ドコモやau、SoftBankのサブブランドであるUQモバイル、Y!mobileで安く売られているiPhone 7の各種情報をまとめていきたいと思います。
現在iPhone 7にはお得な形で利用できる格安スマホ的な契約というのが揃ってきています。
iPhone 7はこれまで安価なiPhoneとして発売されていたiPhone 6sよりも性能が高くなったのはもちろんですが、機能面で「防水」「Apple Pay」といった非常に便利に使える機能が用意されているという大きな特徴を持っています。
性能・防水・Apple Payといった長く使うのに適したスペック面での充実度が高いため、2019年の今購入しても長期的な運用に十分に耐えうるスマホの契約と言えます。
このiPhone 7が現在「格安スマホ」的にドコモやUQモバイル、Y!mobileで販売されているために、今回はこれらのキャリア・サブブランドのiPhone 7契約についてその詳細や特徴、お得な契約に関してを軽く紹介したいと思います。
格安iPhone、iPhoneを安く使いたいという方には結構魅力のある契約となっているために確認してもらえばと思います。
ドコモのiPhone 7:端末代が安く、永年1,500円割引が適用(まもなく受付終了)

ドコモではキャリアの中でも積極的にiPhone 7の販売を再開しており、価格も安くて維持費も長期間安くできる契約として高い人気となっています。
現在のドコモのiPhone 7の契約は以下のような特徴があります。
- docomo with対象
- 一括価格は約4万円で今回の3つの事業者の中では最安
- 維持費もdocomo withによって最安280円
- docomo withなので割引も長期間適用可能
価格と維持費というスマホの契約において重要となってくる2つの要素が「安い」ものになっていて、その安さが非常に長く続く可能性もあるというためにスマホのライトユーザー層に強くおすすめできる契約となっています。
安いままに性能と機能が揃ったiPhoneを使い続けることが出来るため、ドコモユーザーの中でも長く同じ機種を使いがちの方や初めてのスマホを使う方なんかに良い契約が出来るようになっています。
もう少し価格や維持費について見ていきましょう。
ドコモiPhone 7の価格とdocomo withについて
ドコモ版iPhone 7の価格は以下の表の通りです。
iPhone 7 32GB販売価格 | 42,768円 |
---|---|
docomo with | ▲1,620円 |
実質0円までの期間 | 26ヶ月 |
価格自体は今回紹介している3つの事業者の中で最も安いものになっています。一括42,768円に1,500円(税込み時には1,620円)の割引が適用されるために、実質的な価格というのも安くなっています。
そしてこの割引として利用されているdocomo withはその特性として「次に機種変更するまで割引が継続する」というものを持っています。
このため一度このdocomo withのiPhone 7を契約してしまえば、定期的に機種変更しなくても長期間割引が継続した契約回線というものを得ることが出来るようになっています。
1,500円(税込み時には1,620円)という比較的高額な割引となるため、維持費も結構安くなり最安では280円(税込み時には302円)という金額で運用することも可能です。
具体的にその維持費を確かめておきましょう。
docomo with iPhone 7契約の維持費
docomo withは割引の一種なので、プランの構成としては以下のようになります。(ただし2019年5月31日までに契約した場合に限ります。)
- 通話基本料
- spモード
- パケットパック
- docomo with割引
というこの基本形にそれぞれ利用するプランを当てはめた際の維持費を以下に複数用意したので確認してもらえればと思います。
子回線 | シェアオプション |
---|---|
シンプルプラン | 302円 |
カケホライト | 1,080円 |
カケホーダイ | 2,160円 |
代表回線 (家族シェア親回線) |
ベーシックシェア (~5GB) |
ベーシックシェア (~10GB) |
---|---|---|
シンプルプラン | 6,782円 | 9,482円 |
カケホライト | 7,560円 | 10,260円 |
カケホーダイ | 8,640円 | 11,340円 |
個人回線 | ベーシック (~1GB) |
ベーシック (~5GB) |
---|---|---|
シンプルプラン | 2,894円 | 5,162円 |
カケホライト | 3,672円 | 5,940円 |
カケホーダイ | 4,752円 | 7,020円 |
※基本料について
シンプルプラン:通話定額なしだがその分安い基本料・1,058円
カケホライト:5分定額通話プラン・1,836円
カケホーダイ:24時間通話定額プラン・2,916円
※シェアパックについて
シェアオプション:代表回線に紐づけた家族向けシェアパック、家族でドコモを契約する際には一人の代表回線以外は皆このシェアオプションで運用可能・540円
ベーシックシェアパック:家族でドコモを使う場合のシェアパック、代表回線として1回線契約すれば残りの家族は格安なシェアオプションで運用可能・7,020円~
