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MVNO

UQ mobileはおすすめ?メリットや評判、口コミについて

今回はau系の回線網を利用したMVNOであるUQ mobileについてその特徴をまとめてみたいと思います。

結論から言ってしまえばUQ mobileはMVNOの中でもトップクラスにおすすめ出来る格安SIMの一つです。

選べるデータ通信量の少なさや、使えるスマホがauの周波数帯にあったもの、3G通信が出来ない仕様であるなどの問題点も複数ありますが、UQ mobileはその特殊な性質によってかなりMVNOの中でもMNO(キャリア)からの優遇を強く受けている事業者になっており、MVNO独特の通信速度低下などの弱点を受けにくい性質を持っています。

弱点が弱点にならないMVNOということで、ユーザーにとっては実際かなり使いやすい格安SIMであることは間違いなく、おすすめ度でも非常に高いものになっています。

今回はそうしたUQ mobileの特殊性についての説明と各種機能や特徴の紹介、そしておすすめのスマホの組み合わせなんかをまとめてみたいと思います。

UQ mobileの特殊な立ち位置を時系列別に

KDDIバリューイネイブラー時代

UQ mobileについて色々と説明する時に、まずその特殊な成り立ちというものを明らかにしないとUQ mobileの特性やメリットというのが伝わらないでしょう。ですのでまずはその点について説明しましょう。

UQ mobileはMVNOの中でもかなり特殊性があります。

それを説明するにはまずその生い立ちから話をしなければなりません。

UQ mobileは元々KDDIバリューイネイブラー(KVE)という事業者によって運営されていたMVNOです。このKVEはKDDIが株を100%所有する完全な子会社でした。

キャリアの子会社がMVNOとして格安SIMを提供するということで、やり方や形こそ異なる部分がありながらもSoftBankとY!mobileの関係性にも似たような立ち位置で提供が開始されました。

UQ mobile発足当初は、料金プランも少ない上に機能性もよろしくなかったこともあり、評価のほうはさほど高くありませんでした。ですが次第にそうした料金プランなどよりも速度などの使いやすさのほうが大事という、MVNO選びにおける新たな価値観が広がる中で、その評価がじわじわと上がっていった経緯があります。

というのもUQ mobileは発足当時からほとんどau本家の通信回線に劣らないほどの、素晴らしい通信速度と通信環境を提供してきて、「速度が低下しないMVNO」として非常に高い評価を受けるようになりました。実際スピードテスト比較などをしていていも、このKVE時代のUQ mobileはほとんど本家のau回線と同じような速度で使える、しかもそれが980円から体感できるということで、モバイル好きのユーザーから評判が良くなっていました。

ですがこのUQ mobileの通信環境について、あまりにもMVNOとしては環境が良すぎるということで、一部のユーザーらがUQ mobileがどのような通信経路になっているのかを調べたりしていました。

そこでわかったのは当時のUQ mobileはほぼau本家の通信経路を間借りしているような状態であり、それ故に速度は速いしユーザーが増えても低速化するようなことのない、「チートSIM」であることが判明しました。

実際当サイトでも色々調べていく中で、ドコモから唯一メールアドレスをauに所属するキャリアメールの一つとして認証されて迷惑メールにならない(LTE NETがバックボーン?)という点や、IPがほぼLTE NETと同じ接続先というのが判明しており、明らかにUQ mobileは特殊な存在でした。

こうした特殊性があったために、UQ mobileは「速度が低下しないMVNO」として高い評価が集まっていました。そしてMVNO格安SIMとしてはあまりにもチート過ぎるために、他社が対抗できない最強に近い存在でした。

しかしそれも運営事業者が変更となることで状況が変わります。

UQコミュニケーションズへと変更

こうしたKVE運営という実質的なauのサブ回線運用がされてきたUQ mobileなのですが、2015年11月よりKVEから同じくKDDIとの関係が非常に深いUQコミュニケーションズへと運営が変更になるという変化が起きました。

UQコミュニケーションズもUQ WiMAXでKDDIと強い関係をもった事業者ですが、この変更を機にau本回線にそのまま接続する方式は終了し、他のMVNOと同じようにUQ mobileはお昼頃などの人が多くなる時間帯に帯域が混雑して速度が低下するような自体に陥ることとなってしまいました。

UQコミュニケーションズに移ったことによるこのau本回線との接続終了について、詳しい理由は不明ながらも、ある程度の予想としては他社MVNOからの反発が予想された共に総務省のタスクフォース内でのツッコミを恐れたとの見方が一つあります。

