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スマートフォンの契約、MVNO格安SIMや格安スマホの使い方を徹底解説!

MVNO格安SIMの速度比較 5月編

MVNO格安SIMの速度調査5月編です。

格安SIMを選ぶのに各社ほとんど変わらない月額料金で比較しても現在ではあまり意味がありません。料金で比較してしまってはあまりにも似通ったプラン・金額でますますどれを選んでいいかわからなくなってしまいます。

そんな料金では比較しずらくなった格安SIMを選ぶ指標として、今一つ有効なものとして捉えらているのが「通信速度」です。

料金の安さは各社今となってはほとんど比較するまでもなく格安な料金を提供していますが、速度に関してはMVNO各社の姿勢の違いや事業に対する真剣さなどによって大きく異なってきます。速度というのは料金よりも毎日の使い勝手に直接関わってくる指標ですから、こちらを重視して格安SIMは選ぶべきであるという考えが広まっています。

特に格安SIMの利用者が多くなってきたことで、格安SIMに対する不満点なども目に付くようになりましたが、その大半を占めるのがこの通信速度が遅いという問題に関してです。

通信速度はMVNOの性質上、料金プランよりも各社の違いがはっきりと表れながら、その内実といったものが事業者から公表されにくいために、比較するための指標として今一番効果的なポイントとなっています。

今回もその速度を各MVNOで比較した調査の5月分をお届けします。こちらと過去の測定結果を見て貰えれば、今速いところがどこなのかも、長く高速な回線を提供しているのがどこなのかということも比較できるかと思われます。

MVNO格安SIMの速度比較まとめとオススメSIMの考察

 

2016年3月より計測方法を大幅に変更しています。スピードテストアプリやサイトの結果が現状全く参考になりそうにないMVNOが多いため、そのままその結果を鵜呑みにせずWebサイトを実際に読み込んでみた場合の実効速度を計測しています。

MVNO格安SIMの速度比較 3月編 一部MVNOで混雑時スピードテスト外の通信に速度規制を確認
3月もいつも通りのMVNO格安SIMの通信速度の状況を定点観測してみたいと思います。

ただし今回は一部のMVNOにスピードテストで計測される速度と、実際に使用した時との速度に

検証方法の正確性という意味でどれだけ変更後の方法が有用かはわかりませんが、少なくとも従来のスピードテストアプリやサイトに頼ったやり方よりは実効速度というものを表しているかと思いますので参考にしてみて下さい。

検証方法

検証端末等 ドコモ系・au系:MR04LN
TCP Monitor Plus
検証時間 5月8,9日計測
12時25分~(LINE mobile/DTI/U-mobile/OCN/Wonder Link/イオンモバイルは計測時間の都合上5月8日の同時間帯に計測)
16時~
21時15分~
2つの混雑して回線が輻輳する時間帯と1つの空いている時間帯を選んでいます。
スピードテストの速度検証 speedtest.net
Webサイト読み込みの速度検証 「楽天モバイル」のHP(約4.7MB)

TCPモニターの見方

TCPモニターは右から左へとパケットの流れる向きを記録しています。そのため結果の参考として載せてある各画像の右側が測定開始のタイミングになり、そこから左へ進むごとに時間ごとのパケット通信量の推移を確認できます。

一部のMVNOはバーストしており山が大きくなっているので、そっち側が記録開始地点としてわかりやすいかもしれません。

一応記録開始からのグラフには全回線なっていますが、キャプチャーのタイミングで開始点が若干ずれているものがあるのでご了承下さい。

「楽天モバイル」の公式HPの表示速度を新たな指標に

これまでの実効速度の確認方法を一部変更しています。

今までは1枚の大容量画像と動画の読み込み時の通信速度について記録してきましたが、「通信の最適化を確認するやつ」さんのページがないことやMVNOで動画を見るユーザーも今そんなにいないだろうということでこちらを別の指標に変えています。

今後はWebサイトの読み込み時間という指標をもとに比較してみようと思います。

Webサイトは読み込みファイルサイズが大きくてMVNOという関連性もあることから「楽天モバイル」のPC版公式HPを使っています。「楽天モバイル」の公式HPは容量が計測当時で約4.5MB、それが複数の細かいファイルでバラけての合計となっているため、1枚画像のファイルダウンロード速度結果とはまた違った傾向を導き出せるかと思われます。

測定結果は読み込みにかかった秒数で記録しています。5秒前後、10秒前後、15秒以上といった大雑把な分け方ではありますが、その読み込み速度を記録しています。詳細なダウンロード速度についても参考値を出していますが、グラフを目視で読み取った数値となるのでより詳細な速度状況を確認したい場合は、添付してある速度グラフの画像ファイルを確認してみて下さい。