ベーシックパック:個人でドコモを使う場合のシェアパック・3,132円~
税込み時には維持費で302円からの運用をすることが出来ます。その他のプランでの維持費についても結構安く利用できるのがわかると思います。
その他まもなく終了してしまいますがdocomo withの情報についてはこちら。
ドコモのiPhone 7契約についてはこのように端末価格がまず安い上にそこから維持費も安くなり、その状態が長期間適用されるという非常に使いやすい格安スマホ契約というものを実現しています。
特に割引が次に機種変更するまでずっと適用されるため、スマホの買い替えが少ないライトユーザーにとっては常に安い状態でスマホ回線を運用し続けられるという大きなメリットが得られる契約をドコモのiPhone 7では可能になっています。
キャリアで性能と料金の2つを心配しないで契約したいという方はまずこのドコモのiPhone 7をおすすめします。
※docomo withは5月末で受付終了!家族で運用しているなら今のうちに
なおこのiPhone 7のdocomo with契約は、6月開始の新しい分離プラン「ギガホ」「ギガライト」の導入によって新規受付が終了してしまいます。
通信費に対する割引が総務省によって規制される影響によって、docomo withはその規制の対象ど真ん中となっているために、分離プラン開始以降は新たに回線へと適用できません。
このためもしも今回のプランや構成で契約をしてみたいと思った場合は、なるべく早めに契約を行ってdocomo withを適用しておかないと最安302円運用といったものは不可能になってしまいます。
分離プランによって3回線で運用する場合にはdocomo withよりも安くなりますが、それ以上の回線数を家族で使っていたり端末とセットで契約をしたいという方にとってはむしろ値上げとなる場合もあるために、そうした利用をしている方はdocomo withのiPhone 7含めて分離プランである「ギガホ」「ギガライト」といったプランが始まる前に契約をしておきましょう。
一度docomo withを適用してしまえばそのまま従来のプランと割引を継続できるので、興味がある方はなるべく早めに動くといいでしょう。
契約やdocomo with詳細はこちらから。
UQモバイルのiPhone 7:2年平均が安く、キャッシュバックも用意 回線もキャリア級の使いやすさ

UQモバイルのiPhone 7契約には以下のような特徴があります。
- 元々の維持費が安いところにマンスリー割などの影響でiPhone 7の端末代込みでも安い
- キャッシュバックがあるため安さがより強化されている
- 回線品質がキャリア並みに良い
いわゆるMVNOの格安スマホ的に契約できるのがUQモバイルとY!mobileのiPhone 7です。
ドコモの場合は家族で使っていくことで安くなりますが、UQやY!の契約は個人や2人程度の家族で使う時に安く使える契約となっています。
サブブランドということで格安SIM的なデメリットである速度の遅さというのもほぼないため、単体ではかなり使いやすい契約となっています。
価格なんかはドコモよりも高い部分がありますが、こちらもiPhone 7の契約の中で魅力があるので確認していきましょう。
UQモバイルiPhone 7の価格
UQモバイル版のiPhone 7の価格は以下の通りです。UQモバイルとY!mobileの場合は維持費込みの総額で見たほうが安さというものを実感できるようになっています。
- iPhone 7 32GB
iPhone 7 32GB | プランS | プランM | プランL |
---|---|---|---|
販売価格 | 67,932円(2,808円×24回) | ||
マンスリー割 | ▲864円 | ▲1,404円 | ▲1,404円 |
実質価格 | 46,656円 | 33,696円 | 33,696円 |
キャッシュバック額 | 10,000円 | 11,000円 | 13,000円 |
- iPhone 7 128GB
iPhone 7 128GB | プランS | プランM | プランL |
---|---|---|---|
販売価格 | 80,892円(3,348円×24回) | ||
マンスリー割 | ▲864円 | ▲1,404円 | ▲1,404円 |
実質価格 | 59,616円 | 46,656円 | 46,656円 |
キャッシュバック額 | 10,000円 | 11,000円 | 13,000円 |
一括価格ではUQモバイルはdocomo withに比べても高いものになっています。
割引としてはマンスリー割と呼ばれるものが2年間適用されます。こちらを利用した実質価格は33,696円からとなっています。
ドコモ版を見た後だとこちらの価格はちょっと尻込みする内容でしょう。
UQモバイル版の契約で安さを実感できるのは分割時の維持費込みで見た時でしょうか。
UQモバイルiPhone 7の維持費
その維持費については簡潔ですが以下の表のようになります。
ベースのプランSやプランMといったところにマンスリー割が適用されて毎月の維持費が割引されます。そのため一括時では維持費がかなり割安に、分割でもそこまで高額な金額にはなっていません。
- iPhone 7 32GB
一括
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 1,274円 | 1,814円 | 3,974円 |
