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SoftBank

SoftBankのiPad セット割は前代未聞の回収/返却義務(レンタル?)がついてくる

前代未聞は言い過ぎかもしれませんが、それでも今まで見てきたキャンペーンの中でも異質な内容になっています。

iPad Air2やiPad mini3が10月よりキャリア販売されます。薄くなりカラーバリエーションも増えた新型です。
この新型発売に伴い各社キャンペーンを用意しはじめています。
今回紹介するSoftBankの「iPad セット割」は、元々iPhone6の発売に合わせたiPad向けキャンペーンです。新規に発表されたものではありませんが、これから新型が発売されるiPadに合わせてキャンペーンの詳細を知りたい方や店頭で案内を受ける方も増えてくるのではないでしょうか。
これから案内が増えてくるiPadキャンペーンの中でも、「iPad セット割」はその内容が特殊すぎるので、今回はその注意点をしっかりと把握しておいてもらえるように紹介したいとおもいます。

割引が増加するiPad セット割

「iPad セット割」はスマートフォン、あるいは3Gのガラケーが「スマ放題」に加入している場合、「タブレット・ルーターセット」という子回線としてタブレットやWi-Fiルーターのデータ定額パックを540円で利用できる状態になったiPadへさらに適用させることができるサービスです。

「タブレット・ルーターセット」は2台持ちを想定したプランです。厳密には違いますが、docomoがやってるシェアオプションと似たようなものと言えばわかりやすい方もいるとおもいます。

  • 1836:タブレットプラン
  • 324:S!ベーシック
  • 540:タブレット・ルーターセット

親回線のデータ定額パックのデータ容量を、子回線が540円の「タブレット・ルーターセット」に加入することでパケットをシェアできるだけでなく、「データくりこし」や「家族おトク割」も適用できるようになります。
通常2台目データシェアだと、「データくりこし」や「家族おトク割」が適用できないのですが、540円を支払うことでそれが適用可能になるというのが「タブレット・ルーターセット」です。

まずこの「タブレット・ルーターセット」に加入することで、「iPad セット割」が成立します。
スマ放題とタブレット・ルーターセットに加入したスマホとiPadという組み合わせで、さらに割引を増やすのが「iPad セット割」というものです。
スマートフォン契約ならデータ定額パックが5GB(5400円)から、3Gガラケー契約ならデータ定額パックが2GB(3780円)から適用することができ、5GB/2GBならば1080円、10GB/5GB以上になれば2700円の割引が受けられます。
スマートフォンで10GB以上のプランに加入すれば、1年間はタブレットの基本料金に値する金額が引かれて行きます。

 

解約時はiPadの返却・回収が必要

一応2台持ちでは普通に使うよりも安くなる可能性があるのが「iPad セット割」です。
大容量のデータ定額パックへの加入が必要ですが。

これだけだったらその他キャンペーンと併用できるものが多いので、ベストではないもののiPadを契約する際にはベターなキャンペーンになるとおもいますので、おすすめしていたかも知れません。
ですが、次の注意書きの存在によって、このキャンペーンはおすすめできないというかどういう風に捉えていいのか訳の分からないキャンペーンになってしまいました。
その内容がこちらです。

本キャンペーンにてご購入いただいた iPad を解約・機種変更する際、当社が回収させていただくこと(回収機種に破損がなく正常に動作すること)。

本キャンペーンにて購入した iPad を当社が回収できなかった場合、回収した iPad に破損または正常に動作しなかった場合、iPad 回線を譲渡した場合、割引した金額を返還していただきます(上限15,000円)。ただし、2015年1月31日までに本条件に該当した場合は、割引回数×1,000円を返還いただきます。

http://www.softbank.jp/mobile/campaigns/list/ipad-setwari/

なんと購入したとおもわれたiPadですが、「iPad セット割」を適用してしまうことで返却義務が生ずるようになってしまうようなのです。
「タブレット・ルーターセット」に留めておく場合はこのようなことは起こらず、普通のスマートフォンのように解約後も手元に端末は残ってWi-Fiなどで運用することができるのですが、割引を加える「iPad セット割」に加入してしまうとこのようにレンタルのような扱いになってしまうようです。
それも故障箇所/破損箇所がない状態での返却ができないと最大1万5000円というスマホ標準プランでの割引金額同等の支払いが必要となります。

WiMAXや旧イー・モバイルのルーターセットを扱っていたMVNOではたまに見かけるようなやり方でしたが、まさかMNOも同じようなことをするとはおもいませんでした。
しかもこちらは単純に割引金額が一括/分割で購入に必要な本体代金以下なので、その後自分のものになるその他の購入の仕方に比べても圧倒的に不利益を被るキャンペーンになる可能性もあります。

 

割引が増えれば端末を回収されてもいいという方もいるでしょう。SoftBankで毎年乗り換える予定だとか、そういう方は問題なく使えるキャンペーンだとおもいます。
ですが個人的には解約後も端末を保有しておきたい、というか購入/契約とはそういうものだとおもっているので、私はこのキャンペーンの適用を他の人におすすめすることはできません。
端末が回収されるという結構重大な内容がキャンペーンにあるため、「iPad セット割」を組む前によく考えてからにしてください。

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