今回は親子でスマホを使っていこうとしたときに、その毎月かかってくる高額な通信費を少しでも安く節約できる契約が可能な、
- docomo with
- UQモバイル
- Y!mobile
のスマホ契約についてその特徴を紹介したいと思います。
親子2人以上でスマホを使っていく際には、家族全員のスマホ代を考えるとその負担金額の高さというのは少しでも抑えたいと考えている方が大半かと思います。
そうした中で今回紹介する3つのキャリアの一部契約においては、家族でスマホを使おうとした時に他のキャリアよりもスマホの料金を節約することができます。
今回はこちらの親子でスマホを使っていこうとした時にスマホ代を安くしやすい3つの契約のそれぞれの特徴、具体的な維持費といったものを確認しながら、どれだけ親子でスマホを使った時に安くできるのかということを確認していこうと思います。
親子スマホの節約方法①:docomo withを家族で使う

docomo withの特徴と参考料金
- docomo withは毎月1,500円の割引が発生する契約方法
- 家族のシェア回線で使うと子回線は最安280円で利用可能
- 家族3人で使うと一人当たりの維持費は2,280円に
- docomo withは一度契約をすれば次に機種変更か解約をするまではずっと適用され続ける特殊な割引
- docomo withは対象端末契約で適用可能、端末の価格は3~4万円ほど
- iPhone 7も4万円台で購入可能
まず親子/家族でスマホ代を安くしたいと考えた時におすすめすることができる契約方法としてはdocomo withを使うという方法です。
このdocomo withは1,500円もの割引を長期間適用し続けることができるため、非常に長い間割引というものを家族全体が得ることができるようになります。
最安では280円という維持費も実現できるわけですが、そうした安い維持費が2年間だけでなく3年4年と続けられるという特殊な割引が可能な契約です。
スマホの買い替え頻度が少ない家族や、SIMフリースマホで使っても割引が継続されるためにそうしたSIMフリースマホや白ロムの扱いが得意な家族がいる場合には、こちらのdocomo with契約は長期的なスパンでお得で節約効果の高い運用ができます。
具体的な維持費を確認してみましょう。
以下ではdocomo withの運用料金の一例を示しています。
子回線運用
通話プラン | パケットプラン | spモード含めた月額合計 |
---|---|---|
シンプルプラン | シェアオプション | 302円 |
※カケホライト選択で+778円、カケホーダイ選択で+1,858円値上がり
家族代表回線運用
通話プラン | ベーシックシェアパック | spモード含めた月額合計 |
---|---|---|
シンプルプラン | ステップ1:~5GB | 6,782円 |
ステップ2:~10GB | 9,482円 | |
ステップ3:~15GB | 12,722円 | |
ステップ4:~30GB | 15,962円 |
※カケホライト選択で+778円、カケホーダイ選択で+1,858円値上がり
維持費に関しては税込みとなります。そのため割引は1,620円、最安維持費は302円となっています。
ドコモは親子/家族で使う場合には代表回線と子回線という組み合わせになるため、家族一人が高額な代表回線を契約し残りの家族が302円からの子回線を利用することになります。
こうした場合で親子/家族3人でdocomo withを契約した場合の料金はこちらのようになります。
家族代表親回線 | 6,782円 |
---|---|
子回線 | 302円 |
子回線 | 302円 |
一人あたりの回線費用 | 2,462円 |
税込になっているため2,462円となっていますが、最初に挙げた2,280円という料金が3人で使った場合の一人当たりの維持費の料金となります。
家族3人で一人当たりで約2,000円という料金はキャリア回線としてはかなり使いやすい金額になるでしょう。しかもこのdocomo withの料金は解約や機種変更をしない限りは続くので、一度この構成にしてしまえば長期的にこの料金でつかえるメリットがあります。
単純に維持費だけを見ればdocomo withの契約は節約効果の非常に高い契約プランとなっています。
