Softbankグループからもいわゆる『ガラホ』の発売が始まります。
docomoなどに提供しているSHARP製のAndroidケータイ、『AQUOS ケータイ 504SH』がSoftbankとY!mobileでそれぞれのキャリアから発売されることになりました。
504SHのできることについては特にdocomo版と変わったところはないらしいのですが、今回Y!mobileからの契約プランが、かなり特徴的というか端的に言えば「お得」なものになっているため紹介してみたいと思います。今後格安SIMを用いた運用を予定している方なんかの「2台持ち」用のガラケーとしてメリットが多いプランですから、通信費・通話料の節約を考えている方はチェックしてみて下さい。
機種変更でも一括0円化しているY!mobile 504SH
SoftbankとY!mobileのSoftbankグループ両社で発売する504SHは、端末こそ同じモデルですが契約体系が異なるという仕様になります。
この内Softbank版についてはそれほど見るべきところはないのですが、Y!mobile版の契約については人によってかなり活用可能なお買い得さを見せています。
Y!mobile版のAQUOSケータイ 504SHの何が凄いかというと、機種変更ですら一括0円で契約できる可能性のある0円ケータイという点です。新ケータイのりかえキャンペーンなるものが適用され、機種変更でも条件次第では一括0円、新規やMNPではそもそもほとんど条件なく一括0円で契約できるという、本体代が不要な0円ケータイとして販売開始と同時に投げ売りされています。
新規は無条件、MNPはSoftbankグループ以外から、機種変更の場合にはPHS・旧EMOBILE契約の端末からの変更が一括0円の対象となり、一括0円契約できる対象者の範囲は非常に広くなっています。
維持費は1,008円から
かなり簡単に一括0円で契約できる504SHは、ガラケーとして見たときの維持費も結構お得さがあります。
最低維持費はケータイプランSSの1,008円(税込み)。フラット運用時の最低維持費はスマホプランSの3,218円となります。2段階定額制のパケットプランも用意されており、ケータイプランSSと組み合わせることで1,332円~6,192円のプランも組むことが出来ます。
その他オプションとして通話定額に対応したスーパー誰とでも定額を1,008円で付帯させることも可能になっています。
以下が想定される利用方法別の維持費です。
504SH利用方法 | 維持費 |
---|---|
電話番号維持・待ち受け通話が中心 | 1008円 |
電話し放題な通話定額利用 | 2016円 |
メールアドレス付帯 | 1332円~ |
ガラホとしてネットへこれ1台で接続 | 3218円 |
実利用を考えると待ち受け中心用の1,008円維持、通話専用の2,016円運用、メールだけ付帯させた1,332円+利用した分の少額パケが現実的な選択肢になるでしょう。フラット回線での運用となると全く同じ、もしくはより安い料金でY!mobileのスマホ(DIGNO C、Spray)が運用できるため、あまりメリットはありません。
(特にDIGNO C 404KCは今後紹介予定ですが、今最も安くY!mobile回線を使えるスマホ端末なので、MNP可能でスマホの利用を検討しているようならチェック推奨な契約内容です。)
Y!mobileオンラインストア:DIGNO C 404KC
一括0円契約ケータイとして約2,000円以下の運用プランと合わせる端末だと考えると良いでしょう。
追加でタブレットも一括0円、540円維持が可能
なおこの504SHの0円契約には更に追加のキャンペーンが用意されており、MediaPad M1 8.0 403HWというタブレットが同時契約でこちらも一括0円、しかも特典割引適用でデータプランSの毎月の料金が540円で利用可能という契約をすることが出来ます。
まぁ在庫処分を兼ねた403HWのセット販売になるわけですが、端末0円かつ維持費540円は中々に魅力的な内容でしょう。ただし注意点としてはケータイは2年更新ですが、このタブレットのデータプランSは3年更新という内容があります。
ケータイプランSとの組み合わせで最安1,548円からケータイ+タブレットの2台持ちが可能ではありますが、メインのケータイ回線と更新月が異なるため若干契約はしにくいかもしれません。タブレットも3年間使えるだけのスペックがあるかといえば微妙ですので、SIM目的での契約をして実際に使うタブレットやスマホは別のものを用意すると良いかもしれません。
通話定額をプラスしてデータ専用格安スマホとのセットが個人的にはおすすめ
個人的に504SHの契約が活きる運用としては2台持ちが挙げられます。504SHにスーパー誰とでも定額を加えたメインの通話用回線と、MVNOの格安SIMを使ったデータ通信用スマホの運用という、2台持ちを始めるのに適した価格かつ維持費をこの契約では得られるかと思います。0円で買えてかつ2,016円からの通話定額は2台持ちを計画している方にとって、十分選択肢になり得る契約の一つでしょう。
同じSoftbankグループのガラケーのりかえ割の良い契約が見つからない場合の代替になってくれるかと思われます。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/2014/12/galake-mnp-1490yen/”]
かねてから注意しているように格安SIMの運用はデータ通信速度の安定性の無さと通話料を安くする手段が限られていることから、MVNOにおける音声付帯契約は積極的にはおすすめ出来るものにありません。格安SIMはこうした音声定額のケータイとセットに運用したほうが、MVNO間で移りやすくなるため回線速度の快適さを確保しやすくなるでしょう。
504SHは非常に単純な契約で0円かつ1,008円維持ができるため、403HW含めて2台目の通信専用回線を持つ形の運用方法は最適解の一つになるはずです。多様な2台持ち向け格安プランが存在していますが、その中に含めることのできる契約内容になるでしょう。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/2015/05/2dai-featurephone-matome/”]
Softbank版ですと維持費がS!ベーシックパックの関係上若干値上がりし、端末代も0円から始まらないため、Y!mobile版の504SHの契約のお得さが目立ちます。
ジャンル的にはガラホにはなりますが、契約プランの内容から普通のガラケー運用がしやすくなっているため、データ通信・アプリ利用はセットの403HWやデータ専用格安スマホを活用するようなガラケー運用がおすすめです。
なお販売は12月4日からです。
Y!mobileオンラインストア:AQUOSケータイ 504SH
いつも有益な記事をありがとうございます。
DIGNO C 404KCは今後紹介予定で、、、
と書かれてますが、注意点等あれば教えて下さい。契約しようか迷っています。宜しくお願い致します。
注意点は特にないかと。
一応2年縛りがあるのだけ確認して貰えればと思います。