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スマートフォンの契約、MVNO格安SIMや格安スマホの使い方を徹底解説!

MVNO格安SIMの速度比較 6月編

MVNO格安SIMの速度調査6月編です。

格安SIMを選ぶのに各社ほとんど変わらない月額料金で比較しても現在ではあまり意味がありません。料金で比較してしまってはあまりにも似通ったプラン・金額でますますどれを選んでいいかわからなくなってしまいます。

そんな料金では比較しずらくなった格安SIMを選ぶ指標として、今一つ有効なものとして捉えらているのが「通信速度」です。

料金の安さは各社今となってはほとんど比較するまでもなく格安な料金を提供していますが、速度に関してはMVNO各社の姿勢の違いや事業に対する真剣さなどによって大きく異なってきます。速度というのは料金よりも毎日の使い勝手に直接関わってくる指標ですから、こちらを重視して格安SIMは選ぶべきであるという考えが広まっています。

特に格安SIMの利用者が多くなってきたことで、格安SIMに対する不満点なども目に付くようになりましたが、その大半を占めるのがこの通信速度が遅いという問題に関してです。

通信速度はMVNOの性質上、料金プランよりも各社の違いがはっきりと表れながら、その内実といったものが事業者から公表されにくいために、比較するための指標として今一番効果的なポイントとなっています。

今回もその速度を各MVNOで比較した調査の6月分をお届けします。こちらと過去の測定結果を見て貰えれば、今速いところがどこなのかも、長く高速な回線を提供しているのがどこなのかということも比較できるかと思われます。

MVNO格安SIMの速度比較まとめとオススメSIMの考察

 

2016年3月より計測方法を大幅に変更しています。スピードテストアプリやサイトの結果が現状全く参考になりそうにないMVNOが多いため、そのままその結果を鵜呑みにせずWebサイトを実際に読み込んでみた場合の実効速度を計測しています。

MVNO格安SIMの速度比較 3月編 一部MVNOで混雑時スピードテスト外の通信に速度規制を確認
3月もいつも通りのMVNO格安SIMの通信速度の状況を定点観測してみたいと思います。

ただし今回は一部のMVNOにスピードテストで計測される速度と、実際に使用した時との速度に

検証方法の正確性という意味でどれだけ変更後の方法が有用かはわかりませんが、少なくとも従来のスピードテストアプリやサイトに頼ったやり方よりは実効速度というものを表しているかと思いますので参考にしてみて下さい。

検証方法

検証端末等 ドコモ系・au系:MR04LN
TCP Monitor Plus
検証時間 6月1,2日計測
12時25分~(DTI/U-mobile/OCN/Wonder Link/イオンモバイル/Y!mobileは計測時間の都合上6月2日の同時間帯に計測)
16時~
21時15分~
2つの混雑して回線が輻輳する時間帯と1つの空いている時間帯を選んでいます。
スピードテストの速度検証 speedtest.net
Webサイト読み込みの速度検証 「楽天モバイル」のHP(約4.9MB)

TCPモニターの見方

TCPモニターは右から左へとパケットの流れる向きを記録しています。そのため結果の参考として載せてある各画像の右側が測定開始のタイミングになり、そこから左へ進むごとに時間ごとのパケット通信量の推移を確認できます。

一部のMVNOはバーストしており山が大きくなっているので、そっち側が記録開始地点としてわかりやすいかもしれません。

一応記録開始からのグラフには全回線なっていますが、キャプチャーのタイミングで開始点が若干ずれているものがあるのでご了承下さい。

「楽天モバイル」の公式HPの表示速度を新たな指標に

これまでの実効速度の確認方法を一部変更しています。

今までは1枚の大容量画像と動画の読み込み時の通信速度について記録してきましたが、「通信の最適化を確認するやつ」さんのページがアクセスしづらいことやMVNOで動画を見るユーザーも今そんなにいないだろうということでこちらを別の指標に変えています。

