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Xperia XZ3 SO-01L/SOV39/801SO実機レビュー バッテリーや発熱に注意が必要も、使いやすさは大きく向上

Xperia XZ3 SO-01L/SOV39/801SO実機レビュー バッテリーや発熱に注意が必要も、使いやすさは大きく向上

今回もドコモ、au、SoftBankで販売されるXperia XZ3について、しばらく使ってみたのでそちらのレビューをしていきたいと思います。

スペック面でXperia XZ2からの大きな変化といったものはありませんが、デザインなどについては洗練されてきたのを感じるモデルとなっています。

大きな不満のないスマホとなっていますが、細かいところでの気になるポイントなどをまとめてみたいと思いますので、購入の参考になれば幸いです。

ドコモオンラインショップ:Xperia XZ3 SO-01L

auオンラインショップ:Xperia XZ3 SOV39

ソフトバンクオンラインショップ:Xperia XZ3

 

Xperia XZ3 スペック

Xperia XZ3 Xperia XZ2
OS Android 9 Android 8.0
SoC Snapdragon 845 Snapdragon 845
RAM 4GB 4GB
ROM 64GB/外部メモリ512GB 64GB/外部メモリ400GB
ディスプレイ 6.0インチ 有機EL
フルHD+(1080×2880)
5.7インチ トリミナスディスプレイ
フルHD+(1080×2160)
サイズ 73×158×9.9mm 72×153×11.1mm
重量 193g 198g
バッテリー 3200mAh 3060mAh
カメラ メインカメラ:1920万画素
サブカメラ:1320万画素
メインカメラ:1920万画素
サブカメラ:500万画素
その他機能 受信最大988Mbps
ワンセグ・フルセグ(イヤホン変換ケーブル利用時)
IPX5/IPX8防水、IP6X防塵
指紋認証
ハイレゾ
4K HDR動画
受信最大988Mbps
ワンセグ・フルセグ(イヤホン変換ケーブル利用時)
IPX5/IPX8防水、IP6X防塵
指紋認証
ハイレゾ
4K HDR動画

Snapdragon 845+4GBのRAMといった構成になっており、Sonyのスマホの中では最も新しいフラグシップモデルとなっています。

SoCやRAMの容量にこれといった目立つ要素というのはありませんが、各キャリアで設定されている販売価格を考えると必要な性能は揃えてきています。

重さや端末のサイズを中心にXperia XZ2からの改善点が見られるのが印象的です。

気になるのはRAMとROMのメモリ周りです。

RAMは4GBと、他のフラグシップが6GBなんかを揃える中では見劣りする容量しか用意されていないのですが、こちら実際の利用においてほぼアプリを利用していない状況でも3GBとカツカツなメモリアクセスを行ってしまっており、空いているのが1GBあるかないか程度というRAMに余裕のない状態が見られます。

一応今回のレビュー時にはまだこのメモリのカツカツさを時間するような問題には当たっていないものの、今後長期的に利用することを考えた時にはこのRAMの物足りなさというのはどこかで支障が出てくることでしょう。

アプリが再起動しやすくなったり、ブラウザのタブの再読み込みが頻発したりといった問題が起きやすいことに注意が必要になってくると思います。

またROMは64GBあるのですが、既存のアプリで15GBほどを占有されてしまっており、購入直後で利用できるのが50GB以下しか残っていません。これでは若干心許ないのでmicro SDなどで外部に記憶させて運用するというのは必須でしょう。

メモリ周りはRAMもROMも若干厳しい実機スペックとなっており、こちらに関しては長く使えば使うほどに不満を感じるかもしれません。

 

防水・防塵機能、おサイフケータイ機能、指紋認証と機能面は日本向けと呼ばれるものはほぼ揃っています。

性能に関しては特に不満もないレベルなのであえて何か語るのも難しいのですが、一応指標としてわかりやすいベンチマークスコアを中心に確認してみましょう。

Antutuベンチマークアプリではそのスコアとして28.6万点という数字を付けています。

32万点のiPhone XS Maxよりも低めではありますが、対抗となるGalaxy Note9に近いスコアを記録しています。

Geekbenchではこのような数字です。同時期のGalaxy Note9に匹敵するベンチスコアです。

 

Xperia XZ3レビュー簡易まとめ

Xperia XZ3のレビューについて詳しく語る前に簡単に良い所と悪い所をまとめてみました。

詳細なレビューは各項目に任せますが、印象としてはこうした感じになります。

良いところ
  • デザインが洗練され、軽さと薄さ、そして幅も狭くなり持ちやすさが大きく向上
  • 有機ELディスプレイの発色が素晴らしい
  • サイドセンスはまだ洗練の余地はあるが久しぶりに使いやすい新機能に
  • カメラは単体では十分
悪いところ
  • 電池持ちは期待したほどではなく他のメーカー機種と比較してもそこまで良くない
  • 発熱もこれといった改善点が見られず、夏場に不安
  • 指紋認証の精度は十分だがセンサー位置が悪すぎる

