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2018年モデルスマホレビュー

LG Style L-03K実機レビュー 一括27,216円のドコモ最安スマホながらスペックと豊富な機能で確実に長く使える格安機

個人的に大好きなメーカーのLGから発売されたdocomo with対象スマホの「LG Style L-03K」を購入したのでそちらのレビューを行いたいと思います。

その性能と価格、そしてdocomo withの割引の高さからドコモの夏モデルの中でも最も注目していた機種でしたが、その期待に十分に応えてくれるだけの使いやすさというものを備えており、その辺り今回のレビューで伝えられたらと思います。

docomo withスマホとしては価格が若干高くなっているものの、それだけの価値があるスマホとなっており、docomo withの長期割引を活かしてくれるミドルレンジのスマホとなっているので、ドコモのスマホ代を節約したいけれどもスマホの性能もしっかりとしたものを持ちたい、と考えていた方には非常におすすめ度の高い機種となっています。

※新料金プラン変更に伴い、docomo withの割引は無くなりましたが販売価格が一括27,216円とドコモ最安値での販売がされています。

コスパが良くて長く使える格安スマホという存在になっているので、低価格・低維持費スマホを探してたという方にはピッタリの機種でしょう。

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※現在キャリアでの購入よりも白ロムでの購入の方が安くなっています。

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イオシス

LG Style L-03Kスペック

l03kmae
LG Style L-03K
OS Android 8.1
CPU Snapdragon 450
RAM 4GB
ディスプレイ 5.5インチ フルHD+(1080×2160)
ROM 64GB/外部メモリ400GB
バッテリー 2890mAh
サイズ 69×144×8.7mm
重量 146g
カメラ メインカメラ:1620万画素
サブカメラ:800万画素
その他 受信最大262.5Mbps
ワンセグ
おサイフケータイ対応
IPX5/IPX8防水、IP6X防塵
指紋認証・顔認証

docomo withのスマホということで一括価格が安いため、決してスペックは高くはありません。

ただしLG Styleはdocomo withスマホの中ではスペックをかなり高くしたモデルとなっており、docomo with機種としてはスペックが頭一つ抜けている存在となっています。

SoCにはSnapdragon 450が採用されています。数年前のSDM600番台級の処理能力を備えた最新のミドルレンジ向けのSoCを使っているため、基本的な性能は期待できます。RAMは4GBとこちらはハイエンドモデル並み。多くのアプリを展開し長期間使用しても動きが鈍くならないようになっています。

ディスプレイは5.5インチかつdocomo with初の18:9のワイドディスプレイのため、スマホの本体サイズ自体が小さいのに画面が大きいというメリットが生まれています。解像度もフルHD+ということで、文字を中心に画面表示がよりくっきりとなっています。

記憶容量/ROMは64GBとたっぷり仕様です。アプリや写真、音楽データを多く保存しても十分に対応することが可能でしょう。

機能面でも充実しており防水・防塵、おサイフケータイといった諸機能をすべて入れてきています。ワイヤレス充電は使えないものの、機能の充実さといったものはdocomo withの中でもトップクラスです。

イヤホンジャックがありこの価格帯なのにDACを搭載し音質向上・音質調整機能が揃っています。USB Type-Cで急速充電対応で電池周りの取り回しのしやすさもあります。

他にもarrows Be F-04Kほどではないものの、MIL規格14項目をクリアしており過酷な環境下での耐久性に優れています。

従来のdocomo with機種と比較してもスペックの高さは飛び抜けており、人気のAQUOS senseや性能の高さを見せていたGalaxy feelを超えているのがわかります。

主要スペック項目 LG Style AQUOS sense Galaxy feel
SoC SDM450 SDM430 Exynos7870
RAM 4GB 3GB 3GB
ROM 64GB 32GB 32GB
ディスプレイ 5.5インチ
フルHD+
5インチ
フルHD
4.7インチ
HD