今後はWebサイトの読み込み時間という指標をもとに比較してみようと思います。

Webサイトは読み込みファイルサイズが大きくてMVNOという関連性もあることから「楽天モバイル」のPC版公式HPを使っています。「楽天モバイル」の公式HPは容量が計測当時で約4.9MB、それが複数の細かいファイルでバラけての合計となっているため、1枚画像のファイルダウンロード速度結果とはまた違った傾向を導き出せるかと思われます。

測定結果は読み込みにかかった秒数で記録しています。5秒前後、10秒前後、15秒以上といった大雑把な分け方ではありますが、その読み込み速度を記録しています。詳細なダウンロード速度についても参考値を出していますが、グラフを目視で読み取った数値となるのでより詳細な速度状況を確認したい場合は、添付してある速度グラフの画像ファイルを確認してみて下さい。

楽天モバイルの公式HPがあまりにも重いため、MVNOの通信速度としては10秒前後で読み込めれば合格点になるでしょう。5秒前後という数字だと相当好調であると言えます。

というわけで今後はこちらのWebサイトの読み込み速度という指標についても利用して通信速度の比較を行ってみたいと思います。

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速度結果

下の表はトラフィックモニターを目視しての平均値を算出した結果です。

より詳しいグラフの推移は若干見にくいですが以下のファイルより確認できるかと思います。

https://goo.gl/photos/escrTv8uMaJEeASw8

MVNO 時間帯 スピテス webサイト読み込み速度 webサイト読み込み時間
イオンモバイル 12時 0.61Mbps 0.58Mbps 15秒以上
16時 3.92Mbps 5.1Mbps 5秒前後
21時 1.48Mbps 1.6Mbps 15秒以上
BIGLOBE 12時 0.28Mbps 0.36Mbps 15秒以上
16時 14.12Mbps 10Mbps 5秒前後
21時 2.34Mbps 1.8Mbps 15秒以上
DMM moible 12時 0.32Mbps 0.55Mbps 15秒以上
16時 4.45Mbps 7.1Mbps 5秒前後
21時 1.47Mbps 2.1Mbps 10秒前後
DTI 12時 15.50Mbps 10Mbps 5秒前後
16時 6.93Mbps 11Mbps 5秒前後
21時 0.73Mbps 1.8Mbps 15秒以上
FREETEL 12時 0.73Mbps 0.6Mbps 15秒以上
16時 8.54Mbps 7.8Mbps 5秒前後
21時 3.93Mbps 4.3Mbps 5秒前後
LINE mobile 12時 9.08Mbps 7.1Mbps 5秒前後
16時 11.25Mbps 8.2Mbps 5秒前後
21時 13.27Mbps 10Mbps 5秒前後
IIJmio 12時 0.38Mbps 0.55Mbps 15秒以上
16時 6.5Mbps 7.5Mbps 5秒前後
21時 1.18Mbps 1.5Mbps 15秒以上
mineo-d 12時 0.67Mbps 0.60Mbps 15秒以上
16時 18.55Mbps 11Mbps 5秒前後
21時 4.17Mbps 2.8Mbps 10秒前後
mineo-a 12時 0.42Mbps 0.40Mbps 15秒以上
16時 -Mbps -Mbps
21時 1.01Mbps 1.3Mbps 15秒以上
NifMo 12時 0.48Mbps 0.65Mbps 15秒以上
16時 11.69Mbps 11Mbps 5秒前後
21時 1.19Mbps 3.2Mbps 10秒前後
OCNモバイルONE 12時 0.86Mbps 1.7Mbps 15秒以上
16時 5.21Mbps 6.4Mbps 5秒前後
21時 1.34Mbps 2.4Mbps 10秒前後
楽天モバイル(.co) 12時 2.65Mbps 1.9Mbps 15秒以上
16時 9.96Mbps 9Mbps 5秒前後
21時 10.60Mbps 3.1Mbps 10秒前後
楽天モバイル(.jp) 12時 0.63Mbps 0.6Mbps 15秒以上
16時 16.26Mbps 9Mbps 5秒前後
21時 4.47Mbps 3.2Mbps 10秒前後
U-mobileLTE使い放題 12時 10.46Mbps 9Mbps 5秒前後
16時 11.06Mbps 11Mbps 5秒前後
21時 3.27Mbps 2.5Mbps 15秒以上
UQ mobile 12時 3.40Mbps 4.9Mbps 5秒前後
16時 4.95Mbps 4.7Mbps 5秒前後
21時 12.62Mbps 6.1Mbps 5秒前後
WonderLink 12時 7.51Mbps 6.0Mbps 5秒前後
16時 9.93Mbps 9Mbps 5秒前後
21時 2.12Mbps 5.8Mbps 5秒前後
Y!mobile 12時 15.50Mbps 8Mbps 5秒前後
16時 16.76Mbps 10Mbps 5秒前後
21時 27.13Mbps 7.9Mbps 5秒前後

