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スマートフォンの契約、MVNO格安SIMや格安スマホの使い方を徹底解説!

MVNO格安SIMの速度比較 8月編

MVNO格安SIMの速度調査8月編です。

格安SIMを選ぶのに各社ほとんど変わらない月額料金で比較しても現在ではあまり意味がありません。料金で比較してしまってはあまりにも似通ったプラン・金額でますますどれを選んでいいかわからなくなってしまいます。

そんな料金では比較しずらくなった格安SIMを選ぶ指標として、今一つ有効なものとして捉えらているのが「通信速度」です。

料金の安さは各社今となってはほとんど比較するまでもなく格安な料金を提供していますが、速度に関してはMVNO各社の姿勢の違いや事業に対する真剣さなどによって大きく異なってきます。速度というのは料金よりも毎日の使い勝手に直接関わってくる指標ですから、こちらを重視して格安SIMは選ぶべきであるという考えが広まっています。

特に格安SIMの利用者が多くなってきたことで、格安SIMに対する不満点なども目に付くようになりましたが、その大半を占めるのがこの通信速度が遅いという問題に関してです。

通信速度はMVNOの性質上、料金プランよりも各社の違いがはっきりと表れながら、その内実といったものが事業者から公表されにくいために、比較するための指標として今一番効果的なポイントとなっています。

今回もその速度を各MVNOで比較した調査の7月分をお届けします。こちらと過去の測定結果を見て貰えれば、今速いところがどこなのかも、長く高速な回線を提供しているのがどこなのかということも比較できるかと思われます。

MVNO格安SIMの速度比較まとめとオススメSIMの考察

 

2016年3月より計測方法を大幅に変更しています。スピードテストアプリやサイトの結果が現状全く参考になりそうにないMVNOが多いため、そのままその結果を鵜呑みにせずWebサイトを実際に読み込んでみた場合の実効速度を計測しています。

MVNO格安SIMの速度比較 3月編 一部MVNOで混雑時スピードテスト外の通信に速度規制を確認
3月もいつも通りのMVNO格安SIMの通信速度の状況を定点観測してみたいと思います。

ただし今回は一部のMVNOにスピードテストで計測される速度と、実際に使用した時との速度に

検証方法の正確性という意味でどれだけ変更後の方法が有用かはわかりませんが、少なくとも従来のスピードテストアプリやサイトに頼ったやり方よりは実効速度というものを表しているかと思いますので参考にしてみて下さい。

検証方法

検証端末等 ドコモ系・au系:MR04LN
TCP Monitor Plus
検証時間 8月1,2日計測
12時25分~(U-mobile/OCN/Wonder Link/イオンモバイル/Y!mobileは計測時間の都合上8月2日の同時間帯に計測)
16時~
21時15分~
2つの混雑して回線が輻輳する時間帯と1つの空いている時間帯を選んでいます。
スピードテストの速度検証 speedtest.net
Webサイト読み込みの速度検証 「楽天モバイル」のHP(約5.5MB)

TCPモニターの見方

TCPモニターは右から左へとパケットの流れる向きを記録しています。そのため結果の参考として載せてある各画像の右側が測定開始のタイミングになり、そこから左へ進むごとに時間ごとのパケット通信量の推移を確認できます。

一部のMVNOはバーストしており山が大きくなっているので、そっち側が記録開始地点としてわかりやすいかもしれません。

一応記録開始からのグラフには全回線なっていますが、キャプチャーのタイミングで開始点が若干ずれているものがあるのでご了承下さい。

「楽天モバイル」の公式HPの表示速度を新たな指標に

これまでの実効速度の確認方法を一部変更しています。

今までは1枚の大容量画像と動画の読み込み時の通信速度について記録してきましたが、「通信の最適化を確認するやつ」さんのページがアクセスしづらいことやMVNOで動画を見るユーザーも今そんなにいないだろうということでこちらを別の指標に変えています。

今後はWebサイトの読み込み時間という指標をもとに比較してみようと思います。

Webサイトは読み込みファイルサイズが大きくてMVNOという関連性もあることから「楽天モバイル」のPC版公式HPを使っています。「楽天モバイル」の公式HPは容量が計測当時で約5.5MB、それが複数の細かいファイルでバラけての合計となっているため、1枚画像のファイルダウンロード速度結果とはまた違った傾向を導き出せるかと思われます。

