最近SoftBankのシンプルスタイル(プリモバイル)に新端末が登場し始めています。といっても新たに何か新しい専用端末が追加されてはおらず、アウトレットという形で古いSoftBankのスマートフォンを利用してシンプルスタイル端末とセットにしているのですが。
これまでアウトレットで出て来たスマートフォン端末では、あえて人におすすめするものでもなかったためスルーし続けていましたが、今回ラインナップに加わったアウトレットスマートフォンは、個人的にプリモバイルとして遊ぶにはそこそこの性能を有した良い端末が複数あると思っています。なので今回はその新たなシンプルスタイル端末についてを紹介します。
303SHや301Fが追加
追加されているのは「アウトレット」の区分にはなりますが、301F、303SH、202Kです。2年前に散々高額キャッシュバックと共に投げ売りされていたにも関わらず、まだアウトレットとして出せる在庫が眠っていたのかと驚かされます。
アウトレット製品とのセット契約となるシンプルスタイルの販売は、2015年3月から古い端末で繰り返し行われていたのですが、今回のセット端末以外はどれも普段の使用に難のあるスマホばかりでした。この10月9日から追加された3機種は、2年前のスマホということでこちらも難のあることは確かですが、それでもこれまで発売されてきた機種に比べれば使いやすいはずです。
シンプルスタイルの契約を使って通信させても良いですし、Wi-Fi用のおもちゃとしてもこれまでの端末より遊びがいはあります。
価格はチャージ代込みとなっているため、高額ではあります。なので契約が必要なくスマホだけ欲しいという方は同価格帯のSIMフリースマホを契約したほうが良いでしょう。そのほうが満足度は高く、格安SIMも使えます。
契約込みでSoftbank回線を使いたく、安めの端末も同時に持っておきたい場合にのみ今回の契約はおすすめということになります。
シンプルスタイル アウトレット | 303SH | 301F | 202K |
---|---|---|---|
総額 | 23,760円 | 24,840円 | 17,280円 |
チャージ料(総額内に含まれる) | 10,000円分 |
全て10,000円のチャージ込みで本体代含む料金です。最大約25,000円と2年前のスマホに払う金額としては高価ですので、通信回線を使うあてがない方は高い買い物になりがちです。
スマホの特徴
これらの機種はちょうど機種変更でも当時一括特価があったため、手元に置いていたこともあるスマホなので、どんな特徴があるのかを覚えている限りでまとめておきます。
AQUOS PHONE Xx mini 303SH
303SHはハイスペックなコンパクトモデルです。Snapdragon 800、RAM:2GB、フルHDディスプレイという4.5インチモデルにしては驚愕のスペックです。
スペックを見るとNexus 5とほぼ変わらないため、動きが良い、と思われがちですが、実際に使ってみると当時のシャープスマホのタッチパネルの精度の悪さと、小型ディスプレイを無理にフルHDにしてしまったことで負荷が強いのか、結構スクロールする場面でガクガクする動きが目立ちます。
また充電端子の位置、ボリュームキーがユーザビリティ皆無という点も当時は使っていて気になりました。
それでもデザインは狭額縁で面白かったですし、スクロールの悪さなどは過去のAndroid端末を使っていればそこまで言うこともないレベルなので、結構長めに使っていました。
カラーバリエーションもあるため、気に入った色があれば使いやすいサイズと相まって愛着がわくスマホです。
ARROWS A 301F
301Fも同じスペックです。こちらのほうが各種操作はスムーズというか快適というか、動きが良いでしょう。
301Fは総務省指導前のSIMロック解除対象のSoftbankスマホです。通常版の301FはSIMロック解除が可能で、Softbankとdocomo系のSIMカード両方に対応できました。
今回のシンプルスタイルセット版、しかもアウトレットの場合もSIMロック解除になるのかどうかについては、サポートに問い合わせてもまだ不明という回答でした。Blade Q+がシンプルスタイルでも対応しているので、障害になるものは少ないと思いますが、シンプルスタイル版のSIMロック解除はまだ不明ということは注意してください。
可能になればチャージ分が終了後もMVNO格安SIMで使えることになるのですが。
DIGNO R 202K
202Kは大して触っていませんが、とにかくおもちゃのように軽かったのは覚えています。94gで防水という変態チックなスマホです。
シンプルスタイルの内容
一応最後にシンプルスタイル(プリモバイル)の内容を軽くまとめておきましょう。
2日プラン | 900円 |
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7日プラン | 2700円 |
30日プラン | 4980円 |
- 基本料無料、通話8.5円/6秒
- チャージ期間は120日
- 契約解除料は契約から1年間の内に発生。料金は19,800円
- MNP転出手数料は契約から3ヶ月間は5,000円。以降3,000円
- 個人名義ではSoftbank回線は2回線まで、それ以上は要利用者登録
「シンプルスタイル」をSoftBankが発表、プリモバイル・プリスマに変わるプリペイドプランとして
キャンペーン中でAmazonギフト券もプレゼント中
というわけでここまでが今回のシンプルスタイル新機種追加の話題でした。
端末目的に購入するには金額的に高いですが、シンプルスタイルの運用を前提に考えればおまけの端末としては結構良いものが揃っており、シンプルスタイルの契約終了後でも遊べるスマホが揃って慰います。
10月9日の発売に合わせて、シンプルスタイルの購入者200名に先着順でAmazonギフト券2,000円分がもらえるキャンペーンも行われており、それが利用できれば額面上少し安く契約できるかもしれません。
シンプルスタイルのアウトレット製品はこれまでおすすめできるものが少なかったのですが、今回の追加端末は結構良いものが揃っていると思います。回線を使う目的がはっきりしているようならば、ちょっと内容を確認してみると良いでしょう。