ただしこのdocomo withは対象端末とセットで契約しないと適用がされません。適用後はSIMフリースマホなどを使っても継続して利用できるのですが、適用させる段階では対象端末を購入する必要があります。
こちらの端末代については維持費の中に入っていないため、別途docomo with契約の初期費用となってしまいます。
docomo with対象端末 | 一括価格 |
---|---|
iPhone 7 | 42,768円 |
AQUOS sense2 SH-01L | 31,752円 |
Galaxy Feel2 SC-01L | 42,120円 |
arrows Be F-04K | 33,696円 |
docomo withの対象スマホはiPhone 7やミドルレンジのAndroidスマホが用意されています。
価格は高くても4万円を少し超える程度で、税抜き価格自体は4万円を超えない価格になっています。安いモデルだと3万円台前半から購入できるようになっているため、性能がそこまで必要ない使い方であればそちらを契約するといいでしょう。
このようにdocomo withをまだ適用していないユーザーは、これらの対象スマホを一緒に購入する必要があります。
ただそこまで高額ではないために負担自体は大きくないでしょうか。1台で10万円を超えるスマホが増えている中ではかなり抑えられた価格になっているかと思います。
親子/家族全員が同時に契約しなくても、ドコモのシェアプランを利用しているなら1回線でもいいからdocomo with回線を契約しているユーザーがいればその回線は最安302円から利用できるということになるため、家族全体のスマホ代節約に大きく寄与してくれるかと思います。
ドコモ回線で親子/家族のスマホ代を安くしたいのであればこちらのdocomo withが高い効果を発揮してくれるでしょう。
親子スマホの節約方法②:UQモバイルを家族で使う

UQモバイルの特徴と参考料金
- 基本料金は1,980円から、2年平均でも2,480円から
- 基本料内に通話定額とデータ通信が含まれていて使いやすい
- 格安SIMのように遅くならず常時高速で使える通信速度を持っている
- 規制後の速度が300kbpsと比較的使いやすい速度、また高速・低速の切り替えがアプリで簡単に可能
- 親子/家族で利用するとUQ家族割の500円割引が毎月2回線目以降に適用される
- キャッシュバック特典がありSIMのみ契約もスマホセット契約もさらに安くなる
親子/家族のスマホ代を節約したい・安くしたいという場合にはサブブランド回線を利用するというのは賢い選択の一つです。
そのサブブランド回線の一つであるUQモバイルについてをまずは詳細を確認していきましょう。
UQモバイルの回線は契約から最初の2年間が特に安くなっており、家族でMNPする価値が十分にあります(2年契約満了後はY!mobileへMNPするのが一般的)。
1年目の維持費と2年目の維持費が違いますが、2年平均で考えても最安のプランは3,000円を超えない料金になり、その料金内に5分or無料通話型の通話定額と3GBからの高速データ通信量が含まれています。
親子/家族で使う場合には、1回線は対象外になってしまいますが2回線目以降からは全ての家族回線にUQ家族割が適用されて毎月500円引きが発生します。これにより2年平均でも家族回線は1,980円から利用できるということになります。
さらに今だとキャッシュバック特典がSIMのみ契約でもスマホセット契約でも適用されるようになっているため、こちらを利用すればさらに維持費は下がるという考え方が可能になっています。プランSの10,000円キャッシュバックならば毎月416円引き相当になるため、こちらを加えればさらに安くなります。
以下は税込みの料金になりますが、2年平均の維持費とUQ家族割適用料金、それにキャッシュバックを維持費に充てた場合の料金を算出してみました。
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 2,138円 | 3,218円 | 5,378円 |
2年目 | 3,218円 | 4,298円 | 6,458円 |
2年平均 | 2,678円 | 3,758円 | 5,918円 |
2年平均UQ家族割 | 2,138円 | 3,218円 | 5,378円 |
キャッシュバック適用時 (2年平均/2年平均UQ家族割) |