高額な金額を払ってauの帯域を借りてMVNOを運営しているmineoや法人のIIJからしてみたら、子会社のMVNOが何の苦労もせずに速度低下とは無縁の通信網を提供しているというのは納得のいかない処置でしょう。

当時迫っていたタスクフォース内では実際につっこまれるようなことはありませんでしたが、その後のパブコメ内ではmineoが名指しこそしなかったものの、キャリアからの帯域優遇の不公平さを批判する内容のコメントが総務省に出されてもいました。

こうした問題を避けるために速度を普通のMVNOと同じようにした、かどうかはわかりませんが、とにかくUQ mobileは一旦UQコミュニケーションズに移管されてからはKVE時代の速度の優遇がなくなっている状態でした。

Y!mobile対抗とauとの販路共有路線へ

しばらくはUQ mobileも過去の特別扱いを感じさせない、並みのMVNO程度の通信環境に落ち着いていたのですが、これが2016年7月ごろからまた様相が異なってきました。

2016年2月より総務省による実質0円規制が実効力を持ってくるようになった中で、格安SIMと共に準キャリア回線という分類が可能なY!mobileが契約として非常に人気が高まってきました。

Y!mobileでは通話定額プラン+キャンペーンで2GBからのデータ通信量+1年間は1,000円引きといった魅力的な料金プランを提供することで、格安SIMの通話プランよりも安い料金を場合によってはスマホ付きで契約することが出来ます。

過去の販売ランキングではドコモやau、SoftBankの人気機種ばかりが並んでいたのが常でしたが、今や普通に2機種ぐらいをY!mobileはトップ10に入れてくるぐらいの人気っぷりを見せています。

このY!mobileの攻勢にシェア2位争いでSoftBankとやりあっているauは危機感を覚えているようで、一部料金プランを工夫した上で機種限定のY!mobile対抗プランなどを繰り出しています。ただau単独ではY!mobileの格安路線に対抗できないために、同じような立ち位置だったUQ mobileを使ってY!mobile対抗を始めようとしています。

「ぴったりプラン」というY!mobileそっくりのプランを用意し、キャンペーンによるデータ通信量の増加も実施して完ぺきにY!mobileに追随しています。更にこれまで繋がりの素振りを一切表には見せていなかったauとUQ mobileですが、この対抗プランが出そろったところでauショップでもUQ mobile契約のサポートを行うなど、ついに共闘路線を隠さなくなりました。

このサブブランド回帰によって、料金プランだけでなく速度でもY!mobileに近い状況へと復活している兆しが見えるようになっています。

かつてのUQ mobileのようにauと同じような速度というわけではありませんが、多少は優遇感の見える通信速度になっています。お昼でも速度が落ちにくくなっており、ほとんどの時間帯で中速で通信できるようになっています。

 

このようにUQ mobileは路線変更を繰り返している経緯がありますが、現在はY!mobile化=サブブランド化によって通話定額プランの充実や、再びの通信速度の安定化が図られています。

特に通信速度の安定は格安SIMの弱点を大きく補ってくれるものであり、多少高額な料金になってでも求めたいところでしょう。UQ mobileならば3GBのデータプランを980円から手に入れることが出来るため、格安SIMと同じ料金でキャリアの裏サポートの入った回線を使えてしまうメリットがあります。

UQ mobileについて回線速度や回線品質について語る前に、まずはこの特殊な成り立ちについて理解しておく必要があるでしょう。

 

UQ mobileの料金

UQ mobileの料金プランは2種類のタイプがあります。通常の音声通話プランとデータプランからなる契約と、音声通話定額プランをベースにした契約です。

まずは一般的なプランの料金についてを説明しましょう。

UQ mobile 3GBプラン 無制限プラン
データプランのみ 980円 1980円
音声付帯プラン 1680円 2680円

一般的なプランは3GBと500kbpsの速度に制限された無制限プランの2つのデータプランに、音声通話プランを組み合わせる形を契約することが出来ます。データプランはこの2つしかなく、他社に比べると選択肢が薄いのが正直なところです。

3GBのデータ容量を使い切る、またはターボ機能をOFFとした場合には200kbpsの通信速度に制限されます。500kbpsの使い勝手については以下の記事でレビューしているので参考にしてください。

もう一つのプランはY!mobileに対抗した「ぴったりプラン」です。こちらのプランの詳しい説明については後述しているのでここでは料金プランのみを紹介します。

UQ mobile ぴったりプラン1GB/30分無料通話 たっぷりオプション付き3GB/60分無料通話
料金 2,980円 3,980円

ぴったりプランは完全にY!mobile対抗で、たっぷりオプションを追加することでデータ容量や通話無料時間を2倍にできる点もよく似ています。

 