LG Styleはこれまでのdocomo withが足りなかったスペック面での弱点を満遍なく補っており、多くの使い方に対応してくれるdocomo withスマホとして発売されることになります。

一括4万円の格安モデルとは思えないデザインと端末素材

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LG Styleは一括価格では約4万円となっており、docomo withの割引を前提にした実質価格では約1,300円ほどとドコモのスマホにしては非常に安く購入できる格安モデルとなっています。

※LG Syleはdocomo withの割引が無くなった代わりに一括価格が3万円以下にまで下がっています。詳細な価格情報としては記事後半で。

格安機だと往々にして端末素材や質感、それにそのデザインなんかが安っぽいものになってしまっていることが多いのですが、LG Styleはその辺りのデザインや端末の質感といったものの安っぽさというものがかなり抑えられています。

デザインは過去のハイエンドモデルであるLG G6をベースにしたシンプルで適度にやわらかい印象とスタイリッシュな印象を併せ持った無難なものになっています。質感は流石にアルミやガラスをメインに使った機種と比べると劣るものの、それでもプラスチッキーさというのは抑えられており、一定の高級感を維持して安っぽさというものが感じにくいです。

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カラーは3色ありその内2色を触っていますが、色によって背面の質感が異なるので注意が必要です。ホワイトとブラックの2つが手元にありますが、背面の加工がホワイトはサラサラとしたつや消しに近い加工がされているのに対して、ブラックの方は光沢が残された加工になっています。

そしてブラックの光沢の残る加工がされた背面は、触っていてペタペタと指が吸着されるような感覚があり若干気色悪いと個人的には感じ、指紋も残ってしまうためにより手触りなどをこだわるなら背面がマット加工なホワイトの方を選ぶと良いでしょう。

l03kkurosiroブラックカラーは光沢加工のせいで指紋とべたつきが・・・。

格安機ということでデザインや端末の質感といったところに不安感はあると思いますが、その辺りどちらも一定の品質を保っているので一目見た限りでは安いスマホといった印象は受けないでしょう。

動きは多少のレスポンスの遅さはあるもののdocomo with機の中でも最高クラス

スマホとしての全体的な動きについて。

こちらはミドルレンジ向けのSoCを使っていることもあり、得意不得意な使い方というのは出てきてしまいます。

ゲームや一部の重いアニメーションなどが入るアプリを除けば、基本動作はサクサクと動きます。引っかかったりカクつくことはあるものの、意外と頻度が少ないためにストレスにはなりません。

ただゲームは3Dゲームのみならず2Dのゲームでも動きが鈍くなることがあります。気になるほど頻繁にはなりませんし基本はある程度サクサク遊べますが、それでもゲームユーザー的には長く使うにはストレスが貯まりやすいかもしれません。ある程度の負荷がかかった時には厳しさを感じてしまいます。

ゲーム以外ではマルチタスク気味にバックグラウンドで動くアプリを使っている時に別のアプリを展開してしまうと、結構動きが重くなってしまいカクつく場面というものが目立ってしまいます。

また普段のアプリ展開などもハイエンドモデルなんかと比べると、レスポンスがワンテンポほど遅いのを感じます。SoCのグレードや価格帯を考えれば当然のレスポンス具合ではありますが、Snapdragon 800番台あたりの機種から乗り換えると若干反応の遅さを感じるかもしれません。

ただレスポンスの遅さはストレスを感じるレベルには至らないですし、カクつきにくさはAQUOS senseやGalaxy feelよりも良いものになっているので、docomo withスマホとして見たら十分に使いやすく快適さを持った動作を実現しているのは間違いありません。

一応は動作については完ぺきではない故に悪くなるところについてを書いていますが、価格や割引を考慮した時にはその金額相応以上の満足度の高いレスポンスを見せてくれるので、価格を考えれば十分に快適さを感じる動きを見せてくれています。