楽天モバイルの公式HPがあまりにも重いため、MVNOの通信速度としては10秒前後で読み込めれば合格点になるでしょう。5秒前後という数字だと相当好調であると言えます。

というわけで今後はこちらのWebサイトの読み込み速度という指標についても利用して通信速度の比較を行ってみたいと思います。

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速度結果

下の表はトラフィックモニターを目視しての平均値を算出した結果です。

より詳しいグラフの推移は若干見にくいですが以下のファイルより確認できるかと思います。

https://goo.gl/photos/cpZnVBkaHNqTEuuW8

MVNO 時間帯 スピテス webサイト読み込み速度 webサイト読み込み時間
イオンモバイル 12時 0.59Mbps 0.68Mbps 15秒以上
16時 8.85Mbps 7.7Mbps 5秒前後
21時 2.17Mbps 1.0Mbps 15秒以上
BIGLOBE 12時 0.6Mbps 0.55Mbps 15秒以上
16時 11.20Mbps 6.4Mbps 5秒前後
21時 13.84Mbps 3.3Mbps 5秒前後
DMM moible 12時 -Mbps 0.62Mbps 15秒以上
16時 14.63Mbps 3.1Mbps 10秒前後
21時 2.27Mbps 2.7Mbps 10秒前後
DTI 12時 2.27Mbps 6.0Mbps 5秒前後
16時 9.84Mbps 3.8Mbps 5秒前後
21時 0.74Mbps 1.6Mbps 15秒以上
FREETEL 12時 0.6Mbps 1.2Mbps 15秒以上
16時 14.71Mbps 7.8Mbps 5秒前後
21時 1.81Mbps 3.6Mbps 10秒前後
LINE mobile 12時 3.13Mbps 3.1Mbps 10秒前後
16時 15.37Mbps 9Mbps 5秒前後
21時 14.38Mbps 9.9Mbps 5秒前後
IIJmio 12時 0.71Mbps 0.8Mbps 15秒以上
16時 8.22Mbps 6.0Mbps 5秒前後
21時 1.24Mbps 2.7Mbps 10秒前後
mineo-d 12時 0.94Mbps 0.62Mbps 15秒以上
16時 4.85Mbps 9.2Mbps 5秒前後
21時 13.73Mbps 8.2Mbps 5秒前後
mineo-a 12時 0.38Mbps 0.5Mbps 15秒以上
16時 9.34Mbps 5.0Mbps 5秒前後
21時 1.42Mbps 1.7Mbps 15秒以上
NifMo 12時 0.23Mbps 0.75Mbps 15秒以上
16時 4.70Mbps 9.9Mbps 5秒前後
21時 7.12Mbps 7.5Mbps 5秒前後
OCNモバイルONE 12時 0.39Mbps 0.65Mbps 15秒以上
16時 11.14Mbps 7.6Mbps 5秒前後
21時 2.38Mbps 2.5Mbps 10秒前後
楽天モバイル(.co) 12時 9.47Mbps 4.5Mbps 5秒前後
16時 8.60Mbps 8.34Mbps 5秒前後
21時 10.70Mbps 7.9Mbps 5秒前後
楽天モバイル(.jp) 12時 4.57Mbps 6.9Mbps 5秒前後
16時 8.27Mbps 7.3Mbps 5秒前後
21時 7.34Mbps 5.2Mbps 5秒前後
U-mobileLTE使い放題 12時 4.20Mbps 7.4Mbps 5秒前後
16時 7.50Mbps 7.6Mbps 5秒前後
21時 1.13Mbps 2.3Mbps 15秒以上
UQ mobile 12時 9.19Mbps 5.8Mbps 5秒前後
16時 7.06Mbps 5.2Mbps 5秒前後
21時 5.8Mbps 6.3Mbps 5秒前後
WonderLink 12時 9.22Mbps 8.4Mbps 5秒前後
16時 9.44Mbps 7.3Mbps 5秒前後
21時 5.79Mbps 3.9Mbps 5秒前後
Y!mobile 12時 38.20Mbps 12Mbps 5秒前後
16時 43.4Mbps 8.2Mbps 5秒前後
21時 29.50Mbps 7.4Mbps 5秒前後

楽天モバイル・FREETEL

今月は自信ありません。という言い方は変かもしれませんが、「間違った計測方法をしちゃったかな?」と感じるぐらいのにとあるMVNO格安SIMの通信速度が変化しており、準備していなかった結果が出てしまったことで用意していた言葉がつかえなくなり、どう評価したものかわからなくなってしまいました。