UQ mobileの機能

UQ mobileの格安SIMにはどんな機能・オプションがあるのかを確認してみましょう。UQ mobileは他のMVNOに比べても機能性では乏しいとされていますが、マイナーな機能を見てみると他社にはない独自のものがあるために、使い方が合うようならば便利さが増してくる格安SIMになります。

docomoへとキャリアメールとして送信可能

UQ mobile独自の機能として200円で追加加入できる@uqmobile.jpのメールアドレスが、docomoへの送信の際にキャリアメール扱いされるというものがあります。

domei

通常、MVNOのメールアドレスはPCメール扱いとなり、キャリア回線のメールアドレスに送信する場合に、迷惑メール扱いをされたりPCメールを受信しないというフィルタリングに引っ掛かって送信できないということがよくあります。

LINEなどで連絡を取り合う仲ならば問題ないかと思いますが、これまでは格安SIMへの乗り換えではメールしか知らない間柄にはMVNOへ変えた際の連絡というものがとりづらくなっていました。

それがUQ mobileではauの本回線に近い存在であるということで(噂ではLTE netがバックボーンとなっていて実質的に@ezweb.ne.jpと同等)、docomoではMVNOのなかで唯一独自ドメインのメールアドレスをキャリアメール扱いをして受信できるようにしています。

このためUQ mobileならば、相手がメールアドレスに強めのフィルタリングをしていても、それを超えてメッセージを届けることができるので、MVNOに変えても連絡を取り合うことができるようになっています。

バースト転送

UQ mobileでは低速時200kbps回線(ぴったりプランは300kbps回線)となり、これをアプリによって任意に高速/低速をコントロールすることができます。

この200kbps回線についてですが、通信開始時にバースト転送機能が含まれており、読み込み開始時の数十KBほどは通信規制にはかからないという回線の調整がされています。

バースト転送機能はIIJグループの回線が名付けた機能名で、こちらでは75KB=約3秒ほどの通信を高速通信対象としていますが、UQ mobileのバースト転送は具体的に規制がされる転送量というのは明かされてはいません。

ですが体感としてIIJグループのものよりも長く高速通信が続いている印象があり、実際のスピードテストグラフでも持続した通信を確認できるので、かなり快適な低速回線にはなっています。

機能の一つとして大々的に告知はされていませんが、ちゃんとこうした快適さを増す機能も含まれているいるので便利です。

iPhone 5s契約は専用SIM

なお余談にはなりますがiPhone 5s契約時のUQ mobile回線は、専用SIMかつ専用APNが用意されていて、通常のUQ mobile契約SIMとは仕様が異なっています。一応キャリアプロファイルから専用SIMのAPNはわかっているのですが、これがAndroidのSIMフリースマホで使えるようになっているかは定かではありません。

場合によってはこのSIMはiPhone用としてIMEIロックがかかっている可能性があるため注意してください。またAPNが異なるために、iPhone 6以降の機種で利用する際に今までの構成プロファイルではなく公式のキャリアプロファイル等を入れる必要も出てくるかもしれません。

不確かなところが多いですが、それだけUQ mobileのiPhone契約には不明な点が多いので、運用には注意してください。

UQ mobileの良さ

通信速度

通信速度はMVNOの中でも低速化しすぎないため非常に優秀

UQ mobileのメリットについて考える時に、その一つに挙げられるのはなんといっても通信速度でしょう。

UQ mobileは通信速度がMVNOの中ではかなり高い安定して速いSIMとして知られています。

元々au本回線を使っていたこともあり、そのころの評判が多いのはもちろんありますが、au回線から離れた後でも比較的安定してお昼は速度低下を起こさず、夕方以降も3Mbpsを下回るようなことのほとんどない中速以上の回線を提供してきています。

更にここ最近は上記のau回帰以降速度状況が更に改善されてきた印象もあり、安定感を増してきています。

UQ mobileはauから発売された白ロムか一部のSIMフリースマホ、そしてUQ mobile販売端末でしか使えないという問題点はあるものの、速度の良さで選ぶなら必ず候補に入れるべき品質の高いMVNOとなっています。

メリットとして通信速度は見逃せない点でしょう。

iPhoneにキャリアプロファイル配布は回線品質向上のヒントか

UQ mobileがauとの結びつきを再び深めたというのは上記に記載している通りですが、その裏付けの一つでありユーザーにメリットのある点として、Appleからキャリアプロファイルの提供がされているという点です。