Antutuベンチマークは64,000点台。これは意外にも他のdocomo with機種よりも数値としては伸びていません。

lgantutu左からLG Style,Galaxy feel,AQUOS sense,arrows Be
Antutuベンチマークスコア
LG Style 64149
AQUOS sense 52508
Galaxy feel 62165
arrows Be(F-04K) 70667

これについては判断が難しいところです。個人的に触ってみての感触としては、明らかにAQUOS senseよりも動きは滑らかですし、Galaxy feelと比較してもLG Styleの方が安定感は高く感じます。

にも関わらず数字の違いがそこまでないのはちょっと体感とは異なる印象で戸惑っています。

一つ考えられるのは「発熱を防ぐためにあえて性能・クロック数を抑えている」可能性があります。

後述していますがLG Styleの特徴として発熱しにくいというのがあります。普段の利用はもちろん、Antutuベンチマークアプリを3回ほど連続で行ったときもLG Styleは36℃前後とベンチマークアプリを連続で回した数値としては結構低い温度を示しており、発熱が起きにくい工夫が何らかの形でされています。

それがCPU性能を抑える方法かどうなのか正しくはわかりませんが、他機種との動作の快適さと比較してもベンチマークスコアはあまり変わらない数字がでるため、このベンチマークの数字についてはちょっと参考にしづらいでしょうか。

夏モデルの中でも発熱がしにくい、電池持ちは良好ではあるものの充電環境は用意しておきたい

LG Styleを使っていて好印象を持ったのは発熱がしにくいという点です。

他のハイエンド夏モデルが全体的に発熱がちょっとしやすい特徴・デメリットを持っている中で、LG Styleは発熱のしにくさというものが目立っています。

夏モデルのハイエンドスマホ、SDM845を使ったスマホは特に何もしていない時のCPU・バッテリー温度が30℃を超えている中で、LG Styleはその温度が28℃以下の時もあるほどに平常時から熱がない状態が続いており、Antutuベンチマークアプリのような高負荷で発熱しやすいアプリを展開しても32℃前後という非常に落ち着いたバッテリー温度を保っています。

これまで使ってきても熱を持ったのはアプリをまとめてダウンロードした時とワールドカップ実況でずっとスマホをつけっぱなしで更新などしまくった時ぐらいで、これまでレビューしてきたSDM845機種と比べると発熱にしっかり耐えてくれる機種であるのを感じています。

発熱が少ないためにも電池持ちも良好となっており、カタログスペックにおいて不安視されていた実働時間の短さというのもそこまで心配する必要はないでしょう。

ただ利用からしばらく期間が経ったら流石に電池の劣化というものは起きると思うので、いつでも充電できる環境を用意しておいた方がいいでしょう。

データプランの格安SIMでセルスタンバイ?発熱がしやすくなる

ただ発熱に関して発生を強く感じられた部分としてもう一つ挙げられる点として、MVNOのデータSIMを入れて使ってみたところ熱を結構持ちやすくなりました。

セルスタンバイ問題に近いような発熱となり、若干バッテリー消費も加速している印象を受けました。

端末の性能や機能的に格安SIMで使おうと考えている方も多いと思いますが、一部SIMとの相性というものが感じられるので利用には注意や妥協といったものが必要になってきます。

フルHD+のワイドディスプレイで大画面かつ持ち易いスリムな横幅

LG Styleの魅力の一つにはdocomo withスマホとして唯一ワイドディスプレイ化がされておりフルHD+の高解像度を得ている点が挙げられます。

LG Styleは5.5インチの大画面ディスプレイを備えていますが、こちらは他のdocomo withのような16:9のディスプレイ比率ではなく、縦に長い18:9のディスプレイ比率となっているワイドディスプレイとなっています。