測定結果は読み込みにかかった秒数で記録しています。5秒前後、10秒前後、15秒以上といった大雑把な分け方ではありますが、その読み込み速度を記録しています。詳細なダウンロード速度についても参考値を出していますが、グラフを目視で読み取った数値となるのでより詳細な速度状況を確認したい場合は、添付してある速度グラフの画像ファイルを確認してみて下さい。

楽天モバイルの公式HPがあまりにも重いため、MVNOの通信速度としては10秒前後で読み込めれば合格点になるでしょう。5秒前後という数字だと相当好調であると言えます。

というわけで今後はこちらのWebサイトの読み込み速度という指標についても利用して通信速度の比較を行ってみたいと思います。

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速度結果

下の表はトラフィックモニターを目視しての平均値を算出した結果です。

より詳しいグラフの推移は若干見にくいですが以下のファイルより確認できるかと思います。

https://goo.gl/photos/iB4ZUsrNLs9uv9S7A

MVNO 時間帯 スピテス webサイト読み込み速度 webサイト読み込み時間
イオンモバイル 12時 0.38Mbps 0.45Mbps 15秒以上
16時 3.25Mbps 4.7Mbps 5秒前後
21時 1.18Mbps 1.7Mbps 15秒以上
BIGLOBE 12時 0.36Mbps 0.37Mbps 15秒以上
16時 6.28Mbps 9.3Mbps 5秒前後
21時 10.83Mbps 6.8Mbps 5秒前後
DMM moible 12時 0.37Mbps 0.42Mbps 15秒以上
16時 4.96Mbps 3.1Mbps 10秒前後
21時 1.70Mbps 2.0Mbps 15秒以上
FREETEL 12時 0.56Mbps 1.5Mbps 15秒以上
16時 8.51Mbps 7.5Mbps 5秒前後
21時 0.41Mbps 5.5Mbps 5秒前後
LINE mobile 12時 2.03Mbps 2.7Mbps 10秒前後
16時 13.53Mbps 10.9Mbps 5秒前後
21時 2.98Mbps 2.1Mbps 15秒以上
IIJmio 12時 0.34Mbps 0.38Mbps 15秒以上
16時 5.99Mbps 8.2Mbps 5秒前後
21時 1.59Mbps 1.7Mbps 15秒以上
mineo-d 12時 0.24Mbps 0.52Mbps 15秒以上
16時 9.89Mbps 9.4Mbps 5秒前後
21時 4.22Mbps 3.1Mbps 10秒前後
mineo-a 12時 0.23Mbps 0.2Mbps 15秒以上
16時 6.3Mbps 3.8Mbps 10秒前後
21時 2.30Mbps 0.7Mbps 15秒以上
NifMo 12時 0.20Mbps 0.43Mbps 15秒以上
16時 13.01Mbps 10Mbps 5秒前後
21時 5.96Mbps 5.5Mbps 5秒前後
OCNモバイルONE 12時 0.58Mbps 1.4Mbps 15秒以上
16時 6.78Mbps 7.7Mbps 5秒前後
21時 1.34Mbps 2.7Mbps 15秒以上
楽天モバイル(.co) 12時 0.65Mbps 0.6Mbps 15秒以上
16時 15.15Mbps 11Mbps 5秒前後
21時 14.71Mbps 9Mbps 5秒前後
楽天モバイル(.jp) 12時 0.25Mbps 0.34Mbps 15秒以上
16時 6.71Mbps 6.1Mbps 5秒前後
21時 5.53Mbps 5.8Mbps 5秒前後
U-mobileLTE使い放題 12時 3.68Mbps 1.6Mbps 15秒以上
16時 10.54Mbps 8.1Mbps 5秒前後
21時 1.74Mbps 3.20Mbps 10秒前後
UQ mobile 12時 7.18Mbps 4.6Mbps 5秒前後
16時 7.68Mbps 6.5Mbps 5秒前後
21時 3.89Mbps 6.4Mbps 5秒前後
WonderLink 12時 2.26Mbps 4.8Mbps 5秒前後
16時 11.61Mbps 8.4Mbps 5秒前後
21時 5.83Mbps 3.5Mbps 10秒前後
Y!mobile 12時 26.05Mbps 11Mbps 5秒前後
16時 32.19Mbps 10Mbps 5秒前後
21時 14.59Mbps 6.4Mbps 5秒前後