このキャリアプロファイルが提供されている事業者は、docomoとau、SoftBank、そしてY!mobileしかありませんでした。MVNOでは構成プロファイルを用意しているものの、それはApple公式のプロファイルではなく独自に設定をしたもので、公式に出してくれるほどの影響力を持っていません。

UQ mobileでもMVNOということで本来なら公式のプロファイルをAppleに提供してもらえるような影響力も交渉力も持っていないはずですが、これが提供できるようになった背景にはKDDIが力添えをしているのが伺えます。

こうした環境の変化からやはりUQ mobileはMVNOとしての立ち位置がサブキャリア的になって来ていると言えそうです。

Y!mobile対抗のぴったりプランは新規契約でY!mobile以上にお得

UQ mobileでは通常の3GBや無制限なデータプランの他に、Y!mobile対抗の「ぴったりプラン」を提供しています。

「ぴったりプラン」では通話定額プランをベースにして提供しています。

形はほぼY!mobileのスマホプランと一緒です。ぴったりプランがスマホプランS、たっぷりオプションがスマホプランMの対抗となっています。

料金もデータ容量は完全に対抗、通話定額の形は無料通話型のプランになっています。詳しくは先ほどの料金プランのようになっています。

現在はY!mobile対抗キャンペーンとして、データ容量と通話時間をそれぞれ2倍の容量にされる「W増量」、1年間のみ毎月1,000円引きの特典が受けられる「イチキュッパ割」が実施されています。

このため通話込みで契約する場合には通常の料金プランよりも多少割高と言ってもコストパフォーマンス自体は良いものになっています。

解約には2年の更新契約が必要ということで、完全にキャリアモデルのプラン構成となっています。

ぴったりプランは基本的にY!mobileの対抗ですが、所々異なる点もあるのでそちらをメリット・デメリットで比較を上げてみましょう。

ぴったりプランの優れている点

  • 月ごとの無料通話なので、1回10分を超える通話でも無料対象内
  • 新規契約でもMNP契約でも変わりない端末割引(マンスリー割)
  • 速度規制時には300kbpsの余裕のある通信速度

ぴったりプランの劣る点

  • シェアプラン・家族割引サービスに相当するものがない
  • 店頭でのサポートがほとんど期待できない
  • 総合的な通話時間はY!mobileのほうが上

ぴったりプランは割と一人でUQ mobileを契約する場合にメリットが大きくなりやすいでしょうか。

まずスマホセットでぴったりプランに加入する場合、スマホの購入負担を和らげるためにマンスリー割というものが適用されて、実質的に1万~0円ぐらいでスマホ端末を安く購入することが出来ます。これはY!mobileでも月額割引として採用されているのですが、Y!mobileの場合だとMNPに比べて新規契約は割引が下がってしまいます。UQ mobileではこの割引額の変動が契約方法によって異なるということは無く、同じ割引額でどちらの契約もすることが出来ます。契約方法によって優遇のされ方が異なるということはないのです。

無料通話もY!mobileでは1回10分間まででそれを超えると課金が始まってしまいますが、UQ mobileでは30分~最大120分までを1回の通話としても無料になるため、一度に通話する時間が長い人にお得な契約内容となっています。

そして通信容量を使い切った後、もしくはターボ機能をOFFにした後は通常200kbpsの規制速度なのですが、ぴったりプランのみは300kbpsと低速通信の速度が上昇させられており、規制速度でも使いやすくなっています。128kbpsの速度に落ちるY!mobileはかなり使い勝手が悪くなるため、それ以上の速度を見せるUQ mobileは低速後のことも考えるとメリットがあると言えます。

Y!mobileに劣っている点ではオプションやサービスの類で見られます。

Y!mobileでは一つの回線契約で複数のSIMカードを使えるようになるシェアプランや、家族でY!mobileを契約したときに適用される500円/月の割引である家族割引サービスといったオプションや割引サービスの充実がされており、割引や機能性の充実がかなり図られています。UQ mobileではこうしたものに対抗するサービスがないために、明らかに劣る点として挙げられてしまうでしょう。

また総合的な通話時間では300回も月に10分通話が無料になるY!mobileのほうが、よく電話をする人にとっては明らかにお得であるという点も劣ってしまうところでしょう。

それでもメリットのところにあるように、UQ mobileの良さも多くあるためにこうした点に魅力を感じるならばY!mobileの代わりにぴったりプランを契約しても良いでしょう。

