世間でのスマートフォン関連の話題は、現在iPhone一色になっています。
当サイトでも料金プランの紹介や、キャンペーンについても説明していますが、そこからわかるのはやはり高いということです。
発売直後ということもありますが、安売りは当然のようにされておらず、キャンペーンを使って今持っているスマートフォンなどを下取りしてもらうぐらいしか、安く購入できる方法はありません。
工夫をしないと安く買えず、安く買えても通信費用はまた別途かかってくるため、ある程度の高額な出費は当然かかってきてしまいます。
スマートフォンの利用が、メールや電話、そしてブラウザを使った調べものぐらいの利用にとどまる方は、昨今の低価格スマホと比べると利用する用途の割にiPhone6は高額な買い物になってしまうでしょう。
そこで今回は、あらためてiPhoneの高額さを再認識した方のために、格安スマホのまとめをしておきたいとおもいます。
格安スマホのオススメを5つ
iPhone6は7万円以上する本体価格を一括購入することで、毎月の通信費用を安くすることが出来ます。
それでも機種変更では4000円以上かかり、毎月の通信料金は結構かかってしまいます。本体価格を毎月の料金に含めてしまうと、7000円以上の料金が毎月発生してしまいます。
一方の格安スマホでは、制限が強くなって端末の性能も下がってしまうものの、本体価格込みで3000円を下回るものが多く存在します。
地図や電車の時刻を調べたり、ネットでわからないことを検索、Twitterぐらいの割とライトなスマートフォンの利用方法になる場合、iPhoneのようなハイスペック端末をそこまで必要になることはないでしょう。
格安スマホのスペックやデータ量で十分という方も中高年の方を中心に多いとおもいます。
ですので、今回は過去に紹介した格安スマホを中心にして、2014年9月時点で2015年8月版として加筆修正したおすすめできる格安スマホのまとめとして紹介したいとおもいます。
DMM mobile ZenFone 2
まず最初のおすすめは、DMMモバイルの「ZenFone 2」をセットにした格安スマホです。
格安スマホの定番として2014年後半から一気に話題をさらっていったZenFone 5。その後継機として登場したのがZenFone 2です。今格安スマホとしてしっかりとした性能と使いやすさを両立させて、購入しても安心して使えるものを選んだ時に、まっさきに名前が上がるのがZenFone 2でしょう。
実際に自分もZenFone 2を購入していますが、処理能力も高くて非常に使っていてストレスを感じにくく、それでいてフルHDの高解像度ですから使っていて目が疲れません。長時間眺めていても見やすい環境にできているので、快適に使えて尚且つ綺麗な画像や文字が表現されるのでZenFone 5のような安っぽさがありません。
更にZenFone 2の場合は、SIMフリーモデルとしては驚異的な、docomo/au/SoftBankのLTE Bandに数多く対応しているということです。このため、docomo系MVNOの格安SIMのみならず、au系MVNOの格安SIMやSoftBank回線、Y!mobile回線まで使えてしまうまさにSIMフリー時代の申し子といった存在になっています。
ZenFone 2、au系MVNOでデータ通信、SoftBank回線で通信通話が可能 | スマホ辞典
ZenFone 2にはRAMが2GBモデルと世界初となるスマホで4GBというモデルがあり、4GBモデルのほうが高いのですが、実際使っていても4GBもRAMが必要になる場面というのがなく、個人的には2GBモデルで充分な価値があると思っています。余程なスマホアプリオタクじゃない限りは2GBというハイスペックモデル同等のRAM容量で満足できるでしょう。
ZenFone 2は性能が良い分価格が高いというデメリットな部分があります。その料金面でのデメリットを補うために、MVNOの中では最安の料金で使えるDMM mobileをセットにすることでトータルコストの悪さを克服するのが良いでしょう。
DMM mobileはIIJmioの通信回線を借りている(MVNE元)ため、品質的にはIIJの回線をそのまま使っていることになります。人気の高いIIJ回線をMVNOのプランの中でも最安で使うことが可能というメリットもある点にも注目したいところです。
NifMo Huawei P8 Lite