今月も当初の予定ではFREETELと楽天モバイルのスピードテストブーストMVNOを、他の格安SIMとの比較させるためにいじってやろうと思っていました。特に4月にはFREETELが総務省指導に刺された上にスピードテストブーストもようやくIT mediaが取り扱うなど、良く燃えた1ヶ月となったので、そこに触れつつ今月もスピテスブーストへのツッコミから始めようと考えていました。

 

ところが4月にブースト問題が燃やされまくった影響か、この2つの代表的なスピテスブースト回線が今月はその悪い特性が見られなくなってしまっています。

楽天モバイルに関しては今月に限って言えば、スピードテストに準じた実効速度をWebサイトのダウンロード速度でも実現しています。しかもお昼時にまさかの1Mbps以上の速度を見せるなど、ちょっとこれまでの通信速度と比べると抜群に使いやすい回線へと生まれ変わっています。

この生まれ変わりが気まぐれなのかどうかは今月だけでなくこれからの様子を見ていく必要がありますが、今月の結果自体は楽天モバイルらしからぬ快適な通信速度を見せています。昼も夜も実効速度がスピテスに劣っていません。

一応何かの間違いだと思ってこちらに関しては2日続けて昼の時間帯に計測しましたが、2日続けて1Mbps以上の実効速度を記録しており間違いではなくちゃんとした速度として捉えてよいようです。

ただしrmobile.coのAPNでは問題なかったのですが、rmobile.jpのAPNの方では通信開始からしばらく経たないとパケットが流れず、速度も不安定な様子が見受けられたので、こちらの.jpのAPNに関しては多少ツッコミどころがあります。

こんな感じで速度状況が大きく改善されてしまった結果が出てしまったので、ブーストや低速といった問題で茶化すことが出来なくなっています。だからと言って速いからおすすめ、ということには過去の不信感からはなりませんが、一応使いやすさでは向上してしまっているのが今月の結果です。

 

FREETELについても楽天モバイルのようにスピードテストブーストと呼べる確証のような記録は今月は出てこず、むしろ実効速度のほうが良いという結果になってしまいました。

色々騒がれた後という事もあり、この辺り敏感なFREETELらしく対応が早かった、という事でしょうか。1年前にやっとけよという話ですが。

実効速度は楽天モバイルと同じように、むしろ良い部類に入る結果を示していますが、まぁこれまでの信頼度の無さなんかから褒める気にはならないのが個人的な印象ですが。

 

こんな感じでまさかの批判するところがほとんどないという結果に今月はなってしまっているので、先月話題になったスピテスブーストを弄る機会はありませんでした。

ブーストがないどころか実効速度もいいなんて・・・多分これは測定の仕方間違えた可能性が高いです、なんて言いたくなるぐらいの結果です。

 

LINEモバイル・WonderLink F・NifMo・mineo

いくら速度が良くてもこれまでやらかし続けてきたMVNOを勧める気にはなりませんので、ここからは比較的にまともなMVNOについて結果を見ていきましょう。

docomo系で速度が良かったのはここ半年近くトップクラスの実力を見せているLINEモバイルと短期間で復活してきたNifMo、それとちょっと注釈のあるmineoが今月は良い結果になっています。

WonderLink Fもお昼時は爆速だったのですが、過去に見られた夜間に速度が落ちるという状況が今月は再発しており、速度面の優位性では他のMVNOのほうが上に来ています。

LINEモバイルは相変わらず高速さを保っています。まだ格安SIMに詳しい方を中心に契約されている印象があり、一般的な利用者への認知の広がりはされていないような状態なので余裕があるものと思われますが、それでもしっかりと速度を継続的に維持しているのは評価が出来ます。

プロバイダ事業が本業ではないために、ある程度利益度外視の設備増強スケジュールでもやっていけるのがLINEモバイルの強みかもしれません。別事業で利益を生み出せているゆえに評判の向上を重視した施策をやっていけてるのでしょう。

NifMoは2,3ヶ月ほどトップの扱いが出来ない状態が続いていましたが、今月はまた復活して使いやすい回線になっています。LINEと同じOCNモバイルONEをMVNEとした回線で、MVNE元含めてグループ全体の回線状況が良いものになっています。キャンペーンも長く続けている体力もありますし、これまで1年以上中速~高速回線を提供し続けてきた信頼性というものは高いかと思われます。

mineoのドコモ系回線が今月は予想に反して結果を示しています。割とmineoについては好意的に紹介していることが多いので、結果を残してくれているのは一安心なのですが、この回線で気になるところとして楽天モバイルのrmobil.jpと同じように、応答速度・pingといった部分、通信開始までの待ち時間というものが強く感じられる時間帯がありました。

