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auガラホ、AQUOS K SHF33/GRATINA 4Gの維持費と価格、機能やMNP一括0円情報について

今回の話題はauの4G LTE対応ガラホについてです。

他社では未だに3Gガラホ止まりのラインナップにとどまっているキャリアもある中で、auはガラホへの力のいれ具合が強いキャリアです。専用の2段階制パケットプランも、下限の通信量に余裕を持たせたガラホ向けの設定を行うなど、当初から充実した内容のプランや機能を揃えてきています。

2016年7月時点では質の高いボディを持ったAQUOS K SHF33とMNP一括0円で販売がされているGRATINA 4Gといった機種があり、どちらもデザインやコスト面、そして何より機能面でもガラホ運用のスタートに適してきた端末が揃ってきています。

今回はこの2つの機種をまとめてになりますがどういった維持費で使えるようになるのか、そしてauのガラホとしての機能の特徴、MNP一括0円情報などについても触れておきたいと思います。

SHF33とGRATINA 4Gの価格/毎月割

まずは価格と毎月割です。毎月割によって実質0円で契約できるパターンがあるのですが、auオンラインショップ含めて毎月割の設定は36ヶ月分となっているため、実質0円契約できるのは3年間の継続利用を前提とした場合に限ります。

そもそも一括価格が安めなのでそこまでこの3年という期間をネガティブに考える必要はありませんが、一つの注意点としては把握しておいてください。

ガラホ端末 AQUOS K SHF33 GRATINA 4G
契約方式 MNP/新規 機種変更 MNP/新規 機種変更
端末価格 45,360円(1,260円×36回) 10,800円/21,600円(300円×36回/600円×36回) 37,800円(1,050円×36回)
36回毎月割 ▲660円 ▲660円 ▲300円/▲600円 ▲1050円
実質価格 実質21,600円 実質21,600円 実質0円 実質0円

維持費

維持費についてですが、auのガラホではパケット定額プランについて従来の無料通話付きプランや通話定額のカケホプランの両方で2段階定額プランが契約できること、そしてそのプランの上限の安さや下限とされる通信量が余裕をもって設定されているというメリットがあることを考慮して、パケット定額プランは「ダブル定額(VK)」をベースにして計算しています。

カケホプランだとデータ定額2なども選べますが、それだと普通のスマホと変わらない料金になってしまうために、ガラケー系プランの特徴ともいえるダブル定額プランを中心とした料金プランを算出しています。

基本料は以下の通り。VoLTE対応ガラホでは4つのプランを契約することが出来ます。

  • VKプラン:1~21時のau間通話が無料
  • VKプランS:無料通話1,100円分付き
  • VKプランM:無料通話2,600円分付き
  • カケホ(電話カケ放題プラン/VK):電話し放題の通話定額プラン

これをベースにVKプランを利用した維持費を機種変更とMNPで算出しました。

AQUOS K SHF33
SHF33 MNP/新規 機種変更
VKプラン 1077
LTE NET 324
ダブル定額(VK) 540~
毎月割 ▲660 ▲660
合計(一括) 1281円 1281円
端末分割 1260
合計(分割) 2541円 2541円
GRATINA 4G
GRATINA MNP/新規 機種変更
VKプラン 1077
LTE NET 324
ダブル定額(VK) 540~
毎月割 ▲300 ▲1050
合計(一括) 1641円 891円
端末分割 300円/600円 1050円
合計(分割) 1941円/2241円 1941円

※7月12日時点の毎月割/端末価格を元にした維持費になります。

ガラホ機能について

維持費については以上のようになりますが、一応具体的なau 4G LTEガラホの機能についても触れておきましょう。

冒頭でも軽く触れたようにauのガラホは他社のものに比べても、製品に対する本気度が感じられ各種機能が今回かなり充実しています。

例えばドコモのガラホと比較しても、発売時期が異なるとは言え端末に搭載されている各種機能の充実っぷりや、プランのそもそもの契約設定自体に自由度があるという違いがあります。

