今回はSoftBank本家の回線と、ディズニーモバイル回線の違いについて紹介しようとおもいます。
SoftBankとディズニーモバイルの機種はどちらも同じ会社じゃないかとおもわれる方もいるとおもいますが、今回それぞれ分けて紹介しているように、実際はSoftBank本家の回線と、ディズニーモバイル回線としてそれぞれ一応は独立した回線となっています。
もちろんどちらもSoftBankから発売されている機種等ではあるのですが、制度上SoftBankとディズニーモバイルには一定の距離があります。
今回はこのSoftBankとディズニーモバイルの関係について、どこまで一緒でどこから違うのかを紹介します。
回線枠は別々
SoftBankとディズニーモバイルは、どちらも同じSoftBankが運営しています。パケットプランなどもディズニーモバイルはSoftBankと共通ですし、利用する回線インフラもSoftBankのものです。ですが、その回線枠はそれぞれ別々です。
回線枠とは、個人が持てる上限の回線数を各社決めていますが、SoftBankの場合は音声契約で5回線までしか持てません。ですので、5回線以上持ちたい場合は、docomoやauに頼るしかありません。ですが、このディズニーモバイルはSoftBankとは別枠であるため、SoftBank回線が5回線埋まっていても、ディズニーモバイル回線をSoftBank回線とは別に5回線持てます。
キャッシュバックがMNP一括0円で3万円
これはどういうことかというと、SoftBank回線が埋まっていても、キャッシュバックが貰える回線が増えるということです。
キャッシュバック目的でSoftBankの回線を増やしていき、5回線埋まってしまった場合には、解約かMNPしてSoftBankの回線枠を空ける必要があります。ですが、契約期間によっては短期解約になってしまうような回線ばかりの場合、動かしづらいということがあるとおもいます。
そうした場合に、ディズニーモバイル回線へMNPすれば、SoftBank回線を解約せずに、キャッシュバック目的でMNPすることができます。
現在ディズニーモバイルにはMNPで一括0円に3万円のキャッシュバックがついてくるのが基本です。ディズニーモバイルの機種は売値がかなり上下するため、古い機種は5千円、新しい機種は1万5000円ほどで売れます。寝かし期間を6ヶ月として考えれば、十分に利益を出せるでしょう。
審査は共通
SoftBank回線とディズニーモバイル回線は、その枠自体は別々の枠ですが、契約の審査はSoftBankと情報を共有しています。そのため、SoftBank側でブラックリストや総合判断扱いになっている場合、ディズニーモバイルは開通できません。
ですので、SoftBank側の回線を大量に解約する予定があり、総合判断も上等だと考えている人は、総合判断になる前にディズニーモバイルの枠を埋めておくことをおすすめしておきます。
MNPは相互に出来るけども、特典はつかない
このSoftbank回線とディズニーモバイル回線は、それぞれSoftbankと同じ審査情報を共有してはいますし、通信エリアはどちらもSoftbankと一部Y!mobileエリアを共有して使っていますが、一応登録上は全く違う回線という区分のされ方をしているため、相互にMNPすることが可能になっています。
つまりSoftbankからディズニーモバイルへMNP、逆にディズニーモバイルからSoftbankへのMNPがどちらも出来るように仕組み上はなっています。
ですがこれだとSoftbankにもディズニーモバイルにもメリットは全くありません。ユーザー的には使いたいスマホが手に入るというメリットはあるかもしれませんが、キャリア側にはメリットがないです。しかもMNPだとキャッシュバックやMNP向けの特別な割引をする必要が出てきて、同じ会社内でのMNPなのにキャッシュバックを支払うことになって完全に損をしてしまいます。
そのためSoftbankとディズニーモバイル、そして同じグループ内になるY!mobile間のMNPには、本来特典として用意されているMNP向けの乗り換え割引やキャッシュバックといったものを、特別に非適用という扱いをしています。そのためこの回線同士でMNPをしても全く得になることはなく、欲しいスマートフォンへ乗り換えられる程度のメリットしかないことを覚えておきましょう。
以上がSoftBankとディズニーモバイルの関係性になります。基本的には別枠でキャッシュバック目的で契約するのに適した回線ではありますが、ディズニーモバイルまたはSoftBankで総合判断になると、どちらとも1年ほど契約できなくなるので注意が必要です。
さらに2014年現在ほとんどディズニーモバイル回線のMNPキャッシュバックがなくなっており、現状よほど使いたいスマートフォンが無い限りは契約する必要のない状態となっています。