楽天モバイル・FREETEL

スピテスブーストを弄れなくなった2社ですが、今月もスピテスブースト的な動きは観測されませんでした。

FREETEL辺りはスマホアプリのスピテスで見てみると何割か増しの速度が出ることがあるので、こちらはまだ怪しい感じなのですが。

とりあえず今月も楽天(特に.co)もFREETELも共に実効速度が優秀な結果になり、弄るところは特にない感じです。

とはいっても速度が良くなったといっても相変わらずおすすめするには至りません。ちょっとこれまでユーザーを騙すような内容が速度以外でも多かったために、ちょっと変わったとしてもまだまだ長く使うには不安が付きまとうMVNOだと感じています。

広告表記などでいろいろとユーザーの誤認を誘う手法が主だったMVNOであり、この姿勢が変わるまでは結構時間がかかると思います。しばらくは速度が良くなってもちょっと安心のできないMVNOでしょう。

mineo

mineoについては速度自体は良いものの数か月前からちょこちょこ触れていた応答速度の遅さというものがかなり気になるようになりました。今月は昼だけでなく夜や夕方にもそうした傾向がみられ、速度は出るけれども体感は遅め、というのが強く見られました。

通信開始から3~5秒ほどレスポンスがなく、一時の楽天モバイルのような反応の鈍さというものを感じました。

そのため一応はパケットが流れ始めた瞬間からDL速度の大体の時間5秒や10秒と記録していますが、無通信・反応の悪さも含めるとWebサイト読み込みに15秒前後はどの時間もかかってきます。

速度自体はまあまあなものの体感では遅いレベルなのでこちらのレスポンスの悪さというのは今後継続的に観測していく必要があると感じました。

こちらの問題は体感に強く影響してくるので改善が出来れば願いたいところです。

LINEモバイル

今月のドコモ系回線ではLINEモバイルがまた優秀な結果になっています。WonderLink Fもちょい下レベル、NifMoは夜がそこまでではないということで、観測したSIMの中ではLINEモバイルが(比較的に安心できる事業者の中で)ダントツの結果を示しています。

契約者数自体は結構増えているようですが、ユーザー層が普通のMVNOとは異なり昼の時間帯に遅くなりにくい、とのことをLINEモバイル側が説明しています。いわゆる「MVNOおじさん」のLINEアレルギーが強いゆえ、昼時でも混雑しにくい回線が実現できているようです。

もちろんユーザー層が他のMVNOと比べて異なるという理由のほかにも、しっかりと帯域の増強がされていることもこの通信速度の高速さを維持している要因の一つになっているでしょうから、今後も速度面で遅くなるという可能性はまだ低めと考えてよさそうです。

LINEモバイル以外だとたまに夜速度が出ない病が出てくるWonderLink F、ちょっと人には勧められない楽天やFREETELといったものが次に来てしまいますので、今速度を中心に選ぶならばこちらのLINEモバイルになるでしょう。

UQ mobile

au系回線の電波状況が良くないために数字自体は伸びていないものの速度の良さではUQ mobileも相変わらず高速な速度状況になっています。

ただ心配なのがここ最近mineoやIIJmioによるサブブランド潰しが加速しているため、それが影響して今後の速度が大きく劣化して普通のMVNOと同じようになってしまう可能性があります。