機種や機能について比較をしてみれば、ドコモのガラホとして発売されたモデルはそもそも現在の最新モデルにあたる機種が2015年後半に出たSH-06GやF-05Gといったものしかなく、ラインナップの充実を図るという姿勢に欠けています。

auでは初期のガラホSHF31からどんどんとガラホ端末のラインナップを増やしていき、SHARP製のガラホは3機種目まで今回出ることになりましたし、京セラのお馴染みガラケーシリーズであるGRATINAもガラホ化させるなど積極的に投入してきています。

 

特に今回紹介した2つはauの弱点であるCDMA2000の酷い通話品質を克服する『VoLTE』に対応しており、auガラケーに長年まとわりついてきた問題点を克服しています。

更には通信機能ではドコモのガラホが3Gオンリー/Wi-Fi接続不可能というユーザーに優しくない機能性となっているのに対して、auのこの2機種では4G LTE通信に対応するとともにWi-Fiでの接続にも対応しています。

特にこのWi-Fi接続はガラケーでLINEをしたい方に非常に助かる機能でしょう。ドコモのガラホではLINEを使おうとしたら実質的にパケット定額を開放して、ガラケーなのに結局高額な通信料を支払う必要がでてしまいますが、Wi-Fi接続可能なauの4GガラホならばLINEを使いながらも通信費の節約を実現できます。

機能性の充実ではauのガラホラインナップは「これ一台」でも十分に運用可能なものを揃えています。端末発売ペースは早いものの、その中でしっかりブラッシュアップしていく姿勢は好感の持てるものでしょう。

 

そしてもう一つは専用のプランにおいて洗練された内容を既に構築している点です。

ドコモのガラホでは専用プランが用意されておらず、従来通りのガラケープランとカケホーダイプランのどちらかを選ぶ形になります。基本料の安いFOMAの料金プランならば、2段階定額の安いパケット定額プランを契約することが可能ですが、通話定額となるカケホーダイプランでは2段階定額プランは選択することが出来ず、もしもデータ通信をしたいならデータSプランかシェアオプションといったフラット定額系のプランを選択するしかありません。

Wi-Fi接続が出来ませんから、ドコモのガラホでカケホーダイプランを運用したい場合には完全に通信を諦めるかフラット型のデータプランへ加入するしかありません。カケホーダイプランでLINEを、と考えていた方には高額な料金での利用がドコモでは必要になってしまいます(補足:ドコモのガラホの場合Wi-Fiは使えませんが、Bluetoothテザリングによって通信速度は限定されるものの、スマホの通信網を用いて接続できる環境にはあります。2台持ちでデータプラン回線を使っているスマホがあるようなら、そうした使い方でパケットの節約が可能でしょう)。

またFOMAの料金プランで2段階定額のパケホーダイ・ダブルを契約してLINEを使おうと思った場合、下限の料金に収まるパケット通信量がガラケーサイト時代の設定のままであり、LINEや一般サイトを見るのに適したものにはなっていません。

パケホーダイ・ダブルでは下限に収まるパケット量が約500KBまで、上限到達にかかる通信量も約7MBの通信で達してしまい、ドコモのガラホをFOMAの2段階定額でLINEを使って楽しむというのは中々難しい通信量設定になっています。

※修正:2015年12月よりドコモのFOMAプランにおけるパケホーダイ・ダブルの運用において、下限のパケット通信量の値がガラホ向けのプランに切り替えられていました。spモード対応ドコモケータイ(いわゆるガラホ)では、93,000パケットまでその数字を上げています。93,000パケットというと約11MBということで、au側の下限に設定されている通信量と変わらない量となるので、デメリットとされていた料金プランの最適化という部分が既に克服されています。

上限こそ128MBまでにはなりますが、これだけの容量ならLINEはもちろん、出先でマップ確認なんかをしても上限請求の心配はそれほどないでしょう。

このパケット面でのauの優位性についてはドコモのプラン最適化によってほぼありません。むしろ通信量制限のないFOMAプランに対してVKプランでは2GBで通信速度に規制が入るauプランのほうが、パケット開放時に問題が出てくるかもしれません。

 