5.5インチという大画面ではありますが、ワイドディスプレイ化によって横幅が69mmに抑えられている影響でスマホのサイズ感としてはスリムなものになっています。

グリップ感が手のひらの大きさに合う横幅になっており、持ち歩きや使用中のホールド力を高めてくれています。

持ち易さというのが実現しているサイズ感となっているので、長時間使用しても疲れない・違和感を覚えないようになっています。

大画面化を果たしながら持ち易いサイズです。

解像度はフルHD+ということで文字のくっきりさや画像映像の高精細さというのが実現されています。

docomo withではAQUOS senseがフルHDでしたが、若干この解像度の高さが負担となり動きの質に良くない影響を与えていましたが、LG StyleではRAMが4GBでSoCスペックも上がったためにフルHD+の解像度でも動きの悪さはそこまで感じません。

高精細な画面は長く付き合っていく機種としてスペックとして求めたいところですから、格安機でもこの解像度を得られるのは非常に嬉しいところです。

若干画面下部の方でバックライトが十分に行き届いてないところがあり、少し周縁部が暗くなっているところがでており、そちらは価格相応のつくりでしょうか。あまり求め過ぎてもしょうがないですが、この辺の甘さはネガティブな意味で価格相応になってしまいます。

全部入りを果たした豊富な機能性

機能

LG Styleは海外メーカーのスマホながら、本気でdocomo withの販売シェアを狙っているようで、docomo withスマホ全般の弱点である機能性というところを充実させてきています。

特に日本向け機能とされているものを全部入りしてきている他、耐久性の高さを上げて雨や雪、高温高湿の環境下でも正常に動作するような耐性の強さを持ったスマホとなっています。

またLG独自のスマホ機能もハイエンド向けのモデルからいくつか流用しており、そちらの便利さというものも魅力です。

LG Style 機能 機能概要
防水・防塵 IPX5/IPX8・IP6X
おサイフケータイ対応
ワンセグ/フルセグ 〇/×
生体認証 顔認証/指紋認証(ログイン/決済対応)
MIL規格 14項目クリア
(防水/防塵/耐衝撃/耐振動/耐日射/防湿/
塩霧耐久/高温/低温/低圧/耐熱撃)
急速充電
Quad Hi-Fi DAC
カメラ撮影機能 HDR/動画手ぶれ補正/マルチオートフォーカス
スマホ諸機能 ノックオン/指紋センサーショートカットキー/
スマートドクター/コンフォートビュー/ナビキー配置変更

この中ではDAC搭載というところが嬉しいポイントでしょう。これについては後述します。

機能では防水・防塵やおサイフケータイは当然のように搭載、廉価モデルの海外メーカー機では省かれがちなワンセグも用意されています。

安心して使える点としてはMIL規格の14項目をクリアしており、耐衝撃性や高温・高湿・低温環境下での利用も出来るようになっており、暑さや寒さの差が激しい日本で長く使うことのできる品質を持っています。

生体認証は顔認証と指紋認証が同時に使えます。

LGの機能としてはノックオンでの画面ON機能、指紋センサーのタッチによって複数の機能が使えるショートカット機能、メモリ管理や端末の最適化を行えるスマートドクターなどが用意されています。

エンタメ機能として嬉しいDAC搭載!高音質の音楽体験が格安機でも実現

dac

LG Styleに搭載されている機能の中でも特に目を惹くのがサウンド機能です。

LG Styleは一括4万円、2年実質1,300円のスマホという廉価モデルにも関わらず、高音質なサウンドを楽しめる「DAC」が搭載されています。

このDACはLG V30+のレビューでも書きましたが、個人的にLGスマホを買い続けている大きな理由となっている機能で、音楽ファイルはもちろんゲームやYouTubeの音源ですら高音質なサウンドに仕立ててくれるオーディオ機能の一つになっています。

通常オーディオ周りはSoCのサウンドボードに依存しており、普通のスマホではSoCが同じだと大体同じようなオーディオ周りの機能・再現性となっています。

ところがLGの機種ではサウンド周りをSoCではなくDACという独立したチップセットに任しており、従来よりも高音質かつ様々なチューニングが出来るサウンド再生を実現できています。