次におすすめするのはNifMoのHuawei P8 Liteのセットです。
このセットは先のZenFone 2ほど性能は良くはありませんが、普通にメールやネット、それに余程の高負荷なゲームでもない限りは、普通にこなせるだけのパワーを持ったミドルスペックスマホです。特にこの価格にしてはデザイン性の高さとRAMと呼ばれるスペックが2GBと最新スマホと同等の容量があるため、アプリの多重展開や高画質動画などを使った時にそこらの格安スマホのようにアプリが落ちる=強制終了する心配もありません。
かなり安定して使えるミドルスペックスマホということになります。
そしてこのスマホにセットとなる格安SIMはNifMoです。NifMoは今docomo系格安SIMの中では一番の高品質な通信回線をもったMVNOです。まず速度が他のMVNOとは違います。お昼の混雑する時間帯でも1Mbps以上は出しており、それ以外の時間帯においては5~15MbpsというMVNOの中では殊更高速な回線で、スマートフォンでの利用には何も支障が出ないレベルの通信速度で使うことが出来ます。
Huawei P8 Liteというスペックに不備のないスマホと、NifMoというキャリア回線に匹敵するぐらいの高速さをもったMVNO回線という組み合わせは、品質を落とすことなく使える「格安スマホ」として最高のセットの1つだと思います。
MVNO格安SIM,実効速度比較 6月編 NifMoが品質の高さを示し始める | スマホ辞典
ちなみにHuawei P8 Liteは通常の定価は27,000円ほどなのですが、NifMoでは31,112円と高くなってしまっています。これだと若干普通に買うよりも高いのですが、今だと販促キャンペーン中ということで、専用の‐ページから申し込んだ場合に限り10,000円のキャッシュバックを9ヶ月後に貰えるというキャンペーンがされています。
これを適用させれば9ヶ月とキャッシュバックが来るまでは長いものの、実質的に21,112円と定価以下で購入できるようになります。なのでNifMoのセットはキャッシュバック込みで考えると最安でHuawei P8 Liteを使えるということになります。
楽天モバイル Ascend Mate 7
格安スマホということで、どうしても性能がミドルクラスに留まってしまう場合があります。上の2つは特に心配の要らないものを選んでいますが、普通に格安スマホとして売られているセットでおすすめ出来ないようなものは、1~2年も継続して使い続けるのが難しいような性能のものが混ざっており、利用用途によってはすぐに買い換えなければいけないようなものも混ざっています。
こうした新機種への買い替えというのが面倒という気持ちを持つ方も少なく無いと思われます。特にスマートフォンになってからは、中の各種データを新しく買ったスマートフォンへ移行させるためにはガラケーのように一瞬で出来るものではありません。電話帳の移行やLINEなどのコミュニケーションツールのデータの移行などは、「アプリごと」に移行手順を踏まえなければならず、非常に時間がかかってしまいます。しかも完璧にデータを移すことは難しく、ある程度のアプリは設定の一部がリセットされることを覚悟しなければいけません。
こうしたスマホ買い替えの手間を省きたいということで、「長く使えるハイスペックスマホ」を購入するという考えもアリだと思います。ただこれをキャリアスマホで購入してしまうと、高額で使いもしない通話定額の不要に高いプランを契約させられてしまい、ランニングコストがかかってしまうという問題があります。スマホだけ良い物を購入して、回線契約は安いMVNOという組み合わせがこういう方にはピッタリな運用方法になると思います。
そんな方にオススメなのが楽天モバイルのAscend Mate 7セットです。正直な話、この格安スマホセットのAscend Mate 7は高いです。しかし高いだけあって2年以上は確実に使い続けられるだけのハイスペックモデルです。6インチの大画面になっており、普通のスマートフォンとして使いながらも電子書籍や動画などの豊富なコンテンツが非常に視聴しやすい万能型のサイズになっています。ベンチマークテストで好成績を残すクアッドコアCPUにRAM:2GB、フルHDディスプレイと文句ない高性能となっています。