設定方法

UQ mobileの設定には以下のAPN設定項目の入力が必要なので、まずはそちらの入力項目を把握しておきましょう。

 

これを後は各種Androidのネットワーク設定に入力していけば通信可能な状態になります。

その設定画面に入るまでを説明していきましょう。

まず各種スマートフォンから設定メニュー画面に入る必要があります。アプリとして設定項目へのショートカットを用意しているスマホもあれば、ナビゲーションバーから設定に入るなどしてまずはこの画面を目指しましょう。

ここからデータ通信の項目を選択して、モバイルネットワークというものを選択します。そうするとその中にアクセスポイント名なる設定項目があるため、この中に入ります。そうすると先ほど紹介したAPN設定の項目を入力できる設定画面が出てきますので、上記の入力項目に対応した文字列を入れれば完了です。

Androidの場合は設定画面への入り方や名称が微妙に異なるため一般化は出来ませんが、大体がこの流れで入力することが可能です。

iPhone/iPadの場合は構成プロファイルを公式ページからWi-Fiなどでダウンロードすれば、こうした設定など無しに利用することが出来ます。

おすすめスマホ白ロムの組み合わせ

UQ mobileではiPhone 5sをはじめとした自社から販売するセット端末を複数扱っていますが、iPhone 5sを除けばどれもコストパフォーマンスが悪めの機種が目立っています。

その理由としては新品の白ロムとして購入できるauネットワーク対応スマホが、性能が良いにも関わらずUQ mobileの販売するスマホの価格よりも安く購入できるからです。

iPhone 5sの契約は専用SIMと専用APNとなっているために、直接UQ mobileから購入したほうが良いですが、Androidスマホの場合には白ロムを新品購入してSIMカード単体契約したUQ mobile回線を利用したほうが良くなっています。

この項目ではそのおすすめの白ロムと、VoLTE対応SIMカードの特殊性について詳しく解説してみたいと思います。

VoLTE SIM/VoLTE対応スマホはSIMロック解除後に利用可能

まずはVoLTE対応スマホを使う方法についてです。

auの白ロムをおすすめする内容にはなるのですが、このau白ロムスマホはVoLTEに対応している新しめの機種を購入してUQ mobileで使う場合には注意点が出てくる仕様となっています。

というのもauの通常の4G LTEスマホの場合は、特に何もせずにSIMカードを入れてUQ mobileのAPNを入力すればすぐさま使えるようになるのですが、VoLTE対応スマホの場合にはその方法では利用できなくなっています。

VoLTE対応スマホの場合、通常のUQ mobileのSIMカードでは使えずVoLTE対応のSIMカードを契約する必要があります。そしてVoLTE対応スマホのほうでも「SIMロック解除」の操作をしておかないといけません。auのVoLTE対応スマホは最初からSIMロックがかかっており、これがUQ mobileなどの同一回線網を使うau系MVNOにも適用されてしまいます。そのため「SIMロック解除」をしてからでないとVoLTE対応スマホは使えません。

しかもこのSIMロック解除の受付は、購入がされてから「半年以上」経過していないと手続きがされません。このため、auのVoLTEスマホを白ロムとして購入して利用しようと思った場合、SIMロック解除がなされているものか購入から半年以上たった機種でないと買っても使えなくなっているので注意してください。

このため基本的にUQ mobileを含むMVNOでは最新のauスマホを新品で買ってMVNOで使うという方法が利用できず、最低でも半年は待たないといけないものになっています。

白ロムショップでは既にSIMロック解除処理が行われているものや、SIMロック解除が可能な期間に到達した(auショップへ持ち込み自分でSIMロック解除する必要あり、要2,160円)という情報が白ロムの備考欄などに書いてあるため、購入時にこの期間について心配する必要はないのですが、こうしたひと手間かかる仕様になっているので注意してください。

またこれとは別の注意点として一部の初期VoLTE対応スマホはそもそもSIMロック解除が出来ずUQ mobileでは使えない端末というものがあります。

具体的には以下の機種ですが、これらは白ロムを買っても使う方法がWi-Fi運用かauの純正契約のみでしか使えません。こちらはMVNOで使いようがないので購入しないようにしてください。

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Xperia Z4 SOV31,HTC J butterfly HTV31

まず上記で説明したVoLTE機種の中から3万円前後で購入できてデザインや性能が良いものから。

VoLTE対応機種の中でも目立って安くなっているのがXperia Z4とHTC J butterflyです。この2機種はデザイン性も高く性能も良く、au白ロムの中ではコストパフォーマンスが良いほどに安い機種です。