ハイレゾなど音源の品質に依存していないため、YouTubeなどの音楽動画でも十分に高品位なサウンドを再現できるようになっています。

チップセットの型番はちょっと調べることが出来ませんでしたが、LG V10やV20よりもコア数の多いQuad Hi-Fi DACを搭載しており、音質も確かに良いものを様々な音源で実現しています。

チューニング機能が大きくアップ

このDAC搭載によってLG V30+からはサウンドチューニングの機能も豊富になっており、それがLG Styleにも引き継がれています。

LG Styleのサウンドチューニング機能にはV30+よりも微調整が出来る箇所が一部で増えており、かなりバリエーションに富んだ調整を行うことが出来ます。

デジタルフィルターでサウンド特性を変えたり、左右のバランスを変えられる他、イコライザによるシーン別の調整なども多くの選択肢の中から行えます。

サウンド

これらが全ての音源に対して適用されるため、普通の音楽ファイルはもちろんのことYouTubeなどの音楽動画あたりでもこれまでにはない音質で体験することが出来るようになっています。

DAC搭載という格安機とは思えないレベルの付加価値を持っているため、大画面ワイドディスプレイと合わせて特にメディア視聴を中心にハイエンドスマホ以上の体験を得ることが出来ることかと思います。音楽・動画視聴に優れた音質を得られるという他の格安機種・docomo withスマホではまず得られないメリットがあるため、このDAC搭載は非常にメリットのあるものです。

ちゃんとしたDAPなんかとは対抗することはできないと思いますが、スマホ機能付きのDAPとして考えた時にこの価格と割引は非常にお買い得な機種と言えるでしょう。

メディアプレイヤーとして複数台持ちしても良い格安機となっています。

正確な生体認証

生体認証は2種類が使えます。指紋認証と顔認証です。

ハイエンドモデルでも指紋認証のみの機種もある中で2種類の生体認証を同時に利用できるというのは大きな利点です。docomo withスマホということを考えると認証手段のこの充実さは驚かされます。

認証精度については指紋認証はかなりしっかりと反応してくれるので、精度の鈍さにイラつかされるということは少ないと思います。

一方で顔認証は顔認証が作動するのが画面点灯時ということで、ノックオンや電源ボタンを触れて画面を点灯させないといけない手間があります。指紋認証ならば一つの行為でロック解除できる中で、顔認証は2つのステップが必要となるのは面倒な点です。

一応スマホを持った時に自動でスリープ状態が解除されて顔認証の移行に入りますが、割とその持った時にウェイクアップという精度とレスポンスが良くないために、顔認証についてはサブ的な用途のほうが近いです。

LG Style+docomo withの契約

LG Styleはdocomo withの契約ということで、その契約自体も大きなメリットとして考えることができるので紹介しておきましょう。

LG Style L-03Kはdocomo withの対象スマホになっているために、一括価格が安い上に高額な割引が常時適用されるという特徴を持っています。

価格としては以下の通り。

販売価格 40,172円
docomo with割引 ▲1,620円
実質価格(1年目) 20,732円
実質価格(2年目) 1,292円
実質価格(3年目) マイナス18,148円

一括価格は40,176円。これはdocomo withスマホの中では最も高額ながら、ドコモのスマホ全体の中では半額以下の価格設定となっています。スペックの高さが他のdocomo with機種とは違うため、この価格設定自体は妥当でしょう。

docomo withによる割引が毎月1,620円。docomo withの特殊性から割引が2年に限らず継続的に適用されるため、実質価格は2年のみならず3年後や4年後にも適用され長く使えば使うほど実質価格はマイナスになっていきます。

まず一括価格の安さは目を惹くでしょう。ハイエンドスマホが9万円や10万円といった金額をつける中で、LG Styleは40,176円と本当に安い価格を実現しています。

docomo with全体の中では高いですが、その分しっかりと長く使えるだけの機能と性能を併せ持った機種であることはここまでのレビューで書いた通りです。機能が足りない、性能が物足りないスマホが多かったdocomo withの中で、多くのユーザーが求める水準の性能・機能を満たした万能感のある機種となっているため、docomo withの中で高いと言ってもそれも妥当な内容だと感じさせます。

docomo withの中でも高性能なGalaxy feel、arrows Beといった機種と比較して5,000円前後高額になりますが、その程度の価格差で高機能・高スペックdocomo with機種を購入できるというのはコストパフォーマンスの良さを感じさせます。