2,262円/1,722円 | 3,300円/2,760円 | 5,377円/4,837円 |
キャッシュバック込みで見た時の2年平均の維持費はかなり安価な料金を実現しています。
UQモバイルはdocomo withとは異なり、SIMのみ契約を行うことができます。そのためスマホセットで契約しなくてもこの安さで利用することが可能です。
auのSIMロック解除済みスマホやau VoLTE対応のSIMフリースマホなどを持っている場合には、SIMのみ契約をするだけでUQモバイルの安い維持費で使えます。
ただそうしたスマホを持っていない場合にはスマホセットで契約をしてしまった方がいいでしょう。
実はUQモバイルはdocomo withスマホと異なり実質0円の機種なんかも用意されており、スマホセット契約の負担というものがかなり軽いものになっています。
UQモバイルセットスマホ | 実質価格 |
---|---|
iPhone 7 32GB | 実質33,696円(プランM以上) |
iPhone 6s 32GB | 実質10,368円 |
P20 lite | 実質0円(プランM以上) |
nova lite 3 | 実質0円 |
OPPO R17 Neo | 実質12,960円 |
2年間利用する前提であれば、実質0円契約は先ほどの維持費そのままにスマホが一緒に使えるという非常にお得な形の契約ができるようになっています。そのため2年間しっかりUQモバイルを使うつもりならば、SIMのみ契約ではなく実質0円のスマホを契約したほうがスマホが丸々0円で契約できるためにお得です。
また端末代を最初から一括で契約をすれば、実質価格化させていたマンスリー割が維持費から割引されるためにさらに破格な毎月1,000円以下の維持費を見せる契約というのも可能になります。
nova lite 3なら1年目842円、iPhone 6sなら1年目なんと86円といった維持費が可能になるため、端末代を一括で支払う余裕があれば維持費をさらに安く毎月使えるようになります。
この辺りの一括契約時の維持費の金額についてはそれぞれの端末の記事で確認してください。
このようにUQモバイルの契約も親子/家族でスマホ代を節約したい時に非常に効果のある契約となっています。
通話定額+高速データ通信、しかも格安SIMにありがちな「お昼や夜に低速になって使いにくい」というデメリット・弱点を持っていない稀有な格安回線となっていて、キャリア回線からのMNPでもそん色のない使い勝手の良さを持っているのがUQモバイルです。
そうした回線がこうした安さで利用できるというのは、親子/家族全体のスマホ契約としてはかなり魅力の高い内容でありおすすめすることができます。
補足にいくつかのUQモバイルについての別記事を用意しているので、そちらを確認してその回線の良さ・メリットなどを確認してみてください。
親子スマホの節約方法③:Y!mobileを家族で使う

Y!mobileの特徴と参考料金
- 基本料金は1,980円から、2年平均でも2,480円から
- 基本料内に通話定額とデータ通信が含まれていて使いやすい
- 格安SIMのように遅くならず常時高速で使える通信速度を持っている
- 通話定額はUQモバイルよりも長い1回10分
- 親子/家族で利用すると家族割の500円割引が毎月2回線目以降に適用される
- SIMのみ契約では追加割引、スマホセットでは一括割引を用意して契約しやすく
親子/家族向けのスマホ代節約に高い効果を発揮するのは、UQモバイルと同じサブブランド回線に当てはまるY!mobile回線です。
特徴面で若干UQモバイルとは異なるものの、料金面や回線品質の面ではUQモバイルとほぼ同じものを持っており、こちらもサブブランド回線として賢い選択の一つとなる契約です。
Y!mobileの料金周りもUQモバイルとほぼ一緒です。
1年目と2年目の料金の違いや平均の維持費の金額、それに家族割500円といったところも変わりありません。
キャッシュバックはありませんがその分SIMのみ契約に2年間432円/月の割引が追加され、スマホセットでは一部の端末を一括契約できる形で値下げしています。
それぞれ反映させた税込みの料金はこちらです。
プランS | プランM | プランL | |
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 2,138円 | 3,218円 | 5,378円 |