このAscend Mate 7を使った格安スマホは6社のMVNO事業者が販売していますが、その中では契約するなら現状は楽天モバイルが一番適しています。その理由は、今のところAscend Mate 7を扱うMVNOの格安SIMの中ではかなり速度が速いからです。DMM mobileやU-mobileなどは、格安SIMの速度比較調査を見る限りは決して快適に使えない速度状況になっています。詳しくは以下の速度比較についての最新記事を参照してもらいたいのですが、2015年6月時点では楽天モバイルかNifMoが最も良い速度をだしており、選ぶ価値が高いと言えます。
楽天モバイルでは取り扱う格安スマホについて、安かろう悪かろうな機種を販売しないというポリシーがあるため、売られているのは高いですがしっかりした機種ばかりです。そうした楽天モバイルのラインナップに入ってくるAscend Mate7は、MVNO側からも品質が信頼されているスマートフォンということになります。
Y!mobile AQUOS CRYSTAL Y
ちょっと趣向は違いますがおすすめ格安スマホとして紹介したいのが、Y!mobileのAQUOS CRYSTAL Yです。
Y!mobileというとSoftBankのMVNOのようにもなっていますが、一応はキャリア回線の部類に入るかもしれません。
ですので正確な意味での格安スマホとは言えないかもしれませんが、現在Y!mobileが販売しているAQUOS CRYSTAL Y 402SHはある意味格安スマホ以上の安さを出しています。
Y!mobileは今契約条件には寄りますが、Nexus5を実質0円で買えるキャンペーンをしています。普通docomoやauなどの実質0円は、通信料が高くてあまりオトクでは無いのですが、Y!mobileの場合は通信料が低くなっているため、実質0円でもかなりオトクです。
なんとAQUOS CRYSTAL Y 402SHの端末代金+1GBのデータ容量+10分間の無料通話300回分、これらが全てまとめて月3218円(税込み)で契約出来てしまいます。
端末代金込みでこの料金です。しかも端末はハイスペックなGoogle謹製のNexus5です。これまで出てきた格安スマホと同じ料金で使えるにも関わらず、端末の性能が1段も2段も上のものが使えてしまう特別価格です。
この金額は強烈な安さであるとおもうのですが、残念なことにこの実質0円で契約できるのは、MNPのみになります。
ですので新規に格安スマホを契約予定の方はこの金額では買えません。格安スマホやMVNOへ乗り換える予定だった方は、こちらがかなりおすすめで契約を推奨したいのですが、MNP予定じゃない場合は契約は難しそうです。
ただ、もしも今MVNOの音声通話付きのプランを利用している方がいたら大チャンスかもしれません。MNPの実質0円はMVNOからの転入では不可、というような記述がないため、MVNOの音声通話付き格安SIMの契約からこちらのAQUOS CRYSTAL Y 402SH込み込み3218円プランへの乗り換えが可能かもしれません。
もしも今それほどいい端末を使っていない場合は、ちょっとデータ容量は不安ではありますが、非常に高性能かつ無料通話がたっぷり付くこのプランへの乗り換えも選択肢としては考えるべき内容かとおもいます。
もう一つ更に踏み込んで、この402SHの契約の場合、料金が3758円と結構格安スマホにしては高くなってしまうものの、データ通信量が3GBに増えるスマホプランMでの運用が実は3218円のスマホプランS運用よりもコストパフォーマンスは高いです。
特に無料通話が300回可能な通話定額込みでこの料金で使えて、3GBという充分なデータ通信量があるため、メイン回線で通話を頻繁にするという場合には確実にMVNOの格安スマホ契約よりも使い勝手は上になりますし、通話料の分を充分にペイ出来る内容になっています。スマホ代も込みで、スペックではここまで紹介してきた中でもZenFone 2やAscend Mate7に並んでトップクラス、しかも国内メーカーということでアフターサービスや補償対応も満足いくものになっています。
Y!mobileショップへ行けばわからなくなった操作を教えてくれるため、格安スマホのサポート体制に不安がある方でも格安スマホ並みに料金を節約して持てるキャリアスマホとして使えます。
この契約は個人的にもかなりおすすめなので、個別に詳しい解説ページを用意しているので参考にして下さい。
AQUOS CRYSTAL YはMNPとPHSからの機種変更が面白くてお得な契約
Ascend P7+格安SIM