そしてもう一つdocomo withの割引というのもLG Styleの契約において非常に魅力的なポイントです。

docomo withの割引は毎月1,500円(税込み1,620円)行われます。一括40,172円だけでもお買い得な価格設定ですが、それに割引まで適用されています。

しかもdocomo withの割引は月々サポートの割引とは異なる特徴を持っており、2年に限らず次に機種変更するまでは割引がずっと継続するという特徴を持っています。

ずっと割引が継続してくれるというのは購入理由として非常に大きなポイントになるでしょう。一度このdocomo withスマホを契約してしまえば割引によって長期間同じ料金で利用し続けることが出来ます。

スマホ代を安くしたい方、あまりスマホを買い替えない傾向にある方、特に中高年世代以上になるとスマホを買い替える機会が少なく、求める性能もそこまで高くなくて良いという使い方が多くなると思いますが、そうした同じ機種を長く使う方なんかは今回のLG Styleを契約すると料金の安さというものが契約期間中はずっと続くために非常にお得です。

具体的に今回のdocomo withの割引を使うとどのような料金になるのかを確認してみてもらうと、その安さ・お得さというのがわかりやすいと思います。

子回線 シェアオプション
シンプルプラン 302円
カケホライト 1,080円
カケホーダイ 2,160円
代表回線
(家族シェア親回線)
ベーシックシェア
(~5GB)
ベーシックシェア
(~10GB)
シンプルプラン 6,782円 9,482円
カケホライト 7,560円 10,260円
カケホーダイ 8,640円 11,340円
個人回線 ベーシック
(~1GB)
ベーシック
(~5GB)
シンプルプラン 2,894円 5,162円
カケホライト 3,672円 5,940円
カケホーダイ 4,752円 7,020円

通話定額ではないシンプルプランと家族でパケットをシェアするシェアオプションを組み合わせた契約になると、なんと毎月の維持費は280円(税込み302円)でずっと使えてしまいます。これだけの維持費の安さで使うことが出来れば、スマホ代の負担としてはかなり軽いものになりますから、家族でドコモのスマホを契約している内の1台か2台はこのdocomo with契約にしておくと大きく毎月の負担を減らすことが出来ます。

今回レビューしてきたスマホとしての実力の高さやスペックの良さというものに加えて、契約に関しても価格・維持費共に安いという非常に大きな魅力を持ったスマホがLG Styleという機種になります。

販売価格は一括27,216円に プランはギガライトがベストか

ドコモで新料金プランが始まったことによってLG Syleの価格が変更となりました。

これまでの4万円を超える価格から27,216円という非常に安い、というかドコモ最安値へと変更が行われています。

これによってLG Syleは買いやすさではドコモNo.1のものとなり、レビューでも示している通りスペックや実際の使い勝手といったところも良いために、コスパの良い契約というものが出来るようになっています。

プランに関してはdocomo withが適用できないものの、家族1人~3人までのギガライトプランでの利用であればdocomo withの割引がなくてもそれに近い料金で使えるため、端末価格の安さを考えるとコスパの良さというのはdocomo with時代に近いものになるでしょう。

ライトユーザー向けにはかなり魅力の高い金額でありプランが用意されていることになります。

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カメラは指がかかりやすく画角も狭い

褒めてばかりでは参考にならないと思うので、高負荷時の動作や一部環境下での発熱の他にも、ある程度デメリットと感じるポイントについてもまとめておきましょう。

カメラについては他のdocomo withスマホ同様に可もなく不可もなくといった感じで、とりあえずある程度まともに使えるという具合です。

暗所やコントラストの激しいところではノイズや白飛びなどが起きやすいです。

またレンズが端末上部の方についてしまっているため、横持ち撮影時に指が映り込みやすくなってしまっています。これは撮影中結構気になったところなので、注意が必要なポイントには間違いありません。