まあ例えmineoの訴えにより総務省が刺してきても、接続料金をWiMAX設備貸し出し料金と一緒にしたり、完全にグループ会社化してサブブランド化することでこれまで通りの「特別」な速度を継続することは可能かと思うためそこまでの心配はいらないかと思いますが、一時的な速度の低下なども今後は「体裁」のために行われるかもしれません。

それでもau系回線ではほぼこれ以外選ぶ必要がないくらいの快適さとなっているために、相変わらずこのUQ mobileはおすすめです。

なぜか2年縛りがある、というふうな誤解をされていますが縛りのないデータプランや1年のみの音声プランも用意されているため、他のMVNOと変わらない使いやすさがあります。それでいて「特別な」高速さを持っているのがUQ mobileです。

Y!mobile

Y!mobileもサブブランドとして安定の高速度合いを見せています。

SIMフリースマホでの利用を図るならこちらが今は最も使いやすい回線になるでしょう。2年縛りなどのデメリットもあるものの、通信速度でストレスを感じることはまずないです。

料金も今なら安く、家族での契約であれば2台目以降5,000円分の還元が行われるなど、格安SIMブームに乗ってキャンペーンを強めてお得な契約を出来るようにしています。

下手なMVNOを選ぶよりも満足度が高く、キャリアの使い勝手をそのままに料金を安くしたいという贅沢な要望に応えてくれるほぼ唯一の回線となるでしょう。

単純な速度でも高速かつ抜群の安定感を持っているので、ドコモ系回線にこだわらなければ安牌な回線です。

U-mobile/DTI

ちょっとお昼時に爆発しているので一応触れなければならないのがU-mobileとDTIの回線です。どちらも無制限プランになるわけですが、お昼に速く夜に遅めというちょっと変わった動きを見せています。

無制限プランは過去の計測からもあまり速度は安定せず参考にならない部分のほうが多いのですが、この内U-mobileはキャンペーン中で無料で使えてしまうので、まぁ無料ならば不安定な速度でも許容して使えるのではないでしょうか。

どちらも無制限プランという名前ですが、3日で1~2GBほど利用してしまうと規制がされてしまうので、こちらの速度で本当に無制限には使い続けることはできないのでご注意ください。

 

まとめ

MVNO格安SIMの速度比較まとめとオススメSIMの考察

毎月つっこんでいた楽天モバイルとFREETELがちょっとまともになってしまったことと、ドコモ系回線ではLINEモバイル、WonderLink F以外がパッとしないことが続いていることで、特に変わり映えのない評価になってしまいます。

ドコモ系ではNifMoが比較的に頑張ってはいるものの、LINEモバイルやアレな楽天モバイルに比べてしまうとちょっと見劣りしてしまいます。mineoもこの3ヶ月ほどのレスポンスの悪さが気になるので名前を挙げることはできません。やはりしばらくドコモ系だとLINEモバイルの天下となってきそうです。

通話関連のオプションが少ないものの、カウントフリーにLINEの年齢認証、そしてこの速度というのはかなり魅力の詰まった回線と言えるでしょう。

⇒LINEモバイル

サブブランド勢も相変わらずの速度のためおすすめです。ドコモ系以外はユーザーにとってはもうサブブランドだけで十分でしょう。速度も料金も不満はほとんどないはずです。

キャンペーンによる割引やデータ通信量の増量、それに2回線目以降はどちらも540円引きが適用されてさらに安くなるという、お得な特典が充実しており契約がしやすい格安SIMです。

⇒Y!mobile

⇒UQ mobile

Y!mobileとUQ mobileでiPhone SEが発売 価格/維持費について

あとはU-mobileがキャンペーン中なので、そちらもあってかこちらの回線も使いやすい速度にはなっているので注目です。規制には注意ですが、無料ならばいいでしょう。

⇒U-mobile

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