 

良い悪いではこうしたところが目立っています。

フラグシップスマホ、特にSnapdragon 845機種をこれまで多く触ってきた中では、電池や発熱といったところでもう少しメーカー側でチューニングなど出来なかったものかと感じます。Xperia XZ2でSDM845を使って似たような問題が起きていたにも関わらず、今回も同じような不満点が残っているのは残念なところです。

またすでに紹介したRAMやROMの少なさというところは長く使う時に気になってくるポイントです。

一方で良いところも多いため、それら各ポイントの詳細を以下のレビューで確認してもらえればと思います。

 

薄さは十分、幅の狭さが持ちやすさを高めており快適な使い心地

Xperia XZ2とは何だったのでしょうか・・・。

Xperia XZ3を触って真っ先に感じたのは、XZ2と比べて画面が大きくなっているのに持ちやすさ全般が向上しているという点です。

XZ2よりも0.3インチも大きなディスプレイなのに軽く(198g→193g)、また厚みも大分抑えられて一般的なスマホレベルに改善され(11.1mm→9.9mm)、そしてエッジディスプレイの効果によって画面サイズが上がったのに横幅も僅かしか広くなっていない(72mm→73mm)ために持ちやすさといったところはもちろん、手への負担が軽減されているところに少し感動してしまいました。

どれも使い勝手の向上に寄与していることは間違いないのですが、特に幅が狭くなっていることで端末のスリム化が進んでおり、持ちやすさというところでかなり大きな役割を果たしています。

この辺り2.5Dやフラットディスプレイではなくエッジディスプレイを採用したメリットといったものが感じられる進化を見せています。

横幅がスリムになったことで大画面スマホを持った時に感じる手のひらへの「抵抗感」といったものが予想以上に減っており、XZ2以外にもiPhone XS Maxなどと比較しても使いやすさというのを感じやすいスマホになっています。

デザイン変更によるこのスリム化は本当にXperia XZ2が一体何だったのかと思わせるほどにポジティブな印象を受けるものになっています。持ちやすさ、手への抵抗・負担の少なさというのは長時間利用するのに適した端末デザインなので、この点はXperia XZ2から大きな改善を加えてポジティブ要素に変えてきています。

 

ディスプレイは有機ELに、美しさはNote9に匹敵するレベル

左はGFeel2、真ん中がXZ3、右がGNote8 どれも同じ壁紙を使用

最近のXperiaシリーズはそうでもありませんでしたが、一昔前のXperiaシリーズだと液晶ディスプレイの発色が弱々しいものになってしまっているモデルがあり、トリミナスディスプレイやX-Reality for mobileといったディスプレイ周りの機能をそろえていても美しいディスプレイといった意味では十分ではないモデルもありました。

そうしたモデルと比較するとXperia XZ3のディスプレイは初の有機ELを採用したこともあり、ディスプレイの発色や明るさなどの美しさでは過去のモデルを上回るクオリティを見せています。

見た目の美しさ・発色のバランスの良さといったところでは、同時期に発売されたGalaxy Note9に匹敵するものになっており、ディスプレイを眺めるのが気持ちの良い体験となってきます。

Note8でも感じた、一部の古いモデルを中心とした有機ELパネルを積んだスマホのように、赤みまたは青みが強くて目に刺さるような発色やベースの色にパネルの色が乗っかってしまう色傾向、明るさの足りなさというのを感じることのないしっかりとした有機ELディスプレイを採用しているため、様々なコンテンツを見る際の満足度の高さというものがあります。

画像にもありますが同じ黒色オンリーの壁紙を設定しているのに、左のGalaxy Feel2はパネルの赤みが浮き出てしまい、右のNote8も画像ではわかりにくいですが若干青い寒色が強いのを感じます。こうした中でXperia XZ3の発色はパネルの色味というのが乗っていません。

このようにXperia XZ3は特に黒色の表現に対して青さが混じらず本物の黒として表現され、かなりメリハリが効いてコントラストのはっきりした力強い表現というのが行われます。暗い場面で黒潰れせずに何が起きているのかがわかるため、動画の暗所シーンをスマホで見ても暗い中で何が行われているのかを見ることが出来ます。

発色の弱さというのを克服している点は古いXperiaを使ってきた方にとってまた新たなスマホ体験の向上といったものを感じさせてくれるかと思われます。

 