他にもレンズの画角が狭く、ある程度全体の様子を写真に収めたいと思ったときに普通のスマホカメラよりも1歩2歩後ろに下がる必要がありました。

カメラ回りの撮影機能はLGフラグシップモデル級のものが揃っているのですが、カメラ自体は至って平凡といった印象があります。

スクロールスクリーンショットや片手モードなど、機能の劣化が残念

LG Styleのちょっと残念なところにはLGのハイエンドスマホ向けに長く用意されていた機能が一部削除されているという点も挙げられます。

スクロールして長くスクリーンショットを撮れる機能や片手で使えるように画面が端に寄せて縮小する機能など、従来のモデルに搭載されていた機能というのが省かれてしまっています。

廉価モデルだから仕方ないのかもしれませんが、便利に使える機能としてあっただけになくなっているのは残念なところです。アプリで代替はできるものの、標準機能として残されておいて欲しかったポイントです。

長期間のdocomo with割引を活かす長く使える安定して性能の高いスマホとして強く勧めたい

docomo withの契約の特徴として、使い続けている間はずっと割引が継続して安いままに使えるというものがあります。割引の期間が定められていないため、長く同じ機種を使えばそれだけ割引も続いてお得な維持費で使い続けることが出来ます。

長く使うことで割引の特殊性を最大限に活かせるのがdocomo withなわけですが、従来のdocomo with対象スマホの一部にはその長い割引を活かすことが難しい性能・スペックの機種が販売されており、長く使う要件というものを満たすことが出来ない状況に一部ありました。

ですが夏モデルとして発売されたarrows Be F-04Kや今回レビューしたLG Style L-03Kに関しては、それまでdocomo withの弱点となっていた長く使うことの出来る性能というものをしっかりと満たしてきたスマホになっています。

特にこのLG Style L-03KはSoCこそarrows Be F-04Kと同じですが、RAMは4GBですし画面は5.5インチにフルHD+の解像度、各種日本向け機能かつDAC搭載という、利便性もエンタメ面も強化されている機種となっています。

長く使うことが期待できるスペックを持った機種として、LG Style L-03Kはdocomo withの特徴を強く活かしてくれるスマホとなっているのは間違いなく、レビューにもあるように重いゲームなどをしなければスマホとしての役割は充分に果たしてくれる安定感を持った機種です。

LG Style L-03Kは多くの方におすすめできるスマホでしょう。

スマホ代を安くしたかった方、安くても性能もしっかりしたスマホが欲しかった方、docomo withの契約を長期的に行うことを考えていた方、そうした方々を中心にライトユーザー向けにも非常におすすめ出来るドコモの格安スマホがLG Style L-03Kです。

docomo withのスマホとしては価格は高くなっていますが、その価格を支払う価値があるだけのしっかりしたスペック・機能・性能を持った使いやすいスマホですので、通信費を安くしたいがスマホもしっかりしたものを使いたい、と考えている方はこちらのLG Styleを契約すると満足度の高い契約をすることが出来るでしょう。

※追記:ここで前提としているdocomo withでの契約は出来なくなってしまいましたが、評価としては非常に高いものであるのは変わりません。

料金や価格の部分でもギガライトであれば元から安い料金が実現されている上に、端末価格が半額とまでは行かないまでも4割値下げを実現しておりコストパフォーマンスは非常に良いスマホになっています。

価格や契約プランは変わりましたが、おすすめ機種であるのは変わりありません。

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LG Style L-04Kに近いスマホのレビュー

こちらのLG Style L-04Kのように、安くて性能面でも期待できるスマホのレビューについてもまとめてあるので、そちらもぜひ比較・参考に気になったら見てもらえればと思います。

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