2年目 | 2,354円 | 2,894円 | 5,054円 |
2年間平均 | 1,814円 | 2,354円 | 4,514円 |
分割
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 4,082円 | 4,622円 | 6,782円 |
2年目 | 5,162円 | 5,702円 | 7,862円 |
2年間平均 | 4,622円 | 5,162円 | 7,322円 |
- iPhone 7 128GB
一括
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 1,274円 | 1,814円 | 3,974円 |
2年目 | 2,354円 | 2,894円 | 5,054円 |
2年間平均 | 1,814円 | 2,354円 | 4,514円 |
分割
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 4,622円 | 5,162円 | 7,322円 |
2年目 | 5,702円 | 6,242円 | 8,402円 |
2年間平均 | 5,162円 | 5,702円 | 7,862円 |
※ぴったりプランは無料通話を毎月60分(プランS)/120分(M)/180分(L)利用可能、おしゃべりプランは1回5分までの通話なら無制限で無料
1年でワンキュッパ割が終了する関係で2年の運用をする場合には1年目2年目の料金が異なる点に注意してください。2年の支払いを考えた場合には平均維持費の方を参考にしてください。
恐らく多くの方は3GB使えるプランS、9GB使えるプランMを選ぶかと思いますが、その辺りのプランが5,000円前後で済むというのは特に個人で使うのに魅力のある格安契約となっています。
UQモバイルiPhone 7にはキャッシュバックもあり
なおUQモバイルの場合ここにキャッシュバックがさらに適用されることになり、そちらを維持費に割り当てると24回×416円以上の割引を追加することができると考えることができます。そのためこちらのキャッシュバックを適用することによって、それぞれの維持費がもう少し安くなります。
特にメインのプランSとプランMが2年間5,000円を超えない料金になるため、キャッシュバック込みで考えた時の料金の安さというのがさらに光ってきます。
その他のより詳しい契約内容はこちらで。
UQモバイルのiPhone 7の契約はdocomo withほど価格や維持費の安さが目立たないですが、元々のプランが安いこともあり個人や家族2人ぐらいで使うには十分に安くて使いやすい格安iPhone契約となっています。
2年間の運用が前提ですが確かに安く、UQ家族割やギガ月割といった追加の割引が用意されていたり、回線品質的にもキャリア回線とそん色がないためにコストパフォーマンスは良いものになっています(こちらの詳しい内容はこちら⇒UQモバイルの評価・口コミまとめ 高速回線/安い料金が揃った安心なMVNO格安SIM | スマホ辞典)。
こちらもiPhoneを使った格安スマホとしておすすめできます。
Y!mobileのiPhone 7:UQモバイルに近い価格・料金設定 回線品質の高さやおうち割、ヤフーショッピング特典などが豊富

Y!mobileのiPhone 7の特徴は以下の通りです。
- 端末代自体は高いが月額割引によって総額はUQ相当の安さ
- 一括購入割引適用での一括化がたまにある
- 回線品質が高いためキャリア回線級の使いやすさ
- おうち割・ヤフショ5倍など特典がUQよりも豊富
ほぼ形式としてはUQモバイルと同じような価格と維持費になっているのがY!mobileのiPhone 7です。
たまに一括購入割引が適用されて2年間の利用を前提に一括で売られるときがありますが、この記事を書いている時点ではその特典は解除された状態で売られています。
今回は月額割引が適用される形での契約をした場合の価格や維持費を見ていきます。
Y!mobileのiPhone 7価格(月額割引契約)
Y!mobileのiPhone 7は販促期においては割引がなくなり一括化されることがあるため、価格についてはかなりバラつきがあるのですが、現時点で月額割引と共に案内されている価格を確認してみましょう。
- iPhone 7 32GB
iPhone 7 32GB | プランS | プランM | プランL |
---|---|---|---|
販売価格 | 72,576円(3,024円×24回)+540円 | ||
月額割引 | ▲1,080円 | ▲1,620円 | ▲1,620円 |
実質価格 | 46,656円 | 33,696円 | 33,696円 |
- iPhone 7 128GB
iPhone 7 128GB | プランS | プランM | プランL |
---|---|---|---|
販売価格 | 85,536円(3,564円×24回)+540円 | ||
月額割引 | ▲1,080円 | ▲1,620円 | ▲1,620円 |
実質価格 | 59,616円 | 46,656円 | 46,656円 |
月額割引適用時の一括価格は非常に高いものになっています。あくまでも分割契約で月額割引を適用してスマホセットで安く持たせたいという意図が感じられます。