指紋認証の位置は相変わらず不満、位置が悪すぎる

カメラの下に指紋認証センサー

デザインを一新して不満が多く挙がったXperia XZ2シリーズの反省点を踏まえ、デザイン面ではかなり改善が見られてポジティブな要素が見られるようになったXperia XZ3ですが、まだXperia XZ2同様に不満点の残る箇所があります。

それは指紋認証センサーの位置です。

今モデルでもこれはXperia XZ2のデザインを踏襲しており、端末のちょうど真ん中に設置されています。

この位置ではスマホを持った時に指を必要以上に曲げる必要があるため、自然な指の動きでのロック解除には至ることができず、安定感の悪い操作をすることになり落下のリスクなどが発生してしまいます。

自然な指紋認証が出来る位置というのがちょうどカメラの位置にあるため、何度もカメラに間違って触れてレンズを汚してしまいます。

指紋認証のやりにくさというのはXZ2から継続している不満点です。

 

発熱は秋から冬の季節に感じるものとしては高く、夏場は厳しい予想がされる

発熱具合についてはXperia XZ3のレビューにおいてネガティブな評価の対象になります。

負荷の強いAntutuのベンチアプリを連続で展開した時の温度というのを同アプリで計測していますが、こちらが

  • 1回目 バッテリー:36.5℃・CPU:41℃
  • 2回目 バッテリー:40℃・CPU:44.3℃
  • 3回目 バッテリー:42.8℃・CPU:48.4℃

という風な結果になっており、秋から冬にかけて気温が下がっている時期ということを考えると発熱は結構強めとなっています。

今の時期はまだこれでも許容範囲ではあるものの、これが春や夏場に利用する際にも発生してしまうとかなり厳しい発熱量になってしまうかと思われます。

同じSoCを使ったGalaxy Note9の発熱具合が℃となっている中で、同じ負荷でここまで発熱具合に差があるのはXperia XZ3のネガティブポイントでしょう。

 

バッテリー持ちも気になる減り方

バッテリー・電池持ちについても発熱同様にネガティブな評価の方が強いです。

一応Galaxy Note9のようにしばらく使ってみて安定させる必要があるかもしれないので評価はあくまで一時的なものになりますが、決して良いとは言えないバッテリー周りの性能となっています。

バッテリー持ちについてはXZ2シリーズで強かった何もしてないときであっても減りやすく、大体7時間ぐらいの放置で7~11%ぐらい減っています。充電を忘れて朝を迎えてもダメージの少なかったXZ2シリーズと比べても結構消費量は多く、決して電池持ちの良いスマホという枠には入らないものと感じさせます。

利用している時の減り方は穏やかで気にならないのですが、何もしない時の減り方に関しては他のスマホと比べた時に見劣りしてしまいます。

Geekbenchのバッテリースペックのベンチテストでは、古いモデルよりも下のスコアを見せてしまっています。

また電池の充電に関してもSTAMINAモードの影響で100%の満充電に至るまで非常に時間がかかるものになっており、もしもきっかり充電を行いたい場合にはこの辺りの設定を変更しておく必要があります。

放電の強さ、初期設定時の充電のしにくさというところではあまり良い印象を受けません。

RAM同様に長期的に利用することを考えた時には大きな不安要素がこの電池周りです。

 

サイドセンスはエッジディスプレイ的な利用ができる新機能

このXperia XZ3ではXperiaシリーズ初となるエッジディスプレイを採用しています。

こちらは端末の横幅を短くするのに効力を発揮している他、エッジを利用した新機能としてサイドセンスというものを用意しています。

こちらはGalaxyシリーズではお馴染みの、Apps edgeに近い使い方が出来ます。アプリのショートカットとWi-Fiトグルなどをわざわざホーム画面などに戻らず、アプリを使った状態で引き出すことが出来ます。

ショートカットアプリの量やトグルなども引き出せるために本家のApps edgeよりも使いやすさを感じる部分もあるのですが、問題はこのサイドセンスを呼び出す操作が若干コツが必要という点にあります。

操作方法がエッジ部分をダブルタップという形になります。タップの仕方によっては反応が鈍いことがありますが、慣れればエッジのどこからでも呼び出せるため、GalaxyのApps edgeよりも自由度が高くなっています。

 

カメラはフラグシップモデルの中では目立たない

カメラに関しては従来機よりも確実に進化しているのを感じさせますが、同時期のフラグシップモデルが一気にカメラ回りに力を入れだした中においてはXperia XZ3のカメラ性能といったものはそれらの中では埋もれてしまう特徴のない存在になっているのは事実です。

