沢な選択肢が各社に揃っていることになります。