実質価格的にはUQモバイルと同額ですが、端末価格自体が高額なために途中解約した場合のダメージはY!mobileのほうが大きくなっています。
Y!mobileのiPhone 7維持費
維持費についてはこちら。プランがほぼ同じ、実質価格が同じということで分割時の維持費はUQモバイルと共通となっています。
- iPhone 7 32GB
一括
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 1,058円 | 1,598円 | 3,758円 |
2年目 | 2,138円 | 2,678円 | 4,816円 |
2年間平均 | 1,598円 | 2,138円 | 4,287円 |
分割
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 4,082円 | 4,622円 | 6,782円 |
2年目 | 5,162円 | 5,702円 | 7,862円 |
2年間平均 | 4,622円 | 5,162円 | 7,322円 |
- iPhone 7 128GB
一括
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 1,058円 | 1,598円 | 3,758円 |
2年目 | 2,138円 | 2,678円 | 4,816円 |
2年間平均 | 1,598円 | 2,138円 | 4,287円 |
分割
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 4,622円 | 5,162円 | 7,322円 |
2年目 | 5,702円 | 6,242円 | 8,402円 |
2年間平均 | 5,162円 | 5,702円 | 7,862円 |
こちらもワンキュッパ割が1年で終わるために2年平均の金額で見たほうが良いでしょう。
プランSやプランMでの料金が端末代込みで安価になっているので、比較的個人で利用するのにも使いやすい契約となっています。
Y!mobile回線はおうち割で高額割引、ヤフーショッピングでポイント5倍などの特典あり
なおY!mobileではUQモバイルと同じようにサブブランドということで回線品質の高さ、通信速度の良さといったものがキャリア並みになっている特徴と共に、割引系・ショッピング系の特典というものが強くなっています。
おうち割ではソフトバンク光かSoftBank Airと組み合わせることによって500~1,000円の恒常的な固定回線セット割を受けることが出来ます。これはUQモバイルのギガMAX月割よりも高い割引になっており、SoftBankグループの契約を増やすことによってより安い維持費を実現できます。
またY!mobile回線を持っていればヤフーショッピングでの買い物が常時ポイント5倍になるという特典も用意されており、ネットショッピングをより便利に利用できるというメリットも用意されています。
普段の生活においてかなりお得度が増す特典となっているので、UQモバイルとはまた違った魅力があります。
UQモバイル同様にY!mobileでも端末代込みで持ちやすい料金での利用が可能になっています。
サブブランド回線特有の通信速度の良さがあり使いやすく、家族割やおうち割を適用した時に元々安い料金がさらに下がるという強いメリットが生まれている点は、個人だけでなく家族で複数台という形でも契約しやすいでしょう。
2年後にUQモバイルへのMNPなりを考えないといけない割引仕様ではありますが、コストパフォーマンスが光るiPhone 7契約です。
特徴は異なるものの安さは確かな格安iPhone
iPhone 7は昔のモデルではありますが、Antutuで16~17万点、防水仕様にApple Payといった高性能さと便利な機能を兼ね備えた非常にバランスの良い機種になっています。
最新の高額なスマホは必要ないもののしっかりと快適な操作ができるスマホを安く持ちたい、というユーザーにとっては最適解の一つとなっているのがこのiPhone 7です。
そのiPhone 7の契約の中でも今回紹介しているdocomo with(5月末まで)、UQモバイル、Y!mobileの契約というのはそれぞれ特徴は微妙に異なるものの格安スマホ的にこのiPhone 7を契約することができるものになっています。
端末セットで4,000円~5,000円ほどと、格安スマホの相場である3,000円~4,000円ほどの料金と比べると少し高くはなりますが、どれも普通のMVNOの格安スマホ契約にはない
- 昼や夜に速度が落ちない高速通信
- UQモバイルとY!mobileは通話定額込みの料金
- 困った時の店頭サポートが受けやすいショップ数
といったメリットを持っており、格安SIMのデメリットといったものを気にせずに利用できる使いやすさを持っています。
これに加えて割引の長期適用やキャッシュバックといったそれぞれの事業者における特典も複数用意されており、格安スマホとしての使いやすさがこの3つは飛びぬけているのがわかります。
スマホ代を節約したいライトユーザー寄りの使い方をする方全てにおすすめすることが可能な契約の一種となっているので、もし内容に興味を持ったら契約を検討しても良いものになっています。
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