まずは問題点から述べていきましょう。

この2機種の最大の弱点は発熱です。特にXperia Z4はかなり問題のある機種として有名でした。比較的HTC J butterflyはまだマシですが、Xperia Z4については結構強い発熱を持つのでこの点はかなり注意がいる点です。

発熱があるにも関わらずおすすめする理由としては、やはり性能に比べも安いというメリットがある点、それにXperia Z4はAndroid OSのアップデートが行われてからかなり発熱の加減が収まってきたこともあり、かつてほど酷くなくなったという点がその理由です。

発熱がそこまで酷いものではなくなってきたため、コスパを考えると少なくともUQ mobileが販売しているスマートフォンよりも確実に良いものになっているかと思います。

HTC J butterfly HTL23

もう一つのおすすめはSIMロック解除不要な4G LTE機種のHTC J butterflyです。先ほどのHTV31ではなくこちらはHTL23という型番になっています。

こちらも同じく3万円前後です。

性能面では前の2機種がSnapdragon 810なのに対してこちらはSnapdragon 801。若干性能自体は劣りますが、普通のスマホの利用シーンでは性能差に気づかないぐらいの差ですし、何よりも発熱が起きにくいCPUですのでスペック差はあるものの快適に使えるという点では前2機種と比べても上かもしれません。

同じような価格でスペック上の性能は劣るものの、実際の利用シーンではより安定した使いやすいスマホが手に入るでしょう。

弱点はOSアップデート対応が今後期待できないという点です。2年以上使えるスペックは十分にあるものの、一部のアプリ(特にゲーム)なんかは非対応になる可能性があります。スペックが良いだけにこの点は注意が必要です。

これさえ許容できれば、先の2機種に比べてもそこまで性能が下がるわけでもなく2年以上利用できる性能もありますし、防水・防塵付きで3万円ちょっとというコストパフォーマンスの良さもあるため、個人的には一番におすすめしたい機種になります。

iPhoneの構成プロファイルはページが隔離中

なお白ロムとしてはiPhone 6や6sといった機種も実は使えます。

iPhone 5s向けにAppleが配布している公式プロファイルでは使えなくなっていますが、iPhone 6や6sでもUQ mobileがこれまで独自に提供していた構成プロファイルを適用すればiPhone 6や6sの白ロムで利用できるようになります。

ただしこのUQ mobile独自の構成プロファイルですが、現在公式HPのページがUQ mobileトップページ等から巡ることができず隔離されたページとして存在しています。

https://www.uqwimax.jp/support/mobile/guide/apn/ios2.html

このため構成プロファイルを得るにはこの独立したページを探してファイルを利用する必要があります。

また構成プロファイルを独立させているということで、今後このページが消滅した場合にiPhone 6や6sの利用に支障がでる場合があります。そういったリスクも踏まえた上で利用するようにしたほうがよいでしょう。

リスクを取りたくない場合はUQ mobile公式販売のiPhone 5sが適しています。

UQ mobileのおすすめ度

UQ mobileについての個人的なおすすめ度はかなり高いです。au系の周波数に対応したスマートフォンを用意しなければならない問題はありますが、それさえ問題視なければMVNOの中では1,2に位置するほどに回線品質の高いMVNOとなっています。

格安SIMとしては他社でこのUQ mobileに匹敵するMVNOというのはまずありません。一時期のmineoやIIJmioが期間限定ではあるもののUQ mobile以上の良さを各比較ポイントで見せていましたが、ここ最近のUQ mobileの安定感の高まりやiPhone取扱いとそれに伴うKDDIとの結びつきなどは、もはや普通のMVNOには太刀打ちできないほどに強力なものになっています。UQ mobileの品質の高さに対抗できるものとなると、それこそY!mobileぐらいしかなくなってくるでしょう。

au系回線ではより快適な利用をしたいのならばUQ mobileを選んだほうが良いでしょう。mineoのaプランもかなり努力して対抗はしているものの、UQ mobileに真っ向からは立ち向かえるだけの性能はありません。

docomo系MVNOへの対応が中心のSIMフリースマホで活用できるものが少ないという弱点はありますが、それも回線品質の高さというメリットがあれば十分に許容範囲でしょう。

使えるスマホは少ないものの、通信速度や機能・サービスの特殊性は他社が真似できないところであるのは確かであり、格安SIMとして選ぶ価値のある回線としておすすめします。

 

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