SoftBankでは去年の10月頃からのりかえサポートと呼ばれるMNPキャンペーンをしています。
これはMNPで契約する時に、2万円分の値引きをする特別なサポートをつけるというものです。値引きの種類は数多くあり、一括購入だと2万1000円を本体代から値引きで、本体代が0円の場合はキャッシュバックに回されます。分割だと商品券のキャッシュバックか、通信費用からの1000円引きを1年半なんていう形になります。
のりかえサポートは最初の頃は特にこれといった罰則はありませんでしたが、次第に罰則が増えていきました。それが3ヶ月以内への解約と機種変更で値引きキャンペーンの終了、もしくは一括で買っていた際には2万1000円分の違約金を徴収するというものです。
機種変更が3ヶ月間出来ないということで、スマートフォンに何かしらの不満がある方が我慢してその端末を使い続けなければならないため、その面で批判が起きていました。
そうした批判があったにも関わらず、SoftBankは2月からこの機種変更禁止期間をさらに延ばし、救済策とも呼べるパケットプランの変更にまで違約金をかけるという暴挙に出てきました。
今回は2月から始まったのりかえサポートの改悪点を紹介したいとおもいます。
6ヶ月以内の機種変更で2万1000円の違約金
これからSoftBankへMNPした場合、6ヶ月以内の解約と機種変更には2万1000円の違約金がかかります。一括購入した場合限定ですが、MNPだとほとんど一括0円というのがSoftBankの売り方になっていますので、ほとんど全てのMNP加入者が対象になる可能性もあります。
解約については期間自体は長すぎるとおもいますが、そんな短期で解約する方の事情を考える必要は無いでしょう。
問題は機種変更の方かとおもいます。MNPでSoftBankにしてみたものの、不具合の多い端末だった、もしくはスマートフォン自体が合わないという時に、機種変更出来ずその端末を6ヶ月間否が応でも使い続けなければならなくなります。
契約変更・プラン変更にも2万1000円の違約金!
せっかく買ったスマートフォンだけど、不具合が多くて使い物にならない。それじゃあ機種変更しようかとしても違約金がついて機種変更ができない。
それならばせめてパケットプランをフラットから2段階に変えて機種変更できるまで料金を節約しよう・・・としてもダメです。
2月からののりかえサポートは、パケットプランの変更や契約変更といった節約方法にも2万1000円の違約金をかけます。2段階制のプランやガラケー向けの契約で節約しようとしても、そのために2万1000円がかかるというとんでもない内容になっています。
つまりどんなにSoftBankの電波や端末に不満があっても、6ヶ月は必ず同じ端末を使い続け、パケットプランもフラットのまま使わなければならないということになります。
一応これは2月の1日からの開始です。
一部で22日から遡って適用と言われていますが、サポートがはっきりと否定しています。
@spspadad SBCare鈴木です。恐れ入りますが、2/1以降にご契約いただきましたお客さまが、6ヶ月以内のご解約で「のりかえサポートの契約解除料」が発生します。昨日ご契約いただいた場合は、該当しません。(1/2)
— カスタマーサービス担当 (@SBCare) 2014, 2月 1
@spspadad 困惑させてしまい申し訳ございません。1/31までにご契約いただきましたお客さまは、3ヵ月以内のご解約で「のりかえサポートの契約解除料」が発生いたしますので、ご注意くださいませ。(2/2)
— カスタマーサービス担当 (@SBCare) 2014, 2月 1
短期解約に違約金を増やすというのはわかります。
ですが機種変更、しまいにはプラン変更にまで違約金をかけるのは度が過ぎているかと感じます。今後SoftBankとMNPで契約する場合は、常にこののりかえサポートがついて回るようになりますので注意しましょう。