12月12日にファーウェイジャパンが国内で販売する一部のSIMフリースマートフォンを値下げしました。これによって恐らく今まで紹介してきた中で最高峰のコストパフォーマンスを見せるスマートフォンが誕生しました。
それがAscend P7というスマートフォンです。
このスマートフォン、元々は税抜き4万6800円で売られていた非格安スマホだったのですが、12月12日以降から大幅な値下げが起こり、なんと2万9800円にまで下がっています。
元々の定価を見ていただければわかるように、このスマホは格安スマホに分類されない高級路線、ハイスペック路線で売られていたスマートフォンで、この中ではNexus5と同じ区分に分類されるような性能もいいけど価格も高いというスマートフォンでした。
それが何と値下げによって2万9800円となったことで、いきなり価格が格安スマホ級になってしまったのです。
先のZenFone 5が税抜きで2万6800円ですから、価格差はわずか3000円。差は3000円ですが、スペックではAscend P7はフルHDの高画質画面にクアッドコアのCPU、そして薄くて軽い5インチなのにコンパクトなスマホと、ZenFone 5以上の内容になっています。
Ascend P7はこのコストパフォーマンスにも関わらず格安スマホセットが存在しません。自分でスマホ本体を購入し、それと合わせるように各MVNOと個別に契約してそれを使うという形です。
Ascend P7に組み合わせるべきMVNOはNifMoという今回オススメしているMVNOが最適でしょう。これらと組み合わせることで、恐らく格安スマホとしては最高に近い環境を作ることが出来るでしょう。
もしもこれから格安スマホの購入を考えている場合は、Ascend P7は確実に最初に候補として検討したほうがいいスマートフォンです。ただし格安スマホセットのように保証オプションなどへの追加加入は出来ません。壊れた時などはメーカー保証のみの対応です。
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おすすめ格安スマホのまとめ
それではここまでにおすすめしてきた格安スマホの契約内容についておさらいしておきましょう。
選んだ契約は5つで、それぞれ特徴でわけてコストパフォーマンスや格安SIMの性能を重視して選んでいます。使い方に見合った格安スマホというものをそれぞれ選んでいるつもりなので、自分にあった使い方・予定している運用方法に合うものを選んでいただければと思います。
- 良いスマホを安いSIMで使って費用を抑えたい⇒ZenFone 2セット(DMM mobile)
- 安さを重視しながら良いスマホと、SIMの品質も高いものにしたい⇒Huawei P8 Liteセット(NifMo)
- 良いスマホで特に大画面のものを品質のよいSIMで使いたい⇒Ascend Mate7セット(楽天モバイル)
- 格安スマホにはないカケホーダイ系のプランを安く使いたい、手厚いサポートも受けたい⇒AQUOS CRYSTAL Yセット(Y!mobile)
- 自分で設定が出来るので、コストパフォーマンスの良いSIMフリースマホを手に入れたい⇒Ascend P7
こうした形で今回は2015年時点での5つのおすすめ格安スマホを選んでみました。特にAQUOS CRYSTAL Y 402SHとセットになったY!mobileの契約では、格安スマホとしての提供としては見当たらない「カケホーダイ」系の契約をすることが出来る貴重な契約です。格安スマホあるいは格安SIMの通話料について心配だという方には、このAQUOS CRYSTAL Y 402SHセットは通話料が実質的に定額化しながら、毎月のコストも格安SIM同等の安さにすることの出来る契約内容ですので、一考してもらいたいと思います。
コスパではZTEにかないません
後はHUAWEI G6、イオンスマホのIDOL 2Sが値段下がれば、検討に値するぐらい
ビッグローブスマホ(シャープ、NEC)、LG G2 miniはコスパでは勝てないですね
ZTEはコスパいいですね
ASUSがZENFONE出すらしいので、それで格安スマホも出てきたらどうなるか気になります。
HUAWEI G620S発表でZTE BLADE、G620S、Zenfone5 LTE
の3択ですね
G620Sは気になりますね、全部HDディスプレイですから
でも実はMNPのNEXUS5も凄いことになってる気がします。