各写真で比較していくと日中では空の白飛びのしやすさが、夜間は人工の光源付近で白飛びやぼやけてしまいシャープさを失ってしまう場面が他のスマホよりも目立っています。ダイナミックレンジの幅が狭い印象を受けます。

単体で見るとそこまで問題というのは感じない綺麗な写真が撮れることは確かなのですが、比較となると気になるポイントが多いことは否めません。

Xperia XZ3

iPhone XS MAX

P20 Pro

Xperia XZ3

iPhone XS MAX

P20 Pro

若干ベタ塗り感というのも目立つため、カメラを重視するような使い方だと他のモデルの方が満足度は高いでしょう。

撮影モードもオート撮影でも可能なものが少なく、初心者には少し扱いが難しく感じます。マニュアルモードは充実していますが、シーンに合わせて気軽に撮影したい方にはちょっと撮影機能やモード選択といったものが十分揃っていないのは不満点です。

 

2年使い続ける時にRAMやバッテリーには不安はあるが、使いやすい機種であることは確かなスマホ

Xperia XZ3の評価としては正直かなり困っています。

2年以上使うことを前提に考えた場合、空いているRAMの少なさやバッテリー持ちがそこまで良くないという点から、素直におすすめするのが難しい機種ではあります。タスクキルや時には再起動などをして快適さを維持する必要があり、ヘビーユーザーであれば充電環境を揃えておかないと丸1日使うのには不安があります。

その一方で有機ELディスプレイの美しさ、6インチの大画面でありながら手に馴染んでくれるサイズ感と背面デザイン、単純な性能の良さからくる操作の快適さというのは、これまでのXperiaシリーズの中でも際立った高い満足感を与えてくれて、個人的にはかなりお気に入りとなった1台です。

この使い心地の良さからおすすめしたいモデルなのですが、RAMやバッテリーというのは広範囲に影響を与える問題となってくるため、素直におすすめすることが難しくなっています。

バッテリー充電が可能な環境で利用ができる、モバイルバッテリーを持ち歩く習慣があるということであればこのXperia XZ3の弱点というのは簡単に克服されるので、そうした環境下で利用ができるのであれば買い替え機種としておすすめしたい存在です。有機ELの美しさの上でサクサクと動く操作が出来るのは本当に気持ちの良い体験になっているので、過去のXperiaシリーズの中でも注目度が低いのが残念なほどに良いスマホとして推せることが出来ます。

弱点を理解した上で運用をしていけるなら買って後悔することは少ないスマホとなっています。

ドコモオンラインショップ:Xperia XZ3 SO-01L

auオンラインショップ:Xperia XZ3 SOV39

ソフトバンクオンラインショップ:Xperia XZ3

 

価格情報・契約に関する知識

最後に3キャリアでの販売価格についてまとめておきます。

どれも11月11日時点の価格となっています。

ドコモ au SoftBank
販売価格 98,496円 99,360円 119,040円
割引 ▲41,472円 ▲41,904円 ▲54,720円
実質価格 57,024円 57,456円 64,320円

一括価格はドコモとauは何とか10万円以下に抑えていますが、SoftBankに関しては12万円近い販売価格となっています。

実質価格ではドコモの安さが目立ちます。SoftBankの実質価格については月月割が終了する1月31日までの限定価格となっています。(詳しくはこちらの記事で⇒SoftBankのiPhone XS/XS Maxの実質価格 3,050円の月月割がホワイトプランなどからの機種変更で適用可能 | スマホ辞典

iPhone XSやGalaxy Note9なんかの同時期のフラグシップモデルと比較をすれば安いことは安いのですが、それでも高額になっているのは間違いありません。

 

機種変更契約はオンラインショップを使って安価に

こうした価格の高さを少しでも抑えたい場合、特に割引の少ない機種変更で価格を高くしたくない場合には契約にオンラインショップを利用することをおすすめします。

オンラインショップではショップ店頭での契約にありがちな「追加の値上げ」を全て避けることが出来ます。

  • 頭金による値上げ
  • 半強制的なオプション加入による値上げ
  • 事務手数料による値上げ(ドコモのみ)

この中では特に頭金の存在がショップ店頭で問題になっており、この頭金によって定価から1万円以上値上げされてしまうことも珍しくありません。

安く契約しようと考えているならば、この頭金問題は影響が相当に強くなるために知っておくべきかと思います。もしもショップ店頭で契約を考えているならば、以下の記事を読んでもらって頭金についての注意点を必ず理解してからにしてください。

ドコモやau、iPhone・スマホ契約時の『頭金』について | スマホ辞典

頭金を避けて契約するというのは機種変更でスマホを買うにはほぼ必須となっているため、こちらは必ず0円のショップ=オンラインショップでの契約というものをおすすめしています。

ドコモオンラインショップ

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