2年目 | 3,218円 | 4,298円 | 6,458円 |
2年平均 | 2,678円 | 3,758円 | 5,918円 |
2年平均家族割 | 2,138円 | 3,218円 | 5,378円 |
SIMのみ割引適用 2年平均/2年家族割 |
2,246円/1,706円 | 3,326円/2,786円 | 5,486円/4,946円 |
Y!mobileもSIMだけからの契約ができるため、docomo withのように端末契約が必須というわけではありません。
基本はUQモバイルと同じような料金で使えます。SIMのみ契約に対する割引はキャッシュバックのようにまとまって得られない点、UQのキャッシュバックはスマホセットにも適用される点を考えると若干条件面では劣るところは感じてしまうでしょうか。
それでも料金自体は安いことに変わりはありません。
またY!mobileはUQモバイルよりもSIMフリースマホとの相性がよく、Huaweiスマホなんかとセットにすると周波数などもがっちり合う組み合わせになります。
ただそういうSIMフリースマホの利用が難しく感じる場合には端末セットの契約というのも用意されているため、そちらを利用するといいでしょう。
セットスマホラインナップ | 販売価格 |
---|---|
iPhone 6s 32GB | 一括540円 |
iPhone 7 32GB | 一括26,784円 |
iPhone SE 32GB | 一括32,400円 |
P20 lite | 一括108円 |
Android One X5 | 一括32,184円 |
一部の機種をピックアップしてみましたが、iPhone 7やiPhone 6sといった機種が一括で購入できるようになっています。
これらの一括での安売りは、2年は使わないと端末値引き分の支払いが課せられてしまうという条件付きの一括契約ですが、2年前提で考えた時には一括540円という金額からもわかるように格安に感じられる内容であるのは間違いありません。
一括契約後の維持費というのも先ほどの料金表の通り安いものになっているため、新規やMNP乗り換えで端末代の負担が軽くできるとともに維持費も安いという親子/家族でスマホを使っていこうという場合には非常に役立つものになっています。
UQモバイルと料金面での変化がないためにサラッとした説明になっていますが、他の格安SIMなんかよりも速度が落ちないというサブブランド回線の特徴を持っていますし、通話定額の1回あたりの時間の長さというのもメリットを強く感じられるポイントとなっており、スマホ代を節約しながらも使い勝手が非常に良い回線というのは確かなところです。
ただ単に格安SIMにMNPするよりも満足度が高い3つの契約
以上の内容がスマホ代を抑えたいと考えている親子/家族向けにおすすめできる3つの契約です。
スマホ代について節約しようと考えるとMVNO格安SIMが思い浮かぶと思いますが、MVNO格安SIMだと昼や夜間の通信速度が遅いというデメリットを解消できていないために、特にキャリア回線からの乗り換え時に不満が貯まりやすいものになっています。
そうした中で今回紹介している3つの契約は、
- キャリアなのに安いdocomo with
- キャリアのサブブランド回線なので安くて速度も高速で安定しているUQモバイル/Y!mobile
という回線速度の使いやすさを保ったままに安く持てる契約になっているため、これまでのキャリアの高速通信環境にほぼ近い状態で使い続けながらスマホ代の節約という目的を果たせるようになっています。
普通の格安SIMへと移行して料金は安くはなったもののスマホ利用のストレスが強くなってしまう、というデメリット要素がないのに安いのがこの3つの契約となっているため、初心者から上級者まで全てのスマホユーザーにおすすめできる格安回線となっています。
特にdocomo withの契約は夏ごろに新規受付が終了してしまう可能性がある、ということをドコモの社長が示唆しており、契約できるチャンスというのが今後無くなってしまうかもしれません。docomo withで節約したいと考えている方はちょっと急いで契約をしておきたい内容となっています。
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