そのため結果自体は良いものの、LINEやNifMoと比べると評価としては1段下がる快適度といえます。一時的な可能性もあるものの、過去にもこの問題には触れた覚えがあるのでそちらの改善もmineoには期待したいところです。

 

UQ mobile・Y!mobile

ドコモ系が上記の3つが今月の良い結果を見せた格安SIMとして挙げられますが、au系とSoftBankグループの回線となると定番のUQ mobileとY!mobileが相変わらずの強さです。

同じau系ではmineoのauプランも用意していますが、速度においてはUQ mobileに完敗。KDDI資本のMVNOという特殊性から、明らかに格安SIMの中では異質なほどに安定した通信速度を保っています。公平さというものはないものの、ユーザーが使う分には安いのにキャリアと同品質級の回線を得られることになり、本当に使いやすさでは優れています。

Y!mobileはMVNOではないものの、SIMのみのプランの料金は格安SIM・iPhone SEなんかのセットも格安スマホといった表現のほうが近いものになっていますから、格安SIMといった部類には入るでしょう。そうして他の格安SIMと比較するとY!mobileはSoftBankグループとして準キャリア的に動いているわけで、速度はもちろんのことサポートや料金面でもコストパフォーマンスの高い契約が可能になっています。

速度が出て使いやすいだけでなく料金も安くサポート付きというこの2つのサブブランドは、ドコモ系回線にこだわらないようであればまず真っ先に契約を考えるべき回線になります。

 

U-mobile

U-mobileの無制限プランは結構速度が良かったです。こちらの回線は今だと2ヶ月間完全無料で利用できるキャンペーンが行われているので、それ向けに帯域を増やしてきたのかもしれません。

2ヶ月無料で使うのであれば使いやすい回線であるのは間違いないので、追加の回線が必要な方や新しいMVNOに触ってみたいという方には良いと思います。

ただこの速度は3日で約1GBまでの利用時に出る速度で、それ以上のデータ通信量を使ってしまうと速度制限が行われるので注意してください。常用の無制限プランとしては規制内容に難があります。

 

まとめ

ツッコミやすかった楽天モバイルとFREETELの速度状況が改善をしてしまっており、今月は強くこの問題へは踏み込めなくてがっかりしています。

とりあえずいくら楽天モバイルとFREETELの実効速度が上がったと言っても、それですぐにおすすめになるわけでもなく、この1年間の不誠実さというものはむしろおすすめしない理由としては十分なものになっているでしょう。

過去記事含めての繰り返しになりますが、中長期的な利用を考えたら信頼できるMVNOかどうかというのは重要なチェックポイントになるかと思います。

そのあたりはこちらで→MVNO格安SIMの速度比較まとめとオススメSIMの考察

今月もドコモ系ではやっぱりLINEモバイルが一番選びやすいでしょう。音声定額のオプションがないという弱点はありますが、昼と夜の快適さでは他のドコモ系にはないクオリティです。既に半年以上こうした状態を続けていますので、その継続の仕方は評価することが出来るでしょう。カウントフリーなどの面白い機能もあり、扱いやすい回線であるのは間違いありません。

もう一つ別のドコモ系の選択肢としてはNifMoが候補に入るでしょう。こちらは1年以上極端な速度低下もないままに全体的に快適な通信速度を見せてきましたので、その実績は信頼のおけるMVNOの一つに加え入れても良いでしょう。これまでの実績をとるならこちらのNifMoです。

あとはmineoもですが、こちらは指摘した通り初速のでるまでの反応に鈍さを感じたので、キャンペーンや機能で魅力を感じた場合には十分良いのですが単純な速度比較だと体感的には前者2つよりも劣ります。

⇒LINEモバイル

⇒NifMo

⇒mineo

そしてもちろんUQ mobileとY!mobileは速度だけでなく通話定額機能やサポートといった部分で他の格安SIMよりも圧倒的に使いやすいものとなっているので、ドコモ系や一部プランの2年縛りなどが気にならなければ、まずはこれらのどちらかから格安SIM利用をスタートさせることをおすすめします。

サブブランド回線として展開しているので、普通のMVNOのような時間帯による速度低下などにほとんど悩まされません。

⇒Y!mobile

⇒UQ mobile

Y!mobileとUQ mobileでiPhone SEが発売 価格/維持費について

これらに加えて今ならU-mobileの無制限プランがキャンペーンで2ヶ月無料で試せるので、こちらをまずは使ってみて格安SIMの「遅さ」というものを確かめてみるのも良いでしょう。

⇒U-mobile

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