LINEモバイル

先月おすすめしていたLINEモバイルが今月は結構苦しい結果に。

お昼時はユーザー層が違うということで速度はまだ耐えていますが、同じく混雑時となる夜間でかつての高速さというものがなくなってしまっています。実際使っていても動画が読み込めなくなることが頻発するようになっており、低速化しているのを実感します。

それでも一応ドコモ系のMVNO格安SIMの中ではまだ全体的な使いやすさではマシな部類には一応なりますが、これまでの結果と比べると見劣りするものになっています。

LINEモバイル自体の運営姿勢を考えると、過去のTwitterでの発言なんかを考えるとこのまま速度がじり貧で下がっていくようなことは心配しなくていいでしょう。

官報の資料ではLINEモバイルはLINE社の中で赤字事業にはなってしまいましたが、本業の方でカバーできる余裕があるためにまだまだ期待できます。赤字でも速度増強を行って口コミ評価を高めていく従来の方針はしばらく継続されるでしょう。

LINEモバイルはこの2ヶ月ぐらいの対応に今後は注目してみたいところです。ようやく本格的に遅くなってきたということで、これからの対応でどういった姿勢を見せるのかで本当に信頼のおけるMVNOかどうかといったところがわかるでしょう。

NifMo/mineo

ドコモ系の回線でLINEモバイルが失速したということで、ドコモ系のMVNOで今月使いやすく今後もある程度任せられる回線が求められるところですが、その役割を任せられる回線としてNifMoが挙げられるかと思います。

LINEモバイルの陰に隠れてはいたものの、かなり安定して中速以上の結果を毎月残していたMVNOです。今月も昼時さえ我慢すれば優秀な方に分類できる結果を示しています。

何よりも1年以上目立った低速落ちがないという点も長期的に使おうと考えた時に安心できる要素です。結構契約者数が伸び続けている中でも、高速さを保つことのできる余裕のある増強スケジュールを用意しているのがわかります。

回線契約に高額なキャッシュバックも付いてくるのでお得な契約も出来るという点もメリットではあるので、速度重視のドコモ系を選びたいならNifMoも候補の一つとなるでしょう。

一応mineoも今月は復活しているのでこちらも良いですが、NifMoと比べると低速に落ちてしまう月というのが多めなので、2番手3番手ぐらいに位置するおすすめ度です。ただ相変わらずお昼の最混雑時に通信開始までのタイムラグ・反応の遅さというものが強く感じられるので、単純な速度比較で上位だからといっても褒めにくいところも残っています。

速度改善には積極的ではあるものの、紹介キャンペーンがまた2,000円に増額されるなど販促費が高くかかりそうなので、まだ不安定に高速低速で振れていくかもしれません。

ただこの紹介キャンペーンとエントリーパッケージでの実質4,000円還元や、フリータンクなどのオリジナルな機能などが魅力ではあるので、NifMoの代わりに選ぶ価値は十分あるかと思います。

mineo キャンペーン 「紹介コードで2,000円Amazonギフト券」と「エントリーコード利用で事務手数料無料」で4,000円お得に契約する方法 | スマホ辞典

UQ mobile/Y!mobile

ドコモ系の回線にこだわりがなければKDDIとSoftBankのサブブランド回線が断然おすすめです。

プランによっては2年縛りが発生してしまうものの明確にデメリットになるのはそれぐらいです。あとは選べるスマホの種類が狭まることさえ許容できれば、速度はもちろん料金面でも納得のいく契約をしながら格安SIMを利用することが出来ます。

今月の結果はもちろんこれまでの速度状況、そしてKDDIやSoftBankと密接につながっているという事業者としての特殊な成り立ちから、今後も継続的にこの通信速度の良さというものを高い確率で維持し続けると予想されます。

高速かつ低下の心配が他のMVNOに比べて圧倒的に低いという特殊さで、料金が格安SIM相当というUQ mobileとY!mobileの回線はキャリアから最初に乗り換える回線として最適解でしょう。

サポートや契約内容の好条件などはドコモ系MVNOにはないクオリティを求めることができるので、とりあえず間違いのない格安SIMを選ぼうと思ったらこちらを優先的に契約すると良いです。

ただちょっとUQ mobileの速度は気になるところが出てきており、mineoやIIJmioが行ってきた総務省へのチクリが効いてきた印象もあります。ここ数ヶ月はチェックし続ける必要があるかもしれません。