ドコモはこのプラン内容がガラホに最適化されていない点を今後改善予定としていますが、auではガラホ登場と共に専用プランを設けることで最適化を既に実施し運用を開始しています。

選べる基本料は維持費の点でも書いてあるように、無料通話付きで安い基本料のVKプラン各種と通話定額のカケホプランがあります。auの場合はVKプランというドコモのFOMAプランにあたるプランのみならず、カケホプランでも2段階定額のパケット料金「ダブル定額(VK)」を選ぶことができ、わざわざ高額な定額プランを契約しなければいけないということはありません。

またこの「ダブル定額(VK)」の料金が2段階制の下限に収まるパケット通信量が10MBからと、ガラホになって増加してしまうデータ通信量に対応した内容になっています。上限到達も190MBまでとかなり余裕のあるデータ量を使えますので、LINEの運用ぐらいだったら上限になることは中々ないレベルのプラン内容です。Wi-Fi接続も可能となっており、うまく自宅内での通信を節約することで下限内でも収まる可能性もあるでしょう。

このようにauのガラホは機能性やプラン内容で相当な充実度が見られ、ガラホとして想定される使い方として理想的な運用が可能となっています。

 

MNP一括0円のGRATINA 4G

さて、今回は2016年7月に発売されたAQUOS K SHF33の他にGRATINA 4Gについても維持費の計算等をしています。

こちらは2月に発売された機種ですが、このタイミングでの紹介となった理由として、現在街のケータイショップなどでMNP一括0円販売がされていて、のりかえを前提とした契約ですとそこそこなお買い得ガラホとなっています。

MNPのガラケーとしては同じく4G対応501KCの159円運用がSoftbankで可能になっているため、正直同じMNP案件としてはGRATINA 4Gのほうは劣るのですが、SoftbankやY!mobileのユーザーの場合には159円の契約ができませんから、代替のMNP案件としてはこちらもありかもしれません。

[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/2016/05/501sh-159/”]

GRATINA 4GのMNP一括0円は、159円のSoftbankガラケーのりかえ割よりもランニングコストは見た目では高くなっているのですが、一括0円ということ(159円ガラケーは一括2万円弱)、そしてショップでは0円以外にもキャッシュバックが付いてくるという点もこの契約の大きなメリットです。

ネットからの契約が可能なレクサスプランニングでも1台につき8,000円のキャッシュバックが付いているため、実際の店舗では1万円を確実に超えるキャッシュバックが期待できるでしょう。詳しい条件はわかりませんが複数台で10万円近いキャッシュバックを行っているお店もあり、このキャッシュバック分もコストの勘定にいれると、159円運用にも劣らない内容の契約になることでしょう。

機種変更ならオンラインショップで十分に良い契約が出来ますが、MNPだと流石に店頭のキャッシュバックを求めたいために、Twitterなどでよい条件のお店を検索するようにして契約してください。

 

というわけでauにおいてはガラホの機能性が他社よりも圧倒的に充実しており、MNP一括0円といった販売もされているので、他社の機種に比べても契約しやすくまたその価値もあるのではないでしょうか。

POSTED COMMENT

  1. 柴木 倒 より:

    ドコモの「ドコモケータイ(SPモード)」のFOMAプランではパケホーダイダブルの下限は約10MB、上限開始は約128MBです。(これに変更になったのは2015年12月だったはず)

    それとauの「ダブル定額(VK)」はデータ使用量が2GBを超えると通信速度が128Kbpsという使いものにならない速度になることが書かれていませんね。
    これ、とても大事なことだと思いますけど。

    • smaho より:

      この変更完全に把握してませんでした・・・。
      ご指摘本当にありがとうございます。
      早速ガラホ関係の記事全般を修正したいと思います!

      • 柴木 倒 より:

        どういたしまして。
        時間がなくて書きもらしましたが、SH-06GではBluetoothによるテザリング(子機モードのみ)によるパケ代節約も可能な事を加えてもらえないでしょうか。m(__)m

        • smaho より:

          とりあえずこの記事含め関連記事で修正を開始しています。
          ご指摘本当に助かりました。

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