FREETEL/楽天モバイル

何度もこのサイトではスピードテストブーストを行う悪しき事業者としてやり玉に挙げていたFREETELと楽天モバイルですが、ここ数ヶ月の実効速度は速くて使いやすいものになっているのは間違いありません。

この速度は見方によってはNifMoやmineoよりも良いと見えます。ただ公平な目で見なければいけないとは思っているものの、過去のスピードテストブーストによるユーザー軽視の姿勢があるので軽々しくおすすめはできないのが個人的な感想です。

特にFREETELは継続すると謳った増速マラソンを終了、またキャンペーン関連も音沙汰無し、自社スマホのアップデートも放置と継続して使っていくには不安なところが表立って見えてきて、力をいれているのは実店舗の拡大ぐらいと明らかにターゲットユーザーを「何も知らない層」へ変えてきているのが伺えます。

今は良くてもこれからを考えた時には過去の所業と最近の運営方針を伺う限りは不安のほうが大きいです。

楽天モバイルについてはもう少し見ておきたいところです。次の低速時にもスピードテストの数字が連動し、速度回復も素早く着手してくれるようならばまた普通に勧められる回線になるかもしれません。LINEモバイルと同じように本業ではないということもあって赤字運営を許容している面があり、これがもう少し速度や回線品質の方へ向けば大化けするかもしれません。

その他

U-mobile無制限は規制がなければこれぐらい好調。ただ1GB前後に閾値があり、そこを3日間の利用量が超えるとがっつり速度は落ちてしまい使いにくくなります。

IIJmioやDMMモバイル、それにイオンモバイルといった回線は2015年頃のIIJmioのような厳しめの速度が継続しています。運営姿勢などは評価できますがちょっと現状は選ぶ理由が少ない状況です。

BIGLOBEが今月は結構良い数字ですが、ちょっとこちらはもう数ヶ月様子見しておきたいところです。

 

8月の速度まとめ

リアルタイムで通信速度を見ることのできるアプリ?も出てきたので、これからは寸評重視に更新していこうかと。

先月にとりあえずドコモ系ならLINEモバイルを選んでおけば問題ないとしながらこの翌月に遅くなってて申し訳ないですが、サービスインから10ヶ月近く高速さを保ってきたという実績は評価できると思います。今回の低速化も回復にどれだけかかるかといったところを見れる良い機会ですので、来月あたりの結果というのも楽しみにしておきたい回線です。

通話系オプションが充実し、カウントフリー機能にLINEの年齢認証も突破できるということで、速度以外にも良いところがあるのでおすすめしたい回線としてはまだ上位に位置しています。

同じく実績の高さがあり速度も今月はLINEモバイル以上のドコモ系回線となるとNifMoが選びやすいでしょう。こちらは1年以上、あと3ヶ月ほど継続すれば2年ほど高速に近い数字を維持し続けていることになります。速度が遅かった時期を乗り越えてからはかなり高い安定感を持った回線になっています。

他にもmineoなどLINEモバイルが目立たなくなったことで、比較的大手のMVNO事業者が目立つようになっています。

 

あとはY!mobileとUQ mobileも相変わらず定番としておすすめできる回線です。

サブブランド系の回線ということで回線速度で不満を感じるところは少なく、MVNOの契約では実現できないようなキャンペーンや割引の類が揃っています。ちょっとUQ mobileのほうは完全にサブブランドという代物ではないため、今月の結果や将来の回線品質に一抹の不安はあるものの、それでもバックボーンを考えれば並のMVNOよりも安定しているでしょう。

使えるSIMフリースマホはドコモ系に比べると少なくなってしまいますが、それでも「格安SIM」自体としては最も使いやすい回線と言える2つなので、ドコモ系回線へのこだわりがないようならこちらを選ぶのが無難でしょう。

 

ドコモ系の定番がなくなってしまったことで、どのMVNOを選べば良いのかというのが難しい判断になってきていますが、割と昔に比べたら選んで安心できる事業者というのは絞られてきているので、その中から選べばあまり不満を感じることはないでしょう。

LINEモバイルの失速は残念ですが、この状態をどれぐらいの期間で改善してくるか、というところは今後の楽しみなポイントでしょう。

NifMo

LINEモバイル

mineo

UQ mobile

Y!mobileオンラインストア

キャンペーン内容も重視したい方は↓
注目のMVNO格安SIMキャンペーン 8月